ストック写真から選んでいるため季節外れになりますが、これはイースターの頃の写真です。この時期はウサギのものがどこのお店もいっぱいです。
カフェでケーキを食べた時、3才のユーマはこれを選びました。 フルーツがのっているものや、クリームやチョコレート、いろんな種類にのケーキがあったのに、それでもこれが食べたいんだねと、ちょっとおもしろかったです。 それにしても、左右で目の色が違うとは! たしかに、同じ色が2個並んでいるよりも、かわいいです。外国にいるとごく普通の何気ない日常の中でも、自分の概念が外されやすくて刺激的です。 ユーマがオーダーしてくれたおかげで、写真が撮れてよかったです。 撮り終わるまで、ケーキ真ん前の席でじっと待っていてくれた息子の小さな手と、小さなズボンも一緒にパチリ。 それではまた次回! (●´∪`●)/ Tschüss〜!
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暖炉上部にある、不思議なくぼみ。 角度を変えると、深さのある小さなドンブリらしき陶器が埋め込まれていることがわかります。 これはなんのためにあるのでしょう? うちのダンナくんに聞いたところ「くぼみをつけることで、暖炉の表面積を増やして、熱の放射を効率よくします。部屋がもっと暖かくなります。」とのことでした。 文化価値のあるとても古い家の暖炉にもくぼみがついていたので、この知恵は昔からあるようです。 昔のチロル州は長い冬の間を雪で閉ざされていたため、谷ごとに様々な文化があると聞いていますが、様々な多くの古い暖炉にもくぼみがついていました。 チロル州それぞれの谷から集めてきた、とても古い農家の家などを保存する野外博物館に行ったことがありまして、その時に撮影した暖炉がこちらです。 あれ? さきほどの暖炉と似ていますね。 埋め込まれている絵柄のタイルといい、やっぱり伝統が受け継がれているようです。 同じ博物館で、別の古い家の暖炉も撮影しました。 こちらは少し浅めですが、やはりくぼみがついています。
(なお、他の家ではくぼんでいないフラットなタイプもありました。) ところで、この暖炉には火を燃やして薪をくべるための扉が見当たりませんが、ちょうど子供の頭で隠れているわけではなく、隣のキッチンにあったと思います。つまり、この暖炉は部屋をまたがっているのです。 こういったとても古い家は、少ない燃料で家全体が暖まるように、実にうまく設計されています。 キッチンで使う調理用の火の熱を、隣の部屋の暖炉にもまわして、そしてさらに他の部屋にも熱が伝わるように、煙突が2階の部屋にもうまく配置されている家を多く見ました。 チロル州は気候的に贅沢できない歴史が長かった分、長く厳しい冬でも上手に楽しく暮らせる文化があるように見えます。 現代の今でも、薪の蓄えや家の修理など越冬の準備は、秋の終わりまでに済ませておきます。トラック運搬上の理由なのか、雪が降り出す前の早め早めに薪を買うほうが安いそうです。 そういった「実際に目で見た知識」もあったので、アメリカ人の友達と暖炉の話をしていた時に「暖炉のくぼみってさ…」などと話し出してみたのですが、 「ああ!それ、私も知ってる!リンゴをいれておくためでしょう?」 と言われました。 彼女のお義母さんはチロルに住んでいるスイス人なのですが、「お義母さんは、りんごを入れるって言ってたよ。」とのこと。 私は英語でうまく説明できなくて、一緒にいたうちのダンナくんから彼の熱効率説をかわりに説明してもらったのですが、彼女自身がチロル州でもスイス出身でもないから、結局なんのためのくぼみなんだろうねー?とみんなで笑って終わりました。 チロル州内でも谷ごとに文化が違うくらいだから、スイスだと何かのためにリンゴを入れるのかもしれませんね。 というわけで。 長くなりましたが、あの不思議なくぼみは「部屋をもっと暖かくするため。」もしくは「りんごを入れておくため。」かもしれません。 おしまい。 それではまた次回! (●´∪`●)/ Tschüss〜! このあたりでは一般的な家族用の賃貸アパートメントだから、どこでもよく見かけるタイプの暖炉が備え付けてありました。 燃えている薪が見えるような暖炉ではなく、内側で燃えている火の熱が伝わって、暖炉側面の壁がほんわり暖かくなるものです。 冬は外の気温が昼間でもマイナス16℃位ですが、暖炉があると家中がとっても暖かくなります。 ちなみに、下のオレンジ色の柄は、ストーブに沿った椅子になっています。 ストーブを左横から見ると、薪をくべる小さな扉がついています。 (逆光で、暗くてすみません。(●´∪`●;) ) この中から外へ直結した煙突があって、燃焼の為の換気は必要ないです。ただし、サンタクロースは通れなさそうです。 扉部分も細工が凝っていて、拡大すると こんな扉と こんな扉がついていました。 普通の賃貸なのに、いろいろ凝った細工がほどこされてるなぁと思って、「どうしてこんなに凝ってるの?」とうちのダンナくんに聞いたら、なんでそんな疑問が湧くの?みたいな顔をして、「そのほうがステキで、気分がよくなるでしょう?」と答えてくれました。 椅子近くの側面には、ひとつひとつ柄の違うタイル(?)が埋め込まれていました。 暖炉に火が入ってる時にタイルを触ると、結構熱くなっているので注意していますが、やけどをするほどではないです。 ところで、暖炉上部に丸い窪みがあったことにお気づきでしょうか? あれはそういうデザインなのではなく、ちゃんと理由があるのです。 そのお話はまた次回に! (●´∪`●)/ Tschüss〜! |