チロル州の友人家族親戚や、 ドイツの友人たちの家に遊びに行って、衝撃的だったことは まだ幼い兄弟のいるご家庭でも、どこの家も、 いつでも家が片付いていて、とっても清潔なこと。 しかも「一年の大掃除が終わった大晦日の夜」ぐらい、 室内が澄み切っているという、ハイレベルです。 なぜそうなのか、理由があります。 部屋が不潔だと、澄み切ったアルプスの外気との落差があまりにも激しく、 居心地が悪すぎるので、室内が不潔だとすぐにわかります。 自主的に、こまめに掃除したくなる環境です。 外は素晴らしい天然のマイナスイオンな空気だから、 窓が全開でない限り、室内の空気とはその落差が必ず出ます。 毎日どんなに掃除をして清潔にしていても、 それでも外よりは、室内の空気はどうしても淀みます。 帰宅後は特に、その落差が非常に気になるため、すぐに窓を開けて換気をします。 空気清浄機なんてオモチャに思えます。私の周りでは誰も使いません。 それくらい、圧倒的な、森林の力。 夏は時間があると庭やベランダなどの屋外に、みんな出たがります。 気持ちがいいから、 ベランダでお茶しながら森林浴です。 昔、東京で働いていた独身の頃は、週1回程度の掃除でも諦められる範囲でしたが ここでは「こまめに掃除をしてない部屋」なんて言語道断の、 もう耐えられないほどの居心地の悪さです。 ご老人だけのご家庭など、頻繁に掃除ができない人は、必ず、掃除の人を雇います。 冬季は、もはや居心地をこえて、死活問題です。 こちらの冬は極寒で、昼間でもマイナス10〜16℃とかで、 古い家でも先祖代々の工夫で、気密性が非常に高く、室内は暖かいんですが、 それは、ほぼ、タッパーみたいな状態でもあり、 カビや細菌、ホコリなどと一緒に、 人間が、暖かいタッパーにずっと入ってると、病気になります。 (;∀;)ゲホゲホ… もしアレルギーもあれば、例えば、 「スギ花粉と一緒に、マスク無しでタッパーに入る」ことと、たぶん同じです。 とても暮らせません。 悪いカビが理由で引っ越しした人達を、2家族知っています。 大袈裟じゃなく、本当に危険だから、壁を壊す本格的リフォームが必要です。 その段階になる前に、みんな日頃から、全力で掃除するわけです。 フルタイムでは働けない専業主婦たちが、 よそのお宅の掃除を仕事として引き受けるのは、ごく一般的です。 (勤務時間が短すぎるので、"ほぼ"専業主婦。) みんな幼い頃から毎日掃除するから、 少ない労力で済むように要領は非常に良く、親から子へとノウハウは蓄積されていて、 掃除を外注に出すようになっても、短時間で(低コストで)済むように、 多くの家が「誰でも掃除しやすい家」になっています。 そんな超・清潔な家が、ごく普通な世界で、 その中でも特に驚いた1軒は、息子の友人宅。 たしか4才と、小学校低学年の、 まだ幼い男の子が2人いるご家庭なんですが、 玄関すぐ横がキッチン(扉なし)という、鬼のような間取りで、 来訪者全員にキッチン全体を見られてしまうどころか、 タイミングが合うと、冷蔵庫の中まで見えてしまうんですが、 (・∀・)主婦の悪夢 誰に何が見えてしまっても問題がないほど 全てがとてもキレイです。 というか、生活感がありません。 作り付けのガラス扉の戸棚は、全く使われていなくて、 お皿やコップなど、食器さえも何も入っていなくて、 流し台には洗剤やスポンジすらも無く、 そのキッチンの見た目は、 モデルハウスの雰囲気すらも越えて まるで「入居前」ぐらいに、ガランとしてるんですよ…。 (;°皿°) (・∀・)主婦の怪談話 基本的に近隣はレストランが少なく、 だいたいが観光客向けのリゾート価格のため、 地元の家庭は毎日ほとんど自炊のはずで、 キッチンを使ってないはずがなく、 「もしかしてキッチンが2つあるの? こっちは使ってないほうなの?」 って思ったほどの美しさ。 唯一、生活感を感じたのは、冷蔵庫の中。(笑) その量から「日頃からたくさん料理して、普通に使ってるキッチンだ!」と確信しました。 たぶん、見えない場所に、道具などが全部しまってあるはずです。 見えるところには、基本何も入れず、 でも殺風景になりすぎないように、といった感じに、ガラス扉がない棚のほうには かわいい各種シリアルが入った瓶が数本、等間隔で、規則正しく並んでいました。 日々使っているキッチンというよりは、まるでギャラリーみたいでした。 もちろん、家の中もきれいでした。 雑誌にあるような、高級リゾートホテルのインテリアみたい。 幼い男の子が2人住んでいる家でも、ここではそれが普通です。 