ここのドイツの共働きのご家庭が、ここの一般家庭よりもさらに時間を圧縮していかにスピード教育をしてるかっていう話を書き始めて、…こんなことができる日本人は私のブログなんか読む前からもうやってるよね……(+_+)…って思いました。
やろうと思えば東京でもどこでもできるけど、ある意味、食洗機よりも導入が難しい。それをわかってて自分と読み手の時間を消費してまで書き続けることが虚しいくらい。 圧縮する価値を理解できる人はもうやってるはずだし、わからない人には手段を知ってもできない。 虚しくてもそのうち一応書きますが、反応を予測してとりあえず前振り更新をはさんでおきます。 以下、忙しい人は読まなくてもいいです。「今日は更新がなかった」と思ってください。
最近、日本で話題になった「息子3人を東大理Ⅲに合格させたママ」のYahoo記事をチラ見して思ったこと。
言うまでもないことですが、あんな考え方や手段をとる教育ママは昔から日本にたくさんいます。普通はみんな表立たずに口をつぐんでることを言っちゃって、Yahooニュースにまで発展。(笑) 「子供が親の操り人形に!」みたいな批判もあったようですが、ずっと上の世代の教育ママたちがギュウギュウに育てた子供たちもすでに大人数がいい年となり、中高年世代に山盛りいます。それで不幸になるなら、あの山、今さらどーすんの、みたいな。 はた目から見ると、操り人形というよりも、子供時代にがんばった成果をたくさん享受して幸せそうに見えるんですけども。 教育ママたちの多くはボス系で、もともと素質のあるボス同士が競争を意識することで次第に、ヒトカゲがリザードンになるみたいに段階を経て進化します。 「子供に良くないよ」とか「その後の人生が」などと注意されて躊躇するようなタイプのママは、注意しなくてもどのみちリザードンまで進化できないです。進化する人は周りがどう食い止めても進化します。妊婦の頃からメガリザードンになるのもいますが、とにかく誰もがいまさらもうプクリンとかには一生変わりません。
例えば、とあるママ。
自分の息子がすでに30代妻子ありなのに、息子の仲間(超難関中学の同窓生、もちろん全員30代)たちの母親に、「うちの息子を連れまわさないように、お宅の息子さんによく言い聞かせてください。うちの息子は家庭の時間がとれなくて困っています。云々。」みたいなことを書いたFAXを全員に送りつけたっていう話を聞いて大爆笑したけど、受け取ったママたち全員が「うちの息子のほうが、あなたの息子に迷惑してるわよ!」ってそんなFAXはド無視したっていう、俺も俺も状態。そんな強いママたちが子供がいくつになってもワーワーしてるのだって子供たち(30代)からしたら笑い話なんですが、そういうママたちの輪に入って、ニッコリ笑顔で意見を通せる強い女性がそれぞれの家の嫁になって、次世代誕生。(笑) そういうのが親の操り人形というのか、幸か不幸か決めるのは本人たちですが、うーん、とりあえずその中で仕事や生活に困ってる人はいないです。傍目から見ると、一般水準より幸せそうな暮らしに見えるんですが、うーん。 なんというか、例えるなら、私にとって納豆は子供の頃から食べていて当たり前の食べ物だけど、納豆を全く知らない外国人には「腐ってる豆を食べてる!におってる!そんなの子供に絶対食べさせちゃダメだよ!」になるのと同じように思えます。理解されない深い溝。
で、普通そういう教育ママたちは表に立たないし、その「東大ママ」が良いか悪いかの激論の輪にも入らないで、静観しているはずです。もしも仮に、自分たちのやり方を誰かに批難されたとしても、全く反論せずに、
「そうですね、(あなたのお子さんやお孫さんには) 受験の時でも、やっぱり恋愛は必要ですよね。」 ってニッコリ笑顔で答えるはずです。 私はその笑顔を想像しただけで、ちょっとゾクッとします。(笑) で、関係ない人たちが「そんなの子供の人生にいいわけがない!」って激論して時間を無駄にしてるかと思うと、思わずこのヨレヨレの丸首Tシャツの襟を正してしまいます。 知らない相手に「そうですね、恋愛も必要ですよね。」と言わせて「勝った!私は正しい!」と思ってる時間なんか無いんです。誰でもどんな環境でも共通となる大正解なんてこの世に無いんだから、お互いの深い溝なんか埋め立てずに、そもそも放っといていいんです。理解するしないじゃなくて、そんなマリアナ海溝なんて埋まらないし、埋める必要がない。 私は貴重な時間を絶対大切にしよう…と思いつつ、未だにこんなブログ書いてます。(爆)
[こうこく]
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フルタイムで働きながら、料理洗濯などの家事もこなし、子供の成績も優秀、PTAなどの義務も果たしつつ、周りの人間関係も円満、家族全員ストレスフリー、自分も趣味を楽しむ。そんな暮らしを日本で成立させるには、やはりど〜う考えても時短の小技以上の、何か第三者の助けが必要となります。
