昨晩、ふと、
(๑˙ε˙๑) 「あのスープ用の肉は、意外と焼き肉でもいけるかな? やっぱり固いかな…?」 ということが急に頭に浮かんで、 買っておいた牛肉(生)の塊を少し切って焼いてみました。 理科の実験みたいで、わくわく。 以前から焼き肉を食べたいなーと思っていたけれど、 うちの近くのスーパー(ドイツ)には 焼き肉にいい感じの生鮮肉が売ってません。 日本のみたいな薄切り肉の料理がないのか、 大きい塊か、サイコロ型か、ステーキ用か、ミンチ、みたいな肉ばかり。 みんな、バーベキューでは何を焼いてるんだろう? ドイツに住んでいてもチロル州コミュニティが主な我が家。 雪で道が閉ざされる文化のチロル州では、 生鮮肉を使うなんていう豪華な料理は、歴史的に非日常みたいです。 私は外国人なんで、ソーセージとか加工肉にちょっと飽きて、 超〜〜贅沢に生鮮の牛肉なんて買ってみました。 ごろん、とした肉の塊を切るのは、生まれて初めて。 ちゃっちゃと切れる予定が、結構時間がかかりました。 うちで一番切れるはずのナイフがあんまり役に立たなかったことと、 スジとか脂肪とかを取り除いて良い方向に切り分けることが難しかったため。 想像以上に、意外と難しい。 お肉屋さん、料理人、みんなすごいなー。プロだなー。 そんなホンワリとした気持ちで、 焼き肉、じゅー。 日本の焼き肉のタレ、とろん。 しあわせだー。(●´⌓`●) ゚+.゚ で、 案の定、噛み切れない。(笑) 超贅沢な生鮮肉なだけに、 タレをつけちゃったのだけでも食べなきゃ、って 必死にガブガブ噛んでみたものの、終わりが見えない。 いや、私の歯の終わりが来そう。ヽ(;´Д`)ノ アゴ!歯! 途中で挫折して、すでに焼いちゃった肉は 翌日スープに入れることにして終わりにしました。 で、 これを書いている今でも、歯茎が疲れています。(・∀・) それごらん 「スープ用の肉は、やっぱりスープ用なんだなー」という 実践しなくてもわかりきってる常識をあえて実験して認識するっていう、 NHK教育テレビ番組みたいな小さい遊びが、私は好きです。 大人になると、そういう好きなことが自由にできて、うれしい。 そうそう。 日本にいた時、私も旦那くんも たぶん一番楽しみにしていたNHK教育番組「大科学実験」。 「太陽光でステーキが焼けるか?」などの身近な疑問の実験から、「人の声でガラスのコップが割れるか?」とか、「10m四方の巨大テーブクロス引きに、時速140kmで走るレーシングカーを使って挑戦」などという、愛すべきクルクルパーな実験をしていた番組です。もっと大実験してほしい〜。
2 コメント
やあやあ、みなさん。
ブログ更新が絶賛滞っててすみません。 わたくし、風邪をひいてしまいましてね、これがね〜、なかなか治らないんですよ。 自分の体を騙し騙しずっとこき使ってきたはずが、きっちりと代償を支払わせられてる感じです。
息子のユーマさんはというと、鼻たらして咳してるけれど、ものすごく元気です。
がしかし、私は発熱しててもその元気男児の世話をするという、もはや毎年恒例のパターン。 親戚や友人など頼れる人がいるオーストリアならよかったけれど、ドイツではまだゼロ。ド田舎だから使える交通機関もない。 しかも今年は、幼稚園までの長い長い道のりを徒歩で送り迎えするというオプション付です。(注:休みが続くと退園させられます。) 熱があるのに氷点下の外気に飛び込んで、体重が約17Kgとなった息子を背負って坂道を登っていると「あれ?私、なんでこんな事してるの?」って、 自分は何かに入隊したような気持ちになるのであります。(´▽`) ちなみに車を買いかえるのはちょっと様子見してます。いつまでここに住むのかわからないから絶対中古車がいいのに、AT車なんて中古車市場にあんまり出ない。(笑) なぜかというと、チロル州はですね〜、豪雪だけじゃなくて、急坂がものすごいんです。(´・ω・`) 坂の勾配標識が15%とか、普通。 坂がどのくらい急かってのをパーセントで書くと私もあんまりピンとこないけど、ざっと検索したところ、日光のいろは坂の平均勾配が4.2%、最大で8.8%。箱根峠は3%、らしいです。 日本で新しく道路を作る時、最大12%まで認可されるようです。 日本有数の急坂として有名らしい奈良県と大阪府の間にある国道308号(暗峠,平均20%)の西側・急坂区間の写真が、チロル州のイメージに一番近かったです。特に急勾配に見えないくらい、ものすごく普通。わかる人には感じが伝わるかも。 そんな道なのに、冬は昼でも氷点下16℃とか未知の世界が怖くてね〜。ドイツの坂はチロル州よりずうっとマシなんですけど、チロルも行き来する懸念もあって、ついつい、車を買うという野望も後回しにしてしまったりなんかりしております。 よって、おんぶ生活。 幼稚園までのあの距離はまだ4歳児には辛いらしい。(;´Д`)=з 義父からもらった自転車(幼児シートなし)が、物置に転がってるけど、なにせ坂がね…。(笑) 薬もなく、風邪がそのうち自然に治る事を願うだけでしたが、 一度、熱とだるさがハンパ無くて、 ああ、これはちょっと、ほんとヤバイ。病院に行くしかないかな…? なーんて思って、 私の命綱である電子辞書をゴソゴソと準備したら なんと、電池切れ。
こんな時に限って電池切れなのが、実に私らしい。(´∀`)