彼女たちはそれが普通なので、 もしその秘訣を聞いても「は?普通に片付けてるだけ…」って困られるだろうから なぜそれだけキレイに保てるのか、客観的にいろいろ考えたのですが、 それは、恐らく、 要領がいいだけでなく、 あのキッチンを維持できる人が、リーダーとなって、家を片付けているから。 リーダー? そう、ママは家事のリーダーです。 家族のみんなに、ママが、的確に、作業を割り振っていきます。 掃除は毎日するから要領が良いし、外食が少ないから料理も上手で、 家事がとても上手なママは多いのですが、 中でも特に掃除は、ご老人のご家庭の掃除を仕事としているプロが多いため、 群を抜いて上手だと思いますが、 それでも、 そんなに上手でも、 ママひとりで家事を全部やらないのが、このコミュニティの常識のようです。 家事を合理的に、進捗管理をするのは、リーダーであるママです。 できない分の家事を アメとムチで巧みに家族にお願いしてるのではなく、当番制でもなく、 プロジェクトマネジメントで、達成してる感じ。 「ママが指図して、みんなを働かせて、自分は何もしない」っていう意味ではなく、 家族全員が、少ない労力で、家事が滞りなく進行するように、 無駄となる要因をママが計画的に排除していて、やれることを分担して、 ごく当たり前にマネジメントしているようです。 「いる・いらない」が、理路整然としてて、部屋も思考も、すがすがしい。(笑) 家族みんなで使っている家だから、みんなでキレイにして、 みんなで気持ちよく暮らします。 ママは一日が楽になった分、美味しい料理や素敵な部屋などを作って、 みんなに還元してくれます。 手抜きなく丁寧につくられた美味しい料理と、居心地の良い部屋、穏やかな家庭は、 みんなをリラックスさせて、元気に、健康にしてくれます。 パパは仕事をしているため、通常、平日の家事は免除されますが、 力仕事や大工仕事、電気関係などは、パパが担当です。どこのパパもいろいろできます。 でもたぶん、ママは秘書みたいに、要点を的確に、 パパへ話しているはずです。 ここでは、家事を当番制にしているご家庭は、たぶんないです。 効率が悪いし、聞いた事がありません。 幼児が自分から立候補してほかの人にやらせない場合くらいでしょうか。たぶん。 キッチンや部屋を見ればわかります。 当番にするほどの家事がない、みたいな。 前出のママ友のキッチンは写真がありませんけど、 以前、別カテでご紹介したチロル州の某お宅のキッチンをご紹介。 これは食事会にご招待を受けた日、メインディッシュが終わって、 ほかの皆がデザートを頂いてる間、このキッチンを見て驚愕して、撮影したものです。 (撮影及び掲載許可は頂いてます。) もう一度書きますが、 これ、メインを片付けた後の、デザート真っ最中の時のキッチンの写真です。 よそは知りませんが、私の所属してるコミュニティでは これが標準的なキッチン、標準的な利用風景です。 最初は驚愕でしたが、もうこの食事会の片付けの謎は解けました。私にもできます。 でもこのキッチンは流し台のまわりに物があったり、 食器やキッチンペーパーも見えたりして、かなり生活感があるほうです。 (前出の男の子のママのキッチンは、それらも全く見え無かったから、驚きました。) ちなみに電磁調理器のところでうっすら見える2枚のガラスの板は、まな板です。 この暮らしの風景にすっかり慣れ切ってしまった今、 ドイツのキッチンを紹介している本の表紙を改めて見て、 (llʘิДʘิll)「うわぁ〜!なんでこんなに物がいっぱいなんだ!?めんどくさそう!」 ヾ(-.- )オイ と思ってしまいました。 ↑ クリックすると、本の中身が少し読めて、他のキッチンの写真などもいくつか見られますが、 だいたいどれもゴチャゴチャしてて、やたら物がいっぱいあります。 でも、このくらいモノがあったほうがいい人もいるでしょうし、 人によって、インテリアの好みは絶対わかれるとは思いますが、 さあ、ここで、もう一度、 ママが家事のリーダーだということを思い出してください。 超シンプルなキッチンだと、 幼い子供でも、掃除ができるんですよ。 誰でも、掃除が楽に、短時間で、簡単に、すぐにできる、仕組み。 個々の能力の優劣に左右されにくい、良い仕組みをつくる。 なんというか、労力の無駄の省き方が、 工場の生産管理の発想に近いです。(笑) 上記の本の表紙みたいに、物がたくさん表に出てると、 子供のケガも心配だし、掃除も大変だし、必要な労力が増えるし、 家族に手伝ってもらうマニュアルが複雑になるはずです。 超シンプルなキッチンの掃除のマニュアルは、超シンプル。 