見事に成り立っている(ような印象の)国では、社会福祉がとても充実していたり、勤務先の会社制度等に助けられていたりで、参考にしようにも条件がまるで違う過酷な日本で同じように今できるわけがありません。 良い会社に転職できる人はともかく、国に文句を言っても制度が変わる前に自分の子供は日々成長していくため、となると現実問題、自分の両親・義父母などの身内や友人か、民間サービスに頼らざるを得ないと思います。 じゃあまず身内にと思っても、全家庭が身内や友人に全ていつでも何でも頼れるわけもなく、それなら民間サービスをと調べても、これがなかなかの高額。
幼児に関するサービス事業には、価格に保険料も上乗せされているはずです。
というのも、訴訟が多いアメリカでは、ごく普通の保育園でも月12~15万円程度の保育料になるのは保険会社の掛け金が高いからだと、報道番組で見たことがありまして。(どこの都市か、観た当時の円換算レートがいくらか、共に記憶不明) 幼児は予想外の事故の可能性があり、経営的に保険なしでは危険すぎるから、まともな会社なら保険料が事業コストに入っているはずです。となると、お客様が支払う料金には保険料が上乗せされているはずです。全くの想像ですが。 その保険料だって、保険会社がちゃんと儲かるようにリスク計算して掛け金が設定されています。 「実働する人の時給 」 + 「交通費」 + 「事業コスト」 + 「事業利益」 + 「消費税」= 料金 って高そうだな… と漠然と感じてましたが、日本の業界大手っぽい家事代行会社のベビー&キッズシッター料金表を今見たら、毎週1回 3時間利用で、月額 49,845円。まあそうなるよね……などと思ってしまいました。 そして、普通はその事業利益から国に税金が支払われます。つまり法人税というコストも料金に上乗せされてます。民間サービスにお願いすると、間接的に国にもっと税金を払ってるようにも思えます。 主婦が外で働いてくれれば、人手不足問題も乗り切って、主婦の余計な支出も増えて景気も良くなって、税収も増えて、政府には良いことだらけに思えてしまう今日この頃。
ところで、家事に関するアンケートを既婚主婦(日本)にとった記事を読んだんですが、「主婦が考える家事の対価は、月給16万円、日給6,200円」という結果が出たそうです。
実働者に毎月固定16万円支払えるサービス事業なら、そのコストも考えたら、サービスを受けるお客様は月32万円以上の支払いにはなりそうです。超ざっとで恐縮ですが。 家政婦紹介事業の会社サイトでシュミレーション計算したら、住み込みだと料金は月45万円を超えてました。やはりそのくらいはかかるようです。
私の住む地域で専業主婦が多いのは、基本的に「裕福だから働く必要がない」というわけじゃなくて、自宅で家のことをしながら子供の勉強等々を完全サポートするほうが、税金、保険料、会社の利益、会社のコスト等、余計に働かずに済むからです。「働くにしても、子育てが終わってから復職するほうが得」という計算です。
ここでは主婦は立派な職業であり、「主婦は家事で月に何十万円分も稼いでいる。その支払いは自分たちで、自分に労働で支払って、現金は差し引きゼロ。」というような扱いです。
皆の家は、リゾートホテルのスイートルームか?ってほど高水準だから、主婦は三食昼寝付きどころか、ちゃんと働いて、でもリラックスしていて、子供の教育レベルもかなり高いです。
家でどんなに家事をしても、子供の勉強をみても、税金がかからないのでお得!(笑) で、リゾート暮らしのように毎日快適に過ごして、家族は家にいることが好きになって、ストレスフリーで浪費もせず、大人は勉強をしてより良い仕事を得て、子供は大人を見て自分も勉強するのが当たり前になって、家族協力しあって、仲良しの仲間とも協力しあって、皆で暮らしがよくなっていきます。 仲間内の子供達は年齢バラバラでも一緒に遊んで学んで、影響しあっています。 いくら協力しあっても税金がかかりません。
現金はつかわなくても、子供の教育に自分たちの「時間」と「労力」と「住環境」を投資しています。
企業にお金を払って勉強させるとたくさんお金がかかり、費用を貯金するためにたくさん働いて、その分、子供の勉強に目が行き届かなくなって、効率がどんどん悪くなっていきます。 じゃあこの地域では不利と考えられている「共働きの主婦」はどうしてるかというと、それはまた別記事で。 ちなみに、一点の曇り無く全て何でも上手くいってる人は、この世にひとりもいないと思います。 有名な芸能人も、大金持ちも、博学多才の人も、上流社会の人も、みんな、みんな。 どんな問題も、自分にできる総合最小限の時間と労力と費用で、どんどん片付けていくのみ。
[こうこく]
