昔のチロルの山小屋みたいな、屋根も壁も木でできた家があんまりにもかわいかったので、通りすがりの家のドアをパチリ。 …そういえばこのチョークで書かれた文字、何の意味だろう? この辺りはどこに行っても、玄関先には白のチョークで何か書いてあります。 私はその文字を全く読まずに、なんとなく先入観で、各家の住所が書かれているんだと思ってました。 たまたま今回この写真をブログに掲載しようと思った為、個人情報は消さなくちゃいけないよなーとこの文字を改めて見た訳です。で、住所っぽくないな、と。(笑) それで調べたところ、これは カソリックのおまじないでした。 最初と最後の文字は、年号です。つまり、今年の「2012年」。 「C+M+B」の意味は、Caspar, Melchior, Balthasarの頭文字で、 『東方の三博士(Caspar, Melchior, Balthasar) とのこと。 このおまじないを書いておくと、この家は祝福されて不幸が回避できるらしいです。 がしかし、地域によって「C+M+B」の解釈は他にもあって、 Christus mansionem benedicat (ラテン語) こちらの解釈のほうが、今は主流っぽいです。 もしくはダブルミーニング。 ちなみに「+」は足し算のマークではなく、十字架だそうです。4つの十字架。 そして、書き方も地域差があって、 「20 * C 12 + M + B *」 「20 C + M + B12」 「20 + CMB 12」 「20 + C + M + B + 12」 いろいろみたいです。 というわけで、これらは 「主が祝福をくださって、この家から不幸を遠ざけるおまじない……☆」 ということがわかりました。(`・ω・´)+ そして。 おまけの余談。 「かわいい! クリスマスにちょうどいい感じのステキな風習ね! うちのドアにも、そのおまじない、 チョークで書いちゃおうかしら…♡(´∀`人) 」 という人が 何十万人のうちの1人くらいは、 私みたいなのが絶対いそうなので、 (´∀`)お前か 念のため書いておきますが、 これは宗教の風習なので、 この表記のある家を探し選んで、 カソリックの人が募金を集めに来ます。 日本で書いたらどうなるか知りませんが、この辺りでは、聖歌隊が来て家の前で歌ってくれて、家の人が募金を渡すそうです。 オシャレ度UPの気まぐれで、聖歌隊を困らせないように。(笑) いろんな習慣があるもんですね。 機会があったら、その聖歌隊が歌ってるところをレポートしたいです。 ではまたね。Tschüss〜!(●´∪`●)/ 今時のチョークは歯磨きと同じ安心成分なのね。粉が出ないとか色々その進化にびっくり。 昔の日本の子供みたいに、道に絵を描いて遊びたいな。
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