たまにパパに家事をお願いする時も、するほうもされるほうも、お互いが楽です。 「あ〜、それはママがやるから!」っていうのを減らします。 無駄な労力がかからない家の仕組みをつくると、 いろんなことがつながって、全体が良くなっていくと思います。 そして子供たちは、この効率の良いシンプルな仕組みを、 暮らしの中で、学んでいきます。 雑然とした家で育つと、雑然としていることが「常識」となり、 それだとこの土地では子供が将来暮らしにくくなるだろうから、私は努めて片付けています。 (雑然としている家を非難していません。土地の違い、常識の違いです。) もしインテリアにこだわりがあっても、子供が就学前までは、トラブルも減るだろうから シンプルなほうがいいのでは、と私は思います。 恐らく、問題は「こどもにどうやって掃除させるか」という点だと思いますが、逆です。 幼児は、家事を遊びだと思っているので、ほっといても勝手に掃除してます。 片付けたら遊ぶ時間ができるんじゃなくて、片付けが遊びだから、勝手に片付けてます。 以前、キッチンの引き出しの中の汚れが気になって、中のものを全部出して水拭きした時、 完全に水が乾いてから中の物を入れなおそうと思ってそのままにしておいたら、いつのまにか、 息子(5才)が全部きれいにしまってくれてて、以前より整然とピッチリ収まってました。 上手かったので、そのまま採用して使ってます。 (息子自慢じゃなくて、それしか実例を思いつかなかったので、すみません。(;´Д`) ) 片付けは、パズルです。 より使いやすく、より美しく、解く。 完全に遊びだと思ってるから、友達の家に行っても、友達の部屋を片付けてたりします。 たぶん、自分のと違うパズルが面白いから。 年下の友達がそれを真似したり。 年上の兄弟がいない子供(友達)のママたちからよく声がかかるようになったり、 友達の家から子供が招待をよくうけるようになります。うちも招待します。 親の付き添いなく、信頼できる友人の家庭を行き来するのも、コミュニケーションの練習かもです。 男の子でも、どこの子供もだいたいそうだから、幼い子供を預かることにみんな抵抗がありません。 何か用事ができても、預かりあえて、ママ友同士で協力しあえるようになっています。 息子が大きくなってきて気づきましたが、子供の家事は教育であり、入学前までの助走になってます。 家事の経験が、学校での学習の手助けにもなっていて、実に利にかなってます。 (子供たちの掃除については、こちらの教育の背景があり、段階別に書きたいので、別記事にします。) 私はドイツの教育機関や、地域の方針に従っています。ルールは明確で、守らないと暮らせません。 もし、「子供らしくない」と言うなら、「別の国の、子供らしくない」のは当たり前だと思っています。 念のため。 「何もしない余白の時間」と「無駄な労力のためにかかる時間」は、 たとえ流れた時間の長さは同じであっても、意味が違います。 前者はリラックスにもなりますが、後者にはストレスがかかります。 ここではエレベーターのボタンは押さずにボーッと待ちますが、 「無駄な労力のためにかかる時間」は、みんな嫌がって、 どんどん排除していきます。 暮らしの中で、大人は子供にその方法を教えていきます。 物が多いと、見つからない物がでたり、 管理が大変になるから、モノを増やしません。 買い物とモノの収集が大好きだった私は、ここでの暮らしを観察しながら、 自分の習慣や嗜好を、急速に変えていきました。 まだまだ修行途中ですが、 また東京暮らしになって極狭になったとしても、私はもう大丈夫です。 この土地で、毎日、毎日、台所を使って、掃除をして、基礎を理解しました。 しまえる分だけしか、買いません。 「その "しまう場所" が無いのよ!」って怒られそうですが、逆です。 しまえる分だけしか買わなければ、全部、しまえます。 実は、実践してみると、キッチンのサイズが問題じゃなかったんです。 モノが多い生活に慣れていた感覚や、習慣が問題でした。 入らない分は、買わないか、捨てます。 私はご飯をよく炊きますが、炊飯器も買いません。 置くスペースがないし、鍋で十分でした。30分くらいで炊きたてが食べられます。 おかずを何品かつくってる間に炊きあがるので、ちょうどいいです。 日本でまた暮らすようになっても、きっともう買わないと思います。今のところ。 モノが多い人は、広い家に引っ越しても、 時間がたてば、またモノでいっぱいになるはずです。 モノが少なく済む人は、狭い家に引っ越しても、 もっとモノを減らすことができるので、空間がつくれます。 