うちも女の子だったらこんなのを着させたかった!っていう、上品でかわいい服をご紹介。 小さい頃はほんと、写真がたくさん残るから、乳幼児の服は特に悔いのないものを。
アルプスの冬は寒く、気温は街中でもマイナス16℃程度。山頂に当たって加速度をつけて吹いてくる風の強さのせいで、体感温度はさらに寒い土地に住んでいます。貴重な冬の太陽が出ていても散歩は約1時間程度が私の限界。
ここの多くの人たちは、厳しい冬を最小限の労力で過ごすための準備を、秋が終わるまでに必ず完了させます。 冬の半年間、何が必要になるか予測して準備するのは、単純に暖炉の薪だけではありません。快適に越冬できるように家を修理したり、車や庭を整備したり、必需品の購入等々、全てです。
今年の春、目の前の空き地に新しく家を建てる工事が始まり、今までそこに雪を捨てていたご近所さんたちは一斉に「次の冬はどこに雪を捨てるか」という対策を練って、すぐに整備を進めていました。
私たちが入居しているアパートは、芝生が広がる庭の柵の一部が「実は取り外し可能」に改修され、どうやら今年の冬はそこの柵を外して、除雪機で庭に雪を押し込む方式になった模様。 少し先にまた空き地はありますが、そこまで運ぶなんて面倒なことは誰も選びませんでした。 半年先の準備は、その計画や準備の期間を含めるとおよそ半年~1年先を見通すことが必要です。 そして「今現在」の暮らしはというと、半年前に整備された成果を受け取るのみで、資金も労力もごく最小限に抑えられています。
ここの大人たちの「1年先を見通して、計画し、準備をして、最小限の労力と資金で、最大限の楽をする。」という日常が、子供にとってそれがごく当たり前の常識となり、人生によい影響を与えているように見えます。
大人たちが経営や投資が上手なのはもちろんのこと、そこに至るまでの自分の人生への投資、つまり、勉強につかう時間や資金の使い方、使わせ方が、本当に上手だなあと私は思っています。 子供も成功するための親のサポートは、学歴をつけさせることや学校に全てを頼ることでもなく、親自身が成功したノウハウ全てを子供へ、幼児のころから段階を踏んで注ぎ込んでいます。 毎日の暮らしの、「常識」と、「価値観」。 子供の常識の基礎が出来上がるまで、6歳位までの間に、親は「自分たちの暮らし」をコピーさせているように見えます。 豊かで楽しい暮らしを、子供に受け継がせるために。
逆に、「無計画に、全てその場限りの行き当たりばったり。今を乗り切るだけで精一杯で、モグラたたき状態。あくせく働いても働いても、暮らしは何も変わらない。でもとにかく頑張る!」という親がどこかの国にいたとします。
その暮らしを子供が見ていて、それがごく当たり前の人生として子供も育つと、同じような大人に育つ可能性が、どこの国でも高いようです。(反面教師っていうパターンもありますが。) 未来のために資金や労力が使われず、「今を乗り切るために、今のことをやる。先のことまで手が回らない。」という自転車操業的な状態になると、すべてが悪循環です。 先が読めない時代になったとはよく言うけれど、全員が大企業を経営しているわけじゃないんだから、もっと固定されていること、例えば、就職浪人するためにその学科で大学院に進学したらどうなるか、そのパートの仕事は何年先まで何歳まで働けるか、親に介護が必要になったらどうなるかなど、ざっくりと先が読めることはまだまだたくさんあります。 昔、大ヒットしたこちらの本。私も当時読んだんですが、なるほどと思った部分もありつつ、「不動産を買う」みたいな解決法のあたりから、スーッと引いた記憶もあります。この本は内容がどうこうよりも、「高学歴でも、一生懸命働いても、のんびり豊かに暮らせるわけじゃない。」っていう、みんなが薄々感じていたことに、断言して最初に一石投じたことが、多くの人たちに衝撃的だったんだよなーと思ってます。 私はこの目で「ゆったり父さん あくせく父さん」たちを実際に見ていますが、「ゆったり父さん」になるためには、不動産を買う必要も、起業する必要も、必須ではないと思っています。 一番大切なのは、時間に追われるのではなく、時間を支配すること。 つまり、先を予測して行動すること。 半年先、どうしたらのんびり暮らせるか、常に考えてる + 常に行動してる、ってこと。 ほんと、食器なんか手で毎日全部洗って、ケンカしてる場合じゃないんですよ。 子供は全部、恐ろしいほどよく見ています。( ー`дー´)キリッ などと断言しながら思わず自分も、襟を正したりなんかり……。 人に言ってる場合じゃないダメな自分な上に、丸首Tシャツです。どうしよう。(笑)
[こうこく]
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
7 月 2020
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