あれからダンナくんの状態は、ほとんど変わりませんでした。 毎週、診察を受けて 薬を変えてもらったりしていますが あんまりにも痛みが酷いので どんどん薬が強くなって、 体への負担が大きくなっていきました。 それでも、 振動で痛みが増すからと 普通に笑うことさえできません。 私に心配かけまいと 苦しそうに微笑むダンナくん…。 私に何ができるんだろう。 何ができるというのだろう。 育児と介護を経験したお陰で、 看病でも予想以上にその経験が活きて 思いつくことはどんどんやるのだけど、 ふと自分の無力さに呆然としたりします。 ところがこの前、 また新しくかえた薬がついに体にあったのか ずいぶん痛みが押さえられたらしく ついに笑うことも時々できるようになりました。 ご飯をもりもり食べて、笑っていると、 それだけでもう治ってきた気がして、すごくうれしかったです。 ついにここからV字回復していくんだと ホッとしました。 (その時は…。) あ、でも、新しい薬って、 体への負担がもっともっと高いのかな。 こんなに急に楽になるなんて、 危険な薬だったらどうしよう。 お医者さんの処方とはいえ、大丈夫なのかな…。 「ねえ、新しい薬って、今までのよりももっと、一番強い薬なの? なんて書いてあるの?」 えーっと、ちょっと待ってね、と ダンナくんは薬の説明書き(ドイツ語)を読みました。 すると (・⊆・) 「えーと このくすりは… 飲むと 死んじゃうパーセントが少しあります。 と書いてあります。」 いいのか?!それ! 心配していたけれど その後も、 また医者に何かを切り取られたりして 激痛状態は一進一退でなかなか変わらず、 ずっと寝込んでいます。 その患部を見ると、私はどうしてもクラクラして しばらく具合が悪くなるもんだから ダンナくんは自分で消毒する、もう見せない、と言うので しばらくずっと見ていません。 今、どうなってるんだろう?? (*´ε` *) 「ねえ、お医者さんが新しく切り取ったのって、 何とったの? …ダークマター?(暗黒物質)」 Σ(°⊆°) 「だ、Dark Matter?ボクから?あはははは!」 せめて楽しいことがあったらいいのになぁって、 ついボケたくなります。 とりあえず ダンナくんが普通に「笑えること」ができるだけで 私はうれしいです。 義母と違って、治療方法があることがうれしいです。 きっと良くなるんだ、きっと幸せになるんだと信じて、 一日一日をがんばっています。
2 コメント
ある
11/7/2012 08:02:29
本当に早く快復されることをお祈りしております。ハイジさまもお身体ご自愛ください。
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ミユ
25/7/2012 13:34:45
久しぶりにブログを見たら大変な事になってしまってたのですね。
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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