義父が地下室の掃除をしていて、ゴミ箱行きになったもの。 かなり古いみたいだけどなんだろう、これ?? 聞いてみたところ、うちのダンナくんが子供の時これを持って近くの酪農家に牛乳をもらいに行ってたそうな。いかにもアルプスの少年だわー! チロルの人間関係なら納得。雪で閉ざされなくなった現代でも、今も昔もみんなで物を回しあうし、協力しあう、みたいな。みんなで一緒に生きている感じがします。 なお、このかわいいボトルは「えー!何に使うの!?」ってみんなに笑われながらも私が拾って、窓際に飾ることにしました。 サイズは大きめの水筒くらいなのですが、ユーマが時々これにミニカーを入れて運んだりしています。 夏は牧草地で牛たちが「今日はここで」って割り当てられた場所で、のんびりと草を食べて、水を飲んで、気ままに動いています。 とっても気持ち良さそうで、そりゃあ牛乳も美味しくなるわけだ!などと、勝手に思わず納得しちゃいます。
チロルのスーパーマーケットでごく普通に売られているパックの牛乳でも、ものすごく美味しいです。チーズも、生クリームも、バターも、乳製品全般は、今まで私が食べていた物と味が全然違う。 東京にいた時は、チロル出身の旦那様のためにお値段も高めな生乳タイプの牛乳を買っていたのに「牛乳の味がしない…。」って言われていたのですが、ここで生活しているとその意味が舌でわかります。 私もここで外国産のお米には非常に物足りなさを感じるからそんな感じかな? チロルに来たら、乳製品をぜひ食べてください。 それではまた次回。 (●´∪`●)/ Tschüss〜! 日本でも、妥協なきチーズを作ると有名シェフたちに評判な吉田牧場のものなら美味しいのかなって期待してて、それは一度食べてみたいです。ここの牛たちも幸せに暮らしてるのかな?
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ついこの前、チロル州のある山頂から撮影された写真です。 山登りをした某さんから画像をご提供頂きました。 標高の高いアルプスの山々から、なだらかな斜面にぽつぽつと点在する家々に向かって、静かに雪が近づいているのがよくわかります。冬の到来が視角化されてる! 最近はぐっと冷えてきて、雨の日ともなると天気予報の最高気温は2℃。 それでも真冬は昼間もマイナス16℃位にはなる地域ですから、今はまだ秋です。 この日は晴れているから、これでもかなり山の雪は溶けた状態だと思います。 まさに「チロル州」な一枚。
手前の茶色は恐らく、落ちないための柵です。 山は自力でも登れますが、場所によっては夏でもゴンドラが稼働しているそうです。 冬はもちろんスキーのためですけど、夏はパラグライダーなどを楽しむ人のために。 夏は時々、上空を飛んでいるのを見かけます。 私の第二の故郷、チロル。 自然は厳しいし、独特なチロル方言でみんな何言ってるのか普通の勉強をしてもなかなか難しいけど、本当に心からこの州とここの人たちが好きです。 ♪チロル良いとこ〜、一度はおいで〜♪ ちょいなちょいな〜 それではまた次回。 (●´∪`●)/ Tschüss〜! 用事があって遠出した時、道端の牧草地でカゴを並べて売っているお店を見かけました。気になって、ついつい寄り道。 左を向いて、角度を変えてみました。 全方向、牧草。 のんびりとした風景にちょこんと並ぶカゴたち。 こんな牧草地に転がってると、かわいさ割り増し。 私の住んでいる町ではこんなカゴは全く売っていなくて、どこで買うんだろう?と思ってたけれど、まさかこんなところにあるとは! 憧れの手編みカゴたちが無造作にたくさん転がっています。 つやつやのカゴ。 かわいいっていうか、造りも色も美しいです。 お店の人が出て来たので、会話してみました。 売っているカゴは全部、天然の物で、手作り。 色も着色していなくて、それぞれが天然の色。ツヤも塗料じゃなくて天然、とのこと。 そうなんだ! てっきり、上の写真のカゴみたいな薄い茶色がベースで、濃い茶色や白い色のは塗料のものかと思ったけれど、違いました。 ちゃんと見たら、確かに天然。気持ち良さそう! 後でネットで少し調べたのですが、柳の枝を茹でて作るみたいですね。 ドイツの文化は疎いのだけど、昔ながらの伝統を感じました。 白色の部分は、時間がたつといい感じに色が変わるとお店の人が言うので、ひとつ疑問が湧きました。 もしかして、日にあたるとヌメ革みたいにいい感じの色になるのかな…? 「ここにカゴが並んでいるのは、ここでカゴを売ってますよっていう通り過ぎる車へのアピールですか?それとも、売りつつもこの強い日差しでカゴの色つやをもっと良くするためですか?」 そう聞いてみたら、 お店の人は、何でそんなことを考えるんだ?みたいな顔で、ここに並べているのは宣伝のためだけで日にあてて色を変えたいわけじゃないと笑いながら教えてくれました。 このお店はドイツの北のほうから車で来て、1週間程度ここで売ったらまた移動するそうです。 ダンナくんの話によると、こういうところで売っている物は市価よりちょっと高いらしいのですが、でもこういう出店は夏にしかないし、最後のチャンスかもしれないと思って、1つ買ってしまいました! ちょうどいい大きさで、買い物に使えるサイズ。 童話の赤ずきんちゃんが持っていそう…♡(´∀`人) ってほんわりしましたが、実際に使うのは私なので、サザエになりそうな予感。 ドイツパンじゃなくてネギがはみ出る、みたいな。 白い部分がどんな色に変わっていくのか、観察も楽しみです。 何度見ても、ほれぼれ。きれい。
ちなみにこういうカゴって、今まで路面店で見かけたことがないのは、もしかするとこの辺りの若い人は伝統的なカゴなんてあんまり興味がないからかもしれません。 たまに見かける手編みカゴ持ち人はだいたいおばあさんで、私も欲しいと言ったらうちのダンナくんは「えー!おばあさんみたい。」といつも言います。 日本でも、観光や在住の外国人が好きなインテリア雑貨って、だいたい日本古来の伝統的なものが多いから、やっぱりどこの国でもそうなるのかもしれません。 でもかわいすぎて、ドイツの伝統的文化を調べたくなりました。 もっともっと集めたくなっちゃうドイツの手編みカゴでした。 それではまた次回。 (●´∪`●)/ Tschüss〜! ちなみに今の時代は、こっちのカゴらしいです。持っている人も、売っているお店も、あちこちでよく見かけます。ドイツで40年以上、機能を追求し続けるライゼンタール社製のバッグ。 |