チョコレート・アイスクリームの豊かな口ひげをたくわえた、我らがユーマ部長。 キッチン隣の小さな子供部屋が、ユーマ部長のオフィスです。 部長はお気に入りのミニカーやロボットで、いつも何かのシュミレーションをされるのが日課です。仕事熱心な方で、「ぶっーぶー!ばばーん!わー!」などと、白熱したやりとりを飽きもせず、毎日同じように続けます。 その間、私は秘書として、キッチンで料理や掃除、パソコン作業などをしています。 部長はご自分のプロジェクトに夢中になられていても、時々ふと気がついて、私のことをご心配されるようで、手を止めて開きっぱなしのドアの向こうから (〃'∇'〃) 「いるかね…?」 と、いつもの口調で私に声をかけてくださいます。 「いますよー。」 返事をしますと、またミニカーたちが音をたてて作業が再開されます。 ハードボイルドなユーマ部長は、こちょアイスをご卒業されて、もっとカカオが濃いビター味を好まれるようになりました。アイスクリームも板チョコもビターがご希望で、普通のミルクこちょアイスは私にくださいます。 (こちょ部長のエピソードはこちらのページです。) 最近、特にお気に入りの飲み物が、カフェインレスコーヒー。 通称「ユマのコーヒー」。 いつもブラックで召し上がりますが、熱くてじれったい時はミルクをたっぷり。 ちなみに私がスプーンでかきまわすと、「必要ない!」と非常に叱られます。 ユーマ部長は熱い飲み物が苦手なので、いつもくるくるかき混ぜながら、スプーンで一口ずつ楽しそうに召し上がります。 好きな食べ物は、ラーメンと、おにぎり。 嫌いな食べ物は、ハンバーグ。 そうそう、この前、ソフトキャンディを「甘すぎる!」と突き返されました。 ユーマ部長はもう立派なおじさん…じゃなかった、ハードボイルドだから、なぜかもう社長クラスの雰囲気です。 いつの間にかずいぶんご昇進されたなぁと、思っていたのですが、この前、 (〃'∇'〃)/ 「ままー! これつくってー!」 などと、うれしそうに握りしめてこられたものが 予想外なことに、 ∑(@Д@; 渋い! 渋すぎるよ! 日本食を入れている引き出しに、しじみ汁があるのを覚えていたようです。 ユーマ部長は、社長の貫禄を通りこして、 ユーマ会長になられた…!? ゚+.゚☆(●´⌓`●) ゚+.゚ でも何の会の? (∩・∀・)∩ しじみ会? (・∀・)しじみ界! チロルならではの甘い食事が多くならないように、いろいろ栄養バランスを気をつけているつもりなんですけど、ユーマはパンよりもお米が好きで、お味噌汁とか日本食が好きで、フォークよりもお箸を使うことが好きだから、私としてはやっぱりなんだかちょっとうれしかったりします。(●´∪`●) 工人舎 削り箸 [鉄木/無塗装] (15.0cm) ユーマがフォークよりも大好きになったお箸。 ベルリンにあるバウハウス資料美術館で何度も展示された、ステキな日本のお箸です。 職人さんの手彫りでわざと表面がやさしくボコボコしていて、すべらないから子供でも食べやすいようです。 多様なサイズ展開で、大人用もあります。 *このお店では、お箸は在庫限りで【送料無料販売は終了】予定です。気になる方はお早めに。 Hape(ハペ) パーク&ゴーガレージ【E3002】 それにしても、教えたわけでもないのに、どうして車やヘリコプターやロボットが大好きなんだろう?クリスマスプレゼントでもらった立体駐車場で、ずーっとシュミレーション(?)してます。男の子って不思議!