キッチンの広さは、関係ありません。 取捨選択ができるかどうか、だけです。 狭いキッチンなら、物が持てないのに、持つから、おかしくなる。 私は誰かに何か言われたわけじゃないんですが、自分で考えて、自分を変えました。 できない理由を言い訳して諦めることもできましたが、諦めませんでした。 みんなみたいに居心地の良い、キレイな家が欲しかったから。 「しまえる分だけしか買わない」という絶対ルールを自分に作っておけば、無駄な出費もしません。 作業スペースが広ければ、調理の手順が楽になり、スピードも速くなります。 作業が早いから、作り置きもしません。冷凍保存もしません。 だから大きな冷蔵庫もいりません。電子レンジもほとんど使いません。 つまり、それらにかかる電気代も使ってません。 子供がまだ幼くて面白がるうちに、 掃除や料理、勉強を教えて、 家事のお手伝いや、勉強をするのが当たり前になって、 そのうち、大きくなった子供たちは、 片付けが楽になるように、考えて、家を使うように変化していきます。 大きくなって、家事が遊びにならなくなった頃には、 余計な掃除が生まれないように、汚さないように自然と配慮するし、 掃除してくれる人(ママ)の大変さを、自分たちも理解できています。 そして、 子供たちがママと同じ方法で効率よく家事ができるようになり、勉強も自らやるようになった頃に、 ママたちはフルタイムに復職するようです。 たぶん、ママが復職して、家事の時間が少なくなっても、 子供達は積極的に家事を手伝うのがごく当たり前だと思ってるから、 労力が分散されて、各自で楽に回るようになっていて、家の清潔さが保てます。 で、その子供が成長して、結婚して、 「掃除などの家事がちゃんとできて、奥さんを手伝うのが当たり前」の旦那さんになると。(笑) 代々の知恵というか、全てが合理的につながっていて、 ものすごく理にかなってる道だな、って思います。 取捨の選択と、整理整頓が上手になると、悩みがなくなっていきます。 逆に、悩んでる人の相談話は、優先順位がぐちゃぐちゃのカオスです。 捨てられないものがいっぱいで、何が大切かわからなくなってる感じ。 最後は優先順位どころか、何があるのか把握もできず、伝達もできなくなって、みたいな。 その整理整頓ができた上での、「理性ではわかってても、やりきれない感情」なら、 それが友人なら気持ちに寄り添えたり、辛さに向き合うお手伝いができるんですけども、 全く知らない人のカオス状態から、メールで悩み相談だと、私には完全にお手上げです。 私も人に支えられて成長してきたから、他の誰かにお返しする番なのかと がんばったけれど、できませんでした。無力…。 (´;ω;`) せめて自分の問題は、スッキリ整理整頓しておこうという、堅い決意にもつながりました。 キッチンはママの思考の取捨の練習にちょうどいいです。 どうにもならない問題に比べたら、キッチンはどうにでもできて、自由なのではないでしょうか。 子供も簡単に掃除できるキッチン。 もし私の話にご興味があって、まだキッチンが片付いてないなら、 まずは冷蔵庫の中から、忙しければ、冷蔵庫の扉からでも。 ママ以外は、机の中や、カバンの中、パソコンのデスクトップetc、 自分の自由になる場所が、雑然としてれば、ぜひ。 いらないもの、いらない思考、全部、余計なものを捨てるんです。 「本当に必要なもの」って何? って。 この本も中を少し読めるのですが、空間のとりかたが、こちらと近いみたいですね。 この本のレビューを読んでたら 「シンプルなドイツ式の食事にしないと、こんなキッチンにできない(怒)」みたいな そんな解釈をしてる方がいて驚いたんですけど、 まあ、私はこの本を読んでないので、この本にあるメソッドについてはなんとも言えませんが、 表紙の写真みたいなキッチンは、日本の食生活でも、ちゃんとできます。 (部活やってる中高生男子でも好きそうな料理を、食べきれないほどの種類と量を作れます。) ていうか、さすが料理研究家だけあって、モノが多いほうのキッチンだと思います。 片付けや掃除が得意な方ばかりではないと思うので、 考え方やコツやノウハウなども、そのうちまとめて書きたいと思ってますが、 すでに片付けができてる人(取捨選択ができる人)を優先して、話を進めていこうと思ってます。 ↑ TV番組の「答えはCMの後」みたいにネタを出し惜しんでるんじゃなくて 捨てられないタイプの人が捨てられるようになるには時間がかかるはずで、 捨てる決断ができる人には、話を進めるのに時間がかからないので、ひとまず。 