一年で一番大きな祝日、クリスマスが終わりました。 クリスマス当日の街や村々は、ほぼ、日本の元旦くらいの静けさでした。 さすがドイツ大使館も強調するくらいの「ドイツ全土」です。 24,25,26日は、ひと昔前の日本の大晦日〜三が日のような雰囲気で、大きなお店の従業員たちも帰省して、この3日間だけはどこのカフェもレストランもほぼ全て閉まります。仮にもしどうしても外食したければ、キリスト教信仰ではなさそうな外国人のお店(トルコ人のレストランなど)が開いているらしいです。 もしくはマクドナルドか高速道路のサービスエリアでしょうか。 老人ホームの駐車場には驚くほどたくさんの車が止まっていました。 その周りのお店の駐車場までも、(クリスマスでお店は休みなのに)車でいっぱいでした。 クリスマスは親兄弟や親族などに挨拶して回る習慣があるので、 恐らく入居者の人数だけ、それぞれの家族や友人たちが来ていたのでしょう。 カーテンをしないで外から丸見えのそれぞれの個室には、美しいクリスマスツリーが光っていました。 街は幸せに包まれていました。 私はこのあたりのそういう文化がとても好きです。 そうそう、前回記事の補足ですが、 こちらのハロウィンは日本ほどにも盛り上がらず、カボチャを飾る程度のようです。 ファシング(謝肉祭)のほうが、たくさんの子供達が仮装をします。 サンクスギビング(感謝祭)は北米の祝日で、 ドイツやオーストリアでは(私が知る限り)その風習は全くありません。 私はアメリカにも関わっていて、アメリカの大きな祝日は考慮にいれています。 祝日全部は気にしてはいませんが、さすがにサンクスギビングは存在が大きすぎるので。 今度は日本が、年末年始でお休みに入って、日本在住の多くの人達がお休みになるわけですが、こちらでは新年の瞬間に花火で盛り上がるくらいで、元旦当日だけが普通の祝日扱いです。 つまり、12/27以降の年末年始は(1/1祝日以外)お店や会社なども通常通りです。 でも、学校はもちろん、クリスマス前からず〜〜〜〜っと休みです。(笑) 稼働している国ばかりに常に合わせて動いていると、うっかりするとどこの祝日も働いてばかりになりそうですが、今年はクリスマスを満喫させてもらいました。 (その代わりに、私の日本的年末年始は無い感じです。(n‘∀‘)η゚ ) 今年のクリスマスは、私の欲しい物も何か買ってもらおうと思って、 大好きなお花屋さんで、 ニット帽をオーダーしました。 (´∀`)花屋で… 片田舎とは思えないほどのオシャレ花屋さんで、さすがその文化の本場で仕事しているプロだなぁという凝ったクリスマスリースとかも販売している人気店です。 おしゃれなフラワーデコレーションに似合いそうなインテリアや、雑貨なども取り扱っていて、そこの器用な店主が自分で作った手作りのニット帽を売っていたのです。もう最後の1個しかなくて、それが私にはちょっと小さかったので、耳までちゃんと隠れるサイズのものをオーダーしました。 頭のてっぺんには、ふさふさのポンポンがついています。 日本では、原宿を歩く女子高生か、幼児しか許してもらえない感じの、かなり大きいポンポンです。 ずっと欲しかったのだけど、年齢や外見的に許されない?と買いそびれていた帽子。 日本で数年前にかぶっていたニット帽のポンポンはその半分くらいの大きさだったのに、同年代の友人に「え〜〜!?」と言われたので、なんとなく自粛してました。 日本だけでなく、こちらでも大きなポンポンは若い女子までらしく、 やっぱ変かな、もうダメなのかな、って、諦めてました。 大きいポンポンの女史はこちらでもあまり見かけませんが、捕った獲物の大きな羽根や毛などを帽子につけている男性を、お祭りで時々見かけます。自分の狩猟の腕前を自慢するアイテムらしいです。 異文化の私からはどう見ても、羽ぼうきなどの掃除道具に見える飾りもあります。 