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わたくし不肖ハイジ、復活しました。 いやー、キツかった。本当にいろんなことがありました。 実父が亡くなった約1年半前から、近年ないほど生活の変化が特に激しく、お互い母国じゃない初めての移民就労生活、初めての国際完全介護、外国人社会での育児etc… もともとセンチメンタルになりがちな、甘っちょろい私は毎日打ちのめされて、しかも追い打ちをかけるようにこの数ヶ月、完膚なきまでいろんなことがありました。 「がんばってるのに、どうしてこんなことばかり続けざまに、辛いことばかりがずっと起きるんだろう?」そんなことを考えるようになりました。 どこまで沈んでいくんだろう?いつになったら上向きになるんだろう? この努力が報われる日は、果たして本当に来るんだろうか…? こういう時って、明るく前向きに考えようとしても、ずり下がっていくような恐怖を感じて上手くいかないものですね。いつも気持ちがくるっと後ろを向きました。 そんなモヤモヤとした気持ちで外に出ると、幸せそうな見知らぬご家族の姿がいつも目にはいりました。 チロルやドイツの家族連れって、本当にいつも楽しそうなんですよ。 結婚すること、子供を産むこと、自分の家族をつくることって、本当に幸せなことなんだなぁって、もっと授かれるものならもっと子供を産みたいなぁって、見かけるたびによく思ったもんです。 普段ならそんな幸せな気持ちにさせてくれた光景が、すさんだ自分にはあまりにも眩しすぎて、外国で無力な自分の人生の限界を感じて、思わず泣きたくなりました。 「どうして、自分は、こんな風になってしまったんだろう…? 毎日がんばってるつもりなのに、どうして、どうして…。(><) 」 家に帰って、ダンナくんにその疑問をぶつけました。 (´;ω;`) 「ねえ、どうして、みんな幸せそうなのかな? 悩みや問題がない人なんて、この世にいないはずだと思うんだけど、 どうしてみんな、あんなに幸せそうなんだろう? なんで? 私の気持ちが沈んでるから、そう見えるだけなの?」 ダンナくんは、小さい子供をあやすような笑顔で ゆっくりと答えてくれました。 「違う人だからです。 違う幸せがあります。」 その短い答えは、私の心にストンと落ちました。 そうか、だから幸せそうなのか…。 違う人には、きっと、 違う時に、違う幸せと、違う悲しみと、違う苦労と、違う努力がある。 私にも、違う苦しみと、そして違う幸せがある。 そんな当たり前のことを、いつの間にか、私は見失ってた…。(´;ω;`) 心の中で繰り返しながら、世の中をもう一度見るようにしました。 私はネットでもリアルでも叱られやすくて、海外暮らしでいいご身分なんだから贅沢言うなとか、お前は他の人よりずっと幸せなんだからいちいち悲劇ぶるなとか、もっと努力しろとか、想像による推測でいろいろ言われるのだけど、それはその人の一面なんだと思いました。違う人の、違う考え方。 違う人は、私が耐えられないことも、余裕で対応できるからそう言うのかもしれない。 そして、私には何でもないことが、違う人には堪え難い不幸かもしれない。 みんな、違う人間なんだ。 違う人の、違う環境と、違う歴史と、違う考えと、違う教訓と、違う耐性。 そして違う幸せ。 この数ヶ月もがいていて、攻撃的な気持ちになったり、悪い傾向に傾いていましたが、悪い習慣も少しずつ変えられて、だんだん回復してきたと思います。 まだいろいろと乗り越えるべき課題を抱えているけれど、きっともう大丈夫。 体も治してみせる。 気持ちが乗り越えられた分、以前よりもっと強い明るさで! 【新ブログのお知らせ】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 記事でご紹介するようなオチもなく、そのまま保存するだけだった写真たちをご紹介する場として、alpenhausfrau.com内で新しく写真ブログを始めました! 「チロルの暮らし・南ドイツの暮らし」(仮) チロル州と南ドイツの田舎の暮らしの日常フォト。 よかったらどうぞ〜。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー リビングの電球も変えて新しくなり、部屋も心もギンギンに明るくなりました。(笑)
一時期、 それはユーマが3才なりたて、くらいの頃。 私の真似をすることが多い為か、 おままごとをよくしていた時期がありました。 でも専用のおもちゃがなくて、 いろんな物を想像で代用。 時々、その料理を (〃'∇'〃) 「ハイ!どうぞ♪ たべてくださーい!」 と持ってくるので、 私も母親のはしくれとして (*´∇`*) 「ありがとう!おいしそうね〜。 いただきまーす。 ぱくぱく、もぐもぐもぐ。」なんつったりするわけですが Σ(〃'∇'〃) 「あっ!ママ、スプーンないよ! スプーンもってくるね〜。すぷーん、すぷーん〜♪」 設定上、こういう点は気になるらしく すっ飛んで部屋まで取りに行ったりで、 おままごと試食会はすぐに終わりません。 まあ、取りに行っても おままごと道具は無いわけで、 (〃'∇'〃)「……………。」 ユーマも困ったらしく、 結局、これでいいやと持ってきたものは (〃'∇'〃)/「ハイ!」 ∑(@Д@;カンガルー!! 一番、スプーンに近いカタチだった…? ( ̄□ ̄;) そうしてこの日の試食会はやっと準備が整いました。 ユーマちゃんが 砂遊び用のバケツのフタをお皿代わりにして、 小さいオモチャたちを 食べ物に見立てて、 カンガルーのスプーンを差して、 給仕してくれたその料理は ↓ ∑(@Д@; やばい、スプーン見失った! そんな出来事からもう あっという間に1年くらいたちまして もう、おままごとをしなくなった最近に至っても、 子供の考えることは 私の固定観念を軽やかに外してくれて、 成長と共に内容はかわりつつも 刺激的だったりします。 あ、ダンナくんも想定外の人だった。(笑) |
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
7 月 2020
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