ドイツのド田舎町に住んでいるわたくし。 用事があって都会へ出向いた時、 予想外の事実に気落ちすることとなった自分へ、せめて自分が自分に何か楽しいことをしてあげなくちゃと思いました。 いつもダンナくんが「楽しいことが無いときは、楽しいことを自分で作るんです。」って言っていたから。 ……そうだ、お寿司を食べよう。 都会だから、お寿司屋さんもあります。 人通りが多くて一等地らしい場所に「Running Sushi」という看板を掲げたレストランがあったことを、通りがかりに何度か見て覚えていました。 (Running Sushiとは、回転寿司のことです。) 高いだろうから、ちょこっとつまんで帰ろうと思っていたのだけど、一般的ランチタイムが終わったくらいの中途半端な時刻だったもんで、あいにくもうその時は寿司がランニングしていませんでした。 じゃあ諦めるか…いや、でも、今日は特別! 普通のお寿司を食べて帰ろう! 。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚ で。 普通のメニューを眺めてみたけど、案の定、かなりのお値段。(@_@;) この辺りでアジア料理は高級なんです。 寿司1人前のセットで、チロル州のインビスのピザ(日本の宅配ピザMサイズ強相当)なら丸3枚は食べられるお値段。 いつものスーパーマーケットならレタスが30個くらい買えます。 日本だとレタスの価格変動の幅が大きいから、ざっと1個200円として、¥200x30個=¥6,000くらいの価値感覚かな。 きっと味は日本のスーパーのお惣菜コーナーレベル程度だろうに、高すぎる!さすがヨーロッパ内陸の寿司だぜ!イェェェェェイ!(>Д<) で、でもまあ、いいんです。(;;-;ω;-:;) 今日は特別。私には楽しいことが必要。 店員が日本人じゃない謎のアジア人なのがちょっと不安だけど、それでもいい。 こんな一等地に堂々とあるんだし、こんなに高いんだし、日本のお惣菜コーナーくらいのレベルは到達してくれてるだろう。 しんみりとした気持ちと不安を打ち消すように、寿司への期待感で待つわたくし。 日本の旅館で見るような舟盛り用っぽい大きな器がテーブルに置かれて、 目を見張ったわたくし。( ゚д゚ ) マグロが灰色。 赤身が灰身になっているのを見るのは、初めてです。 しかも寿司の下にちょっと水たまりができていました。 今まで、こんな、明らかに解凍を失敗しちゃったマグロを見たのは初めて。 ランチタイムが終わった変な時間に、寿司を食べたいだなんて客が来たもんだから、慌てて解凍して揃えた……のかな? あはははは! (´;ω;`) あっ、もしかして、ドイツの天然マグロの色って、灰色なのかな? 私が知ってる赤いマグロって、日本のだけなのかな? 赤いのはタラコみたいに着色してたのかな? ドイツはナチュラル指向で、天然の灰色なのかな? ……いや、きっと違う。。。(੭ु ›◡‹ )੭ु⁾⁾ 当然、鉄火巻きも灰色。
細巻きの下にも、水たまりができていました。 orz ( ゚Д゚)はっ!! ……そうかぁ、 きっときっと、悲しみに耐えてる私にかわって このお寿司さんたちが、かわりに泣いてくれたんだね………☆ (´∀`) って、うがががががががああああ!!!щ(゚ロ゚щ) うがががが!自分でも笑えない!!! 勝手に寿司を泣かせるなああああああ!! ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ その生暖かい灰色の寿司たちは、案の定、私の全細胞を脱力させる味で、 たぶん全細胞が泣きました。( ´θ`) 意識をわさびの味に集中させてました。 もはや食べた舌の記憶も、支払いも、いろんな意味で忘れたい。(笑) 弱っていて特に判断力が鈍る時に、いつもと違うことをするのは危ないってこと、恐らく日本人が全然いない外国の町で通りすがりの寿司屋に入るのは灰リスクすぎるってことを改めて学んだ一日でした。。。 忍忍。(-人-;)
3 コメント
ulala
12/11/2012 22:35:28
灰リスク。。。笑
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egg
16/11/2012 11:33:39
お寿司が、お寿司が・・・!
返信
はるたま
19/11/2012 12:44:15
わかります。
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