言葉も面倒ですが、ドイツの健康保険は、日本に比べると恐ろしく面倒な支払い方法で、しかも遠くの薬局まで長い長い道のりを徒歩で買いに行くこと、薬局の店員が全く英語を話せない人であること等々を考えると、ただただ全てが面倒で、それなら静かに寝ていたい…と、時間があればひたすら寝ておりました。 以上、ご報告です。 愚痴する時間なんかがあるなら仮眠したいと思うサバイバル生活。 更新が止まると、ご想像でご心配をおかけするので書いてみました。 (o'v`o;A) 私は喜びも悲しみも苦難も、全て話のネタにしています。(・∀・)ノよっ!泣き笑い上手!あはは。ブログやってるからっていうのじゃなく、もともとこういう紆余曲折をおもしろおかしく友達に話すことが大好き。 人を笑わせること、楽しんでもらうこと自体が好き。そしてその内容は、創り出した何かよりも、リアルのほうが自分でも心に響きます。 それはまるで音叉がその機能を果たすかのように、良いことも悪いことも日々の事実に心を震わせる私。その心の振動で溢れでてくる言葉をいつもここに書き留めています。願わくば、文章に振動の余韻が残っていますように。 激しい咳もずいぶん良くなってきて、もうすぐ健康になれそうな予感がします。 あともうひとがんばりです。 気がつくともうクリスマスも近くて、年末というゴールが見えてきました。 私も、みなさんも、いろんなことが良くなりますように。 1年以上電池が持ったから、さすが日本の家電だな〜って、いつまでも電池が持つような気がしてた私…。呑気に文学作品とか読んでる場合じゃなかったYO! (੭ु ›◡‹ )੭ु⁾⁾ ドイツのド田舎町に住んでいるわたくし。 用事があって都会へ出向いた時、 予想外の事実に気落ちすることとなった自分へ、せめて自分が自分に何か楽しいことをしてあげなくちゃと思いました。 いつもダンナくんが「楽しいことが無いときは、楽しいことを自分で作るんです。」って言っていたから。 ……そうだ、お寿司を食べよう。 都会だから、お寿司屋さんもあります。 人通りが多くて一等地らしい場所に「Running Sushi」という看板を掲げたレストランがあったことを、通りがかりに何度か見て覚えていました。 (Running Sushiとは、回転寿司のことです。) 高いだろうから、ちょこっとつまんで帰ろうと思っていたのだけど、一般的ランチタイムが終わったくらいの中途半端な時刻だったもんで、あいにくもうその時は寿司がランニングしていませんでした。 じゃあ諦めるか…いや、でも、今日は特別! 普通のお寿司を食べて帰ろう! 。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚ で。 普通のメニューを眺めてみたけど、案の定、かなりのお値段。(@_@;) この辺りでアジア料理は高級なんです。 寿司1人前のセットで、チロル州のインビスのピザ(日本の宅配ピザMサイズ強相当)なら丸3枚は食べられるお値段。 いつものスーパーマーケットならレタスが30個くらい買えます。 日本だとレタスの価格変動の幅が大きいから、ざっと1個200円として、¥200x30個=¥6,000くらいの価値感覚かな。 きっと味は日本のスーパーのお惣菜コーナーレベル程度だろうに、高すぎる!さすがヨーロッパ内陸の寿司だぜ!イェェェェェイ!(>Д<) で、でもまあ、いいんです。(;;-;ω;-:;) 今日は特別。私には楽しいことが必要。 店員が日本人じゃない謎のアジア人なのがちょっと不安だけど、それでもいい。 こんな一等地に堂々とあるんだし、こんなに高いんだし、日本のお惣菜コーナーくらいのレベルは到達してくれてるだろう。 しんみりとした気持ちと不安を打ち消すように、寿司への期待感で待つわたくし。 日本の旅館で見るような舟盛り用っぽい大きな器がテーブルに置かれて、 目を見張ったわたくし。( ゚д゚ ) マグロが灰色。 赤身が灰身になっているのを見るのは、初めてです。 しかも寿司の下にちょっと水たまりができていました。 今まで、こんな、明らかに解凍を失敗しちゃったマグロを見たのは初めて。 ランチタイムが終わった変な時間に、寿司を食べたいだなんて客が来たもんだから、慌てて解凍して揃えた……のかな? あはははは! (´;ω;`) あっ、もしかして、ドイツの天然マグロの色って、灰色なのかな? 私が知ってる赤いマグロって、日本のだけなのかな? 赤いのはタラコみたいに着色してたのかな? ドイツはナチュラル指向で、天然の灰色なのかな? ……いや、きっと違う。。。(੭ु ›◡‹ )੭ु⁾⁾ 当然、鉄火巻きも灰色。
細巻きの下にも、水たまりができていました。 orz ( ゚Д゚)はっ!! ……そうかぁ、 きっときっと、悲しみに耐えてる私にかわって このお寿司さんたちが、かわりに泣いてくれたんだね………☆ (´∀`) って、うがががががががああああ!!!щ(゚ロ゚щ) うがががが!自分でも笑えない!!! 勝手に寿司を泣かせるなああああああ!! ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ その生暖かい灰色の寿司たちは、案の定、私の全細胞を脱力させる味で、 たぶん全細胞が泣きました。( ´θ`) 意識をわさびの味に集中させてました。 もはや食べた舌の記憶も、支払いも、いろんな意味で忘れたい。(笑) 弱っていて特に判断力が鈍る時に、いつもと違うことをするのは危ないってこと、恐らく日本人が全然いない外国の町で通りすがりの寿司屋に入るのは灰リスクすぎるってことを改めて学んだ一日でした。。。 忍忍。(-人-;) |
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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