「日本語では、モグラって言うんだよ。」 「……もぐら?」 「そう、モグラ!」 毎日がドイツ語だけにならないように、少しずつ日本語を教えています。 息子は少し前から英語圏出身の子供と学校で仲良くなり、英語も少しずつ話すようになっています。 それぞれの言葉が混じらないように、日本語で話すなら全部日本語、英語で話すなら全部英語、 ドイツ語で話すなら全部ドイツ語、と丁寧に、根気よく修正しています。 でも普通の親とは違って、 ( ꒪ω꒪ ) 「……は? Zauberparty? …… Zauberって何?」 (〃'∇'〃;) 「えーと、えーと、……Magic!」 わからないドイツ単語を、息子に教えてもらったりしています。(笑) 書いてあることをとりあえず私が音読すれば、子供には意味がわかったりします。 私は内心いつも、 「意味わかんなかったけど、これも読めた!この発音で(息子に)通じた!」みたいな気持ちです。 息子はまだ日本語も英語もまだまだ語彙も足りないので、 わからなかったら一緒に辞書で調べて勉強します。良い勉強仲間です。 息子の日本語の発音も、正しくネイティブらしく修正しています。 「カラス〜」 「あ、カラスの 『ラ』 は、Rの発音じゃないよ。 巻かないで発音して。 カラス!」 私の変なドイツ語発音も、もちろん息子に修正されます。 ( `・ω・´) 「ママ、違う! HARIBO!」 (・ω・;) 「?!…… は、ハリボー。」 ( `・ω・´)ノ 「Nein! HA〜RI〜BO!」 ( ꒪ω꒪ ) 「……ハリボー。」 ( `・ω・´)ノ 「Nein ! ママ、よく聞いて。 RI〜。RI〜。RI〜。HARIBO!」 (´;ω;`)「はへぼー」 ( `・ω・´)ノ「Nein!」 ハリボーって、有名なドイツのグミ菓子の名前です。 日本でも売ってて、昔から食べていたけれど、 その後の人生でハリボーを連呼することになるとは、露知らず。 私、ドイツ語の巻き巻きのRの発音、ほんと苦手なんですよ。 っていうか、ハリボーの正しい発音よりも、 もっと大切な言葉で発音を練習したほうがいいのでは? (つд⊂) と、思いつつ、 私がドイツ語を話せるようにと、息子も一生懸命に繰り返し教えてくれるため、 良い生徒になれるように、何度も練習をします。 (´;ω;`)「はへぼー」 先生であり、生徒。 生徒であり、先生。 変な親子です。 [ご注意書き] 息子は、Nein(= No)って言われることも、何度も失敗することも、悪いことだと思っていないです。 「ダメと言ったら萎縮してトラウマになるんじゃないの?」なんて考えが、全く無い文化環境です。 自分が言われても何とも思わないため(それが何でもない環境のため)、私にも言います。 私は日本語で書いていますが、外国に住んでいます。 日本の人は「ダメ」とか否定の言葉がものすごく苦手な人が多いので、念のため。 大きな窓ガラスは、私たちの黒板です。日本から持ってきた「窓ガラスに描けるクレヨン」。 アルファベット、ひらがな、数字の楽しい練習にもってこいです。 紙じゃなくて、ガラスに描くのって、大人も楽しいです。いや、マジで大興奮しました。だって、ガラスよ? 白も描けるのよ? 水森亜土タンを今更改めて尊敬! 送料込みで400円台って、Amazonはホント恐ろしい。こんなの勝てるか!みたいな。笑 特殊繊維でできた専用クリーナーは、面白いほどスッと消えます。 最初、私、サクラみたいに「おおおおっ!」って言っちゃったもの。 息子に楽しく窓拭き掃除もしてもらう方向で…… ू(・ิ ॄ・ิू๑)。。。。 夢中になって拭いてくれます。(笑) 日本で面白い画材をいろいろ買い込んで、ドイツに持ってきました。 息子が大きくなってから読めるように、手持ちの児童書も少しずつ増やしています。 [あとがき / 前回記事の補足 ] ドイツの学校がなぜ長期休暇ばかりなのか。なぜそれで大丈夫なのか。
ていうか、子供だけじゃないんですよ! ドイツの企業の平均有給休暇は、年30日で、平均取得日数は年28日らしいです。 しかも、病欠は有給休暇と別枠で、休暇がもらえます。 で、その平均病欠日数は、年9.5日とか。 過去20年で一番少なかった年は、それでも年7.9日とのこと…。 日本人的には、有給が合計で年40日くらいの感覚ですね。 なぜそれで大丈夫な上に好景気なのー?? (੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾ ちなみに、ドイツの祝日は(州によって違うけれど)、日本と同じくらい日数があります。 日本の小学校がドイツと同じように長期休暇をとったら、 塾に行けない子はみるみる学力が落ちそうなイメージですが、 日本の企業でもドイツと同じように有給取得できたら、みるみる倒産しそうなイメージです。(笑) いや〜〜、実にドイツは興味深い国です。社会的に良い仕組みがガッチリ組まれています。 その仕組みを厳しく運営しているのは結局、国民です。鬼瓦帝国。 ドイツは政治、学校や教育、文化、企業、家族、一個人、全部キッチリつながっていて、苦渋の決断も、論理的・合理的に容赦ないというか、経済大国になるべくしてなったような文化に見えます。そう、彼らが地道に築いた、総合的な文化に見えます。(もちろん個人的な見解です。) 部分的に真似して年30日有給にできるものじゃないと思います。まず、教育からだもの。 この世界的不況下で、この休暇取得率で、過去最高の売上高の企業が出るほど好景気なのは相当すごいことです。 もちろん良いことばかりはなく、大賛成なことばかりでもなく、良い面も悪い面も、彼らの文化を客観的にずっと勉強させてもらってると思っています。独逸について独学留学、独語も独学自習。(・∀・)は? EUはご存知の通り今どえらいことになってますが、ほんと持ちこたえてほしいです。 などなど、ドイツの小学校の長期休暇について、最初は今日の本記事のほうに私の主観的推察を書き始めたらあまりにも長くなりすぎたので、今回は潔くそれらの部分を全カットしました。 ほら!あとがきで概要書くだけでも、既にこんなに長くなった!(笑) 文章は別保存してるため、いつか「エッセイ」枠で更新しようかなと思ってます。 かなり気まぐれな更新となっているのに、いつも読んでくださってありがとうございます。 ご心配おかけしております。(∩・∀・)∩ こつこつ更新しますー。
1 コメント
まる
9/5/2014 03:22:05
いつの間に!私が中国に行っている間に更新されてるじゃないですか~♪久々に可愛い絵が見られて嬉しいです(*^-^*)
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