そのサイズがあまりにも大きすぎに見えます。 でも、本人は逆に誇らしそうに堂々としているから、ちょっと面白く見えます。 これから私がやろうとしていることは、見かけも気持ちもその羽ぼうきに近くなりそうです。 今年ついに「やりたいことをやる」っていう人生のテーマを決めたので、買うことにしました。 かくなる上は、大屋正子、アパ社長に続いて、帽子を極める所存です。(←嘘) 【Familienglück:お知らせ】 Familienglückは、ゆるりと営業しています。なお、配送作業は日本現地です。お届け先住所にもよりますが、お支払い後の翌日か翌々日あたりにお届けできる予定でいます。
(銀行払いは、次の銀行営業日にご入金が確認できるまで発送できませんのでご注意ください。m(_ _)m) 詳しくはこちらをご確認ください。→「Familienglück:年末年始のお知らせ」 もう現地でも売っていないデザインのドイツエコバッグなど、いろいろ少しずつ増えたので、よろしければどうぞ。 ドイツの幼稚園で配られて、息子が一緒に寝ている「うさぎのパペット」のエピソードがまだ書けていませんが、すでにもう残り僅かです。 あのウサギが好きな方は、お子様用ではなくご自分用でも、私にご遠慮することなくどうぞ。←許可を出すのも変ですが。 上の出店イラストは、スヌーピーに出てくるルーシーのお店のイメージです。 てきとうに描いてたら息子が来て「違う!これです!」と、パペットを持って来て、きちんとウサギのイラストを描かされました。 息子から『「ハーゼ(Hase=うさぎ)あります」って書いて!』とのデザイン指示が何度も強くきました。わが家に小さなクライアントが誕生。 小さすぎて読めませんが、看板を横に置いて、クライアントさん(息子)にも満足して頂けました。 Familienglück https://familienglueck.stores.jp ちなみに、セーラーカバーオールは最後の1着も、とうとう全部売り切れてしまいました。 (*˘˘*).。.:* 思い出がいっぱい。 上下タイプのは、まだごくわずかに在庫があります。
3 コメント
もう12月ですね。 ハロウィンだ、サンクスギビングだ、と乗り越えたら、 もうクリスマス休暇へのダッシュです。 いくつも国をまたがっていると、祝日がいっぱいというか、 しっかり気をつけていないと結局どの国の祝日も休めないというか。 こちらはイベントも休みもいっぱいで、こどもは楽しそうでよかったです。 一度、このブログを「ほぼ終了」宣言をしたことで、「これは好きだから続けることなんだ。」って 自分の中の再確認になって、気楽になりました。「嫌なら、いつだって止められる。」って。 もし止めるなら、その前にまず、 アメブロの「いちおし有名ブログ」から外してもらえばいいんだ、って そんな簡単なことにも気がつきました。それをやめれば改善されるはずです。 じゃあ「いちおしから外して下さい。」って本当にお願いしてみる?って考えてみて、 そんな逃げながら書き続けるなんて、 それこそバカみたいだなって、自分で笑ってしまいました。 怒られないように細々続けて行く逃避行。 試行錯誤して、この数年かけたセンチメンタルな数々の試みの、自分なりの答えが出ました。 書き続けるなら、逃げずに迎え撃とう。 いや、たかがブログに大げさなんですけども、 私ってば「適当に流す」が下手なんです。 かといって、キッチリしてるわけでもないんですけど。(苦笑) おもしろかったネタもいろいろ描きたいけれど 私がずっと書きたいのは、もっと穏やかな暮らしのコツ。 私たちが暮らしているコミュニティでは、子供と大人の穏やかな時間が流れています。 例えば、東京と石垣島は暮らし方が違うだろうし、 ドイツ全土や、オーストリア全土で、全てが同じだとは全く思いませんが、 ここの土地は穏やかです。 