雑誌みたいな画像にしてみた!こういう「天然生活」みたいなこと一度してみたかったんだ〜。完全に自分ウケ。あはは。
Favoriteコーナーの第一弾は「無塗装の鉄木お箸」。 作ってるのは福山修一さんという日本の職人さんで、これはドイツの首都ベルリンにあるバウハウス資料美術館でも展示された、名誉あるステキなお箸。 バウハウスって、超〜有名なドイツの造形芸術学校の名前で「現代デザイン・建築の基礎を築いた」とまで言われているのだけど、その基本理念は「産業と芸術の統合を目指す『産業芸術』」。OH〜、理念だけでそれ、賛成! ここにはカンディンスキーとか超スターな先生たちがいたんだけど、ああ、できることなら私もここの学校で勉強したかったよ!ナチスの弾圧でとっくの昔に閉校しちゃったけどね。ってまだ生まれてなかったじゃん、私! そういう歴史ある名前を冠にした資料美術館で、職人による技とデザイン及び機能美が素晴らしいモダンデザインプロダクトが選出展示されて、その中に私が大好きなお箸もあったのでした。やっぱり?バウハウスにもわかる?って世界的名門になぜか上から目線になるくらい、なんか勝手に誇らしい気分。
一本、一本、手に馴染むように削り具合を確かめながら作られていて、その素朴なボコボコ表面効果によって、ツルツルのうどんとかも滑らずにとっても使いやすい。
うちのダンナくんは麺を箸で食べるのがあんまり上手じゃないけど、このお箸なら大丈夫で、よく私のを借りて使ってた。 上の写真のお箸2膳は、私からダンナくん&ユーマへのクリスマスプレゼント。
職人さんのかわいい判子つき。外国人へのギフトにウケる要素が満載。あはは。
以前からずっと「この箸、ボクのも買ってください。」とダンナくんにお願いされて買っておいたお箸。そして3才息子の初めてのお箸には絶対これだなぁと思っていて、日本から二膳をはるばる持参。 本当はもっと早くプレゼントしたかったんだけど、私たちが使うとユーマも使いたがるし、まだユーマにお箸は難しいから、3才になってしばらくたってからのクリスマスがちょうどいいかなと思って、ついにこの前プレゼント!ドイツ&オーストリアに子供用サイズのお箸が売ってるとは思えなかったし、持参して本当によかったなぁって思う。 食器用の塗装してある木製スプーンを買ったことがあるんだけど、2歳児ユーマは時々、ふざけてスプーンをがじがじ噛んだりすることがあって、それで塗装がはげて、そこから中に変なシミができちゃって、もしかして不衛生かな〜と仕方なく捨てたことがあったんだ。だから次に買うものは無塗装のものをあげたかった。無塗装のスプーンでさえ見つけられなくて、頼んで作ってもらったのに、無塗装の箸なんてそんなマニアックな物は、日本でもなかなか普通に売ってないのさ!えへん。 ところで「鉄木」とは硬い木の総称で、このお箸の木材は「ウリン」というマレーシア産の木なんだそうですよ。水に最強の木と言われていて、船の甲板や公園のベンチやウッドデッキなどに使用されている木材だそうな。 それでも毎回ちゃんと職人さんが削り工程に入る前に、強度を確かめる折り試験を行って、削り方・曲がりなどのチェックして、やっとこのお箸が出来上がる。 水に最強、とはいっても油物を食べたりもするし「本当に無塗装でも問題ないの?どーなのさー?」って最初は自分なりに検証を重ねて、というかオタク的にはこの検証がまた楽しいんだけど、使い続けて1年オーバーして、汚くなるどころか日々使い込んだ感で増々なんだか美しくなった。それで家族分を揃えることにしたの。 福山さんのお話によると「15年以上使っている、というお客さんがいる」そうで、お箸1年生の自分はまだまだ超〜初心者であることが判明(笑)。10年以上使って削り直し依頼をするお客さんとかもいて、私もいつか絶対削り直ししてもらうんだ!などと思ってる。 が、その野望をダンナくんに話したら「新しい箸を買えませんか?そのほうが簡単です。」などと、至極もっともな事を言われた。 ちっちっち〜、わかってないな〜、削り直ししてもらうのが楽しいんじゃん!お箸の限界に挑戦したいんだよ!←なんだそれ?って自分でも思うけど、15年以上検証するって、なんかワクワクするよね?ね? そんな会話を日本でしていたんだけど、引っ越し荷物をまとめていた時に、間違って誰かに捨てられちゃったらしく、私の1年生お箸がどうしても見つからない。またふりだしに戻っちゃった!!ちっきしょー!
ところで、このお箸にはやたらサイズ展開があって、どれがいいのかちょっと迷う。
使いやすさの最適化を願う職人さんの真面目さが伺える。 手の大きさによって最適なサイズがあるらしく、図の「あた」の1.5倍がその人の理想的なお箸の長さらしい。自分の体重も測ってないのに、あたなんて知らんがな。 一応、22.5cmサイズが男性用、21cmサイズが女性用らしい。ダンナくんはガイジン男性で手が大きいし、シリーズ最大の23.5cmにしてみた。ユーマのは一番ちいちゃな15cm。結局、あた完全無視で測ってない。 前回、自分のを買ったときも「このくらいかな?」って適当に選んだんだけど、次こそは、ちゃんと自分のあたを測って買って、15年くらいたったら削り直ししてもらうことにしよう。プロフィールにmyあたサイズも自然に書いてる人がいたら、仲間だな、きっと。お箸何年生なのか、思わずメールしたいくらい。 などと熱くひとしきり盛り上がった後、そっと手にとってみる。 私の絶賛をはにかむような、すごく素朴なお箸。あはは。 素朴さが好き。大切にしようって思う。
2 コメント
めぐりん
10/1/2012 00:14:28
おはようございます。
返信
12/1/2012 00:19:00
>めぐりんさん
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