この暖炉はここに住んでいる某さんの手作りです。
ユーマが遊んでいた手前のショベルカーも一緒にパチリ。 側面に扉がある、直火タイプの暖炉は触ったら即やけどするほど熱くなるらしいんですけど、何で背もたれ的な場所に作るんでしょうね? 謎です。(๑˙ε˙๑) (*以前の記事で「やけどするほどではない」って書きましたが、暖まった空気を貯めるタイプや直火のものなど、手作りだけにそれぞれ様々なので、火が入ってる暖炉には触らないのが賢明です。) ちなみに、暖炉は勝手に設置できず、チロル州への申請が必要です。 登録すると、定期的に行政認定の管理業者(?)が来て、使用しても問題ない暖炉かチェックしたり掃除したりするらしいです。 賃貸物件の暖炉や作り付けの家具などは、代々の借り主たちがカスタマイズしたのを、次の借り主がそのまま引き継いだり、新しく作ったりしているようです。 賃貸でも自由にいろんな改造ができていいな〜と思いますが、東京の一般建築物は耐用年数があまりにも短いから、改造するのももったいないような気もします。 私が見た中で、今現在も普通に使われている一番古い建物は、築400年くらいだったと思います。(書き間違いじゃないですよ、400年であってます。( ´艸`) 私たちが住んでる家も、定礎的な飾りタイルの年号から察するに、築160年くらいのアパートメントです。 もし日本の家もこんなに長期間使えるのなら、多くの人は住宅ローンのためにあんなに働かなくてもいいのかもしれない……と悔しく思ったりしますが、チロル州の家をもし買うなら、住宅広告を見る限りやっぱりたくさん働く必要がありそうです。 この辺りはド田舎なのに中古でも意外と驚くほど高くて、全額返すのに2、3世代くらいかかりそうです。だから多くの一軒家が3世帯住宅なんじゃないの?って思ったりなんかり。 でも「自分が働いて孫に財産を残す」という感じでもないようです。チロルは田舎で職が限られるから、子供や孫たちがその家に住めるかなんて全くわからなさそうです。 みんながどういう人生設計してるのか、その平均って全くわかりません。 たぶん本当に、人それぞれなんだと思います。 私たちは転々としていて、家を買う機会はたぶん一生ないと思うし、改造する機会さえもなさそうですが、いいものを代々受け継いで手入れしながら大切に使うのって大好きです。 また引っ越しするなら次はユーマの学校のことを考えてしばらく長い間いるつもりで、そうなったら今度こそインテリアや雑貨とか楽しめるはずで、その日が楽しみです。 ではまたね。(●´∪`●)/ Tschüss! 大原さんの新しい本、彼女の今のお考えを読んでみたいなぁと思いつつ、それはそれで、私らしい暮らしを自分で考えてつくっていこう!って思ったり。チロル州式の小さい暮らしを取り入れて自分なりに。
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チロル州の、仲良し某さんのお家。
これを撮ったのは10月で、トチの実とカボチャとホウズキ(?)が飾られていました。 白いフリフリのもカボチャ。 トチの実はこんな感じでカゴや木のお皿に入れて飾っている家が多くみられました。 こんな使い方があるんですね。素朴なかわいさが好き。 私たちの友人宅は、リビングにテレビを置いていない家が多くて、こんなカボチャたちを前にお茶を飲みながら、編み物をしたりおしゃべりをしたり。 テレビとかDVD機器やリモコンの山が無いだけで、リビングの雰囲気や家族友人のコミュニケーションもまるで違ってくるってことを、チロル州で知りました。 人間が主役で、ソファーの正面はソファー。 もちろん、ソファーでくつろぐのはヤウゼが終わってからね!(笑) ではまたね。Tschüss (●´∪`●)/ チロル州は昔からの暮らしがあんまり変わっていないような印象があります。私もオーストリアとドイツの昔ながらの暮らしをもっともっと知りたくて、読んでみたい本がいっぱい。 某さん宅の手作り暖炉。 ここも持ち家のため、内装も全て手作りとのこと。 なんかちょっと変わったデザインだけど、直しながら使っているそうな。 作れるってことは、直せるってことだね。 最初は下も空いていて、空間があったんだって。(猫足みたいなところね。) でもレンガが落ちるから埋めちゃったそうな。ふむふむ、確かに落ちそうだ。 あれ?薪をくべるドアはどこ? 私の暖炉記事を既読の方はすでにご存知。 ドアは部屋の外にあるんだよ。 廊下からとった一枚。
真下の床はこの写真の壁一部と同じ赤いタイルが付いていて、薪が積んであったよ。 チロル州の各家庭の暖炉は手作りが普通で、それだけに個性豊か。 それが大好きで、だいたいどこに行っても失礼のない範囲内で写真を撮らせてもらってる。だから暖炉コレクションのストックはまだまだあるよ(笑)。 ホームセンターで売ってる完成品を買ってそのまま使ってるのは、今のところ、マクドナルド店舗でしか見た事がないね。 あぁもっと、知らない家の暖炉も見てみたい!(笑) チロル州の人達は、無いものは手作りしたり、親兄弟親戚友人と何でも借りっこしたり(物や金銭でのお礼無し)、人手が欲しい時は手伝いあったり(同、お礼無し)、いったい何にお金をつかうんだろう?と、いつも思うんだ。 ドイツ人は質素でゆとりある暮らしが上手だとよく日本の本や雑誌で目にするけどさ、とりあえず私の知っている限りでは、どう考えても、冬は豪雪で他の谷にすら移動もできなかった歴史あるチロル州のほうが、も〜〜〜のすごく質素。 だけど暮らしが豊かなのはなんでだろう?と、ずっと観察してるんだ。 推測だけど、長くて厳しい冬を少ない資源で同じ谷のみんなで助けあって乗り切ってきた文化だからだと思うんだ。一緒に助け合う仲間だから、見栄も嫉妬も必要ない。 そんな陸の孤島の歴史が、どこか島国にも似て、古き良き日本を思い出させるんだ。 ではまたね。Tschüss〜!(●´∪`●)/ 段階的に、現代日本的暮らし→ドイツ人の暮らしのワンクッションをへてからのほうが、質素なチロリアンのゆとりある暮らしの倹約ショックも柔らかく実践しやすそう。笑 |