小さなランタンの形がよかったので、買ってみました。 月が出ていなくても、こんな夜もいいものです。 ドイツのこの辺りでは、気温3℃。 東京感覚では冬の気温ですが、ここの真冬はマイナス10〜16℃のため、まだ秋です。 私も体感が現地化しているため、ウィンドブレーカーをはおるくらいの程度です。 チロル州はもっと寒いので、もう雪が降りました。 冬の準備も、ラストスパート。 どこの家の庭にも、薪がたくさん積まれています。 もうすぐ、楽しい冬がやってきます。 今年、冬至を楽しみにしていて、 それはなぜかというと、朔旦冬至(さくたんとうじ)だから。 19年に一度の「新月と冬至が重なる日」。 ご存知の通り、新月は、欠けていった月が転じて満ちていく、月の復活の日であり、 冬至は、一年で最も昼が短く、転じて昼が長くなっていく、太陽の復活の日ですが、 月と太陽が同日に復活するのは、19年に一度。 昔は大変めでたい吉日として、祝われたらしいです。 朔(月)旦(太陽)。 ああ、だから1月1日は「元旦」と呼ぶのか……。 そんなことを知って、考えて、思いついたこと。 今年2014年の12月22日、朔旦冬至を、ひとつの期限として、 それまでに、居心地の良い家にもう少し直すことにしました。その他いろいろ。 気分的には、月と太陽と一緒に、私も復活するつもりです。(笑) もっと大変な人が世の中にはごまんといるから大きな声では言えないけれど、 ちっぽけな自分的には、ここ数年、つらかったです。 周りのことや健康問題以外に、海外にいる自分という課題もあって、 今までの常識が非常識になり、価値観は逆転し、やることは裏目で、 日本でがんばって培ってきたことが、何にもならない、どうにもならないという、虚しさ。 でも、そんな月日をのりこえて、消化したからこそ、 穏やかな暮らしがきたように思えます。 今までの月日を乗り越えたお祝いに、日本から、ゆず湯を取り寄せます。 息子と一緒にお風呂に入って、太陽の話、月の話、いろんな話をするつもりです。 復活の日は近い。 なんてね。 その次の朔旦冬至は、2033年。 12月22日までにもう少し居心地の良い家にして、楽しいクリスマスを迎えるつもりです。
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山頂のカフェで食べたアップルケーキ。
風雨と日光と雪と極寒の気温に耐えているガサガサのテーブルが、山頂っぽい雰囲気。 ここのケーキは、おばあさんが作ったようなケーキで、おいしかったです。 写真通り、ほぼ、焼きりんご状態。 りんご90%くらいで、他は包んでる存在というか。 生クリームには、砂糖は入ってません。 固形化したミルクのようなもので、一緒に食べると「ミルクを飲みながらケーキを食べてる」感じ。 通常、クリームは別料金ですが、美味しいからつけます。 どっさりつけてくれます。 家のヤウゼでもどっさりクリームをつけるから、このくらいはないと! パン屋さん系、パティシエ系、おばあさん系、ママ系、とざっくり分けると、 私はおばあさん系のケーキが一番好きです。 普通、売ってないので、誰かにご招待を受けるヤウゼ以外では、あんまり出会えません。 やっと買えるカフェに出会ったと思ったら、山頂でした。 帰りには膝がガクガクしそうなくらい高い山です。 あんまり行けません。 無理せずに継続できる手軽な運動をと、日頃からよく歩きます。 田舎だから、どこへ行くにも、ちょっとした坂(山)を上り下り。 歩けば四季折々、一般道でもいろんな発見があります。 きれいだなと思って毎日少しずつ拾ってきた秋のパーツを、木皿にのせてみました。 浅いお皿は、おかずの盛りつけと同じ要領で、身構えずに飾れて簡単!ってことを発見。 センスとかは気にせずに、おままごとみたいに自由に。 そんな楽しみを見つけました。 この栗みたいなカスタニエは、人間は食べられません。 でも、ツヤツヤしていて、見た目は秋の味覚っぽく、なんだか美味しそうです。 視覚で秋を味わいます。 実は、私の友人たちがしていた飾りを、初めて真似てみたものです。 生花と違って、長持ちしそう。 友人宅の居間の写真、2パターンを再掲載。 左の写真の、不思議な白色の実と緑色の実は、飾り用のカボチャです。 秋になると、スーパーマーケットなどでよく売られています。 (食べられるのかどうかは知りません。) みんなは無理なく継続できる素敵なことが上手で、私も少しずつ試して取り入れています。 そうして今年は私も、拾った秋の物を集めて真似してみました。 ずっとやってみたかったことのうちの、ひとつ。 またひとつできました。 気持ちの良い部屋やベランダで、お菓子とコーヒー。
ヤウゼの時間。 市販の一般のお菓子は甘過ぎて苦手で、オーガニックのお菓子のほうが好みです。 でも買うとちょっぴりしか入ってないから(笑)、自分でいろいろつくります。 自分でつくるから、自分好みの味。 クッキーなんて、ピザを焼くついでにとかにササッと焼けるけど、贅沢だなって思います。 こどもに、いつもなるべく手作りのおかし。 それもやりたかったことのひとつ。 |