書く時間がまだあまりなくて、ごめんね(´・ω・`) もしスッキリとした暮らしにご興味があって、 でもまだ片付けができてなければ、次回記事までに「引っ越しするの?」ってほど 家中のいらないものをガンガン捨てて準備しておいてください。 【今回のまとめ】 1) ママひとりでがんばらない。 2) 家族みんなが簡単に掃除できる仕組みをつくる。(家は極力シンプルに。) [あとがき] ここの人たちが嫌なことを短時間に、悩みもなくスカッと明るく暮らしてるのは 「いる・いらない」の選択がスカッとはっきりしてるからだと思っていて、 たぶん、それは暮らし全てにつながってることで、 その源流をたどって、「その起点はキッチンだ!」と勝手に思ってます。 ママが暮らしの中で教えてくれること。 つまり、目に見えているものって、無意識の領域に刷り込まれて行くから 幼い子供たちへの影響は、かなり大きいと思うから。 私も美術の訓練をそれなりに一応受けてまして、学友などの傾向を見ても、 家がきれいで、良い物があるほうが、圧倒的に有利だと思います。 視覚的な「感覚」は特に、日々の刷り込みなんです。 日頃からどれだけ美しいものを見て育ってきたか、みたいな。 大人になってからそれを挽回するのって、たぶんかなり大変だと思います。 モドキの偽物に囲まれてると、感覚がズレるというか、誤差が大きくなっていくんで、 ”○○風"とか、偽物を刷り込むのってどーなの、と思うから使いません。 クリエイティブな仕事を選ばなくても、視覚的な高付加価値を、誰か高名な人の意見に頼らず、 自分の感覚で速く判断できるのは非常に有利です。 描けなくても、判断だけでいいんです。 まあ、私が何様って話ですが、主婦です。キリッ。(笑) 私は卵が先かニワトリが先か、取捨選択が上手になったらキッチンもきれいになって、 ふと気がつけば、どうでもいい悩みもスカーンとなくなってまして。 もともと私はキッチンが好きなんです。 子供の頃、母が料理している間にキッチンで宿題するのが好きだったし、 気がつけば息子もキッチンで宿題をしていて。(笑) リビングも大切だけれど、私は子供との時間を、キッチンでも大切にしたいです。 とまあ、誰が楽しいか役立つかもわかりませんが、 私のファンタジーブログは黙々と続きます。 風邪はよくなりましたが、やらねばならないことが多くて、更新が遅くてスミマセン。 独和辞書どころか、DUDEN(独独辞書)にも載ってない単語に、相変わらず右往左往。 [こうこく] 広告は事務的に入れますが、お気になさらずに。 こちらは新入荷アイテム。全部、日本製です。 タオルの裏側は、うさぎのはイチゴ柄、ゾウのは幸せの四葉柄で、下げるとそれが見えて、 タオルがかかってる風景がまたかわいい。小さい子供がいるんだな、っていう幸せの風景。 きれいな部屋だとギャラリーのように、物のかわいさが引き立つので、良い物を少量だけ買ってます。 品質の良いものが大好きで。 今回も驚くほど長くなってしまいました。
私のひとりごとに、おつきあいくださってありがとうございました。 ではまたね。
7 コメント
のーの
16/10/2014 15:15:44
うわあぁってなりました・・・そうだね、そうだよ!と。
返信
かりんこ
16/10/2014 19:40:26
す、凄まじい・・・キッチンの写真、初めて見た私にも衝撃でした。
返信
すー
17/10/2014 02:08:39
すごくよく分かります~ ここ10年くらいで かなり多くのものを手放しましたが、気持ちがすごーくクリアになりました☆
返信
はなこ
20/10/2014 06:22:34
うう、衝撃でした。物が、しかもいらないものが多いのでしょうね。
返信
まきこ
21/10/2014 04:56:49
子供が生まれて、実家から自宅に帰ってきたところです。そこで、子供のものを片付けるスペースがないことにがく然!そして今日、ブログを読んで驚き!((((;゜Д゜)))そうよね、そうよね!いるいらないの選択でスペースは作れるよね!最初は大変かもしれないけど、後々のことを考えて片付けがんばります!
返信
なっぱたろう
26/1/2015 01:00:54
リアルタイムでなくてごめんなさい。
返信
りら
26/2/2015 05:35:30
チロルの事、すごく参考になりました!
返信
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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