自分もそうなれるコツを、ずっと私なりに研究していました。 いうなればその仮説の研究発表でしょうか。 私たちが好きなレストランやカフェでは、 「幼児、赤ちゃん、パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん」の6人組が それはそれは幸せそうに、一緒に食事をしている姿を、日曜日にはどこでも見られます。 あまりにも穏やかすぎて、 幼児や赤ちゃんが同じ店内にいることさえ、全く気づかないこともあります。 (赤ちゃんがなぜ店内で泣かないのか、むずがらないのかは、私もいまだに謎です。) 幼児や赤ちゃんが、みんなの暮らしの中に溶け込んでいるため、 うちの旦那くんは今でもまだ、独身の20代の友人たち仲間から、 一緒に湖に泳ぎに行こうとか、イタリアへ一緒にバカンスへ行こうとか、 息子も私もセットで誘われます。 子供がいることで、別のグループに移行していません。 同じような親子ばかりの世界へ、山ごもりしなくていいんです。 友人たちは自分が独身でも、 小さい子供が一緒にいる暮らしに子供の頃から慣れているし、息子も穏やかだし、 実際にバカンスへ行っても、みんながハッピーです。 子供が穏やかに大人たちと一緒に過ごせると、いろんな機会に誘われるので、 子供は、それだけ見聞のチャンスが増えます。 大人が楽なだけじゃないんです。 穏やかな子供だと、預かってくれる人が増える利点もありますが、 一番は、子供がいろんな体験ができることだと思います。 しかも、自分が子供の時そうだったから、 自分が大きくなってからも、子供の相手のしかたもわかっているし、 結婚して子供を持っても、もうすでに人の育児を見ていて、ある程度知っています。 その仕組みは先祖代々の先人の知恵なのか、 楽になるサイクルができているように見えます。 自分たちと似た人、似た状態ばかりのコミュニティにいるより、 違う人間、違う年齢、etcの人たちと 相手が子供だからというゴマカシがない中で、大人に近い感覚でいると、 大人になってからコミュニケーションが上手になるような気がします。 「まだ子供だから」「まだ学生だから」と、問題を先送りにしていると、 大人になってから超〜〜急速に成長しなくちゃいけなくて、 そのほうが対応が難しくて、しかも一度脱落すると挽回が難しくて 今の日本は大変厳しいシステムだと思っています。 いくら頭が良くても、「布の服+こん棒」でダンジョン送りされたら、そりゃキツかろう。 HPがゼロになって戻されても、それでまた再び町から出る気力を要求するほうが酷だろう。 私は子育ては初めてだけど、就職活動と転職活動はしてますから、想像はつきます。 (ちなみに、私は大学1年生から就活の準備をしてました。ファイル作りとか、OG/OBから圧迫面接みたいな問答を受けたり。 すでに超氷河期だったせいもありますが、クリエイティブ系の職種は人気企業がかなり限られてるし、採用人数も少ない狭き門なんで。) 親の注意を無視したり、ぐるぐる走り回ったり、泣き叫んだり、 阿鼻叫喚の子供たちが「普通」の土地では、 そのパパとママは疲れ切っていたり、常にイライラしていることが「普通」なようです。 それと比べると、私が日本語で書き記すことは異端ではあるけれど、 私が見た事実を書き記していくことは、もはや、使命のような思いです。 一回言えば、子供はそのルールに従うことが当たり前なのは、本当にとても楽です。 子供がどこでもぐるぐる走り回ったり、泣き叫んだりしないので、 大人たちが楽だから、その心の余裕から生まれるものは、また子供に還元されます。 私が目にする子供たちは楽しそうです。 阿鼻叫喚コースを選ぶご家族は、どうして穏やかに暮らさないんだろう?と考えてみて、 たぶんきっと「阿鼻叫喚が普通」と思っているからに違いない、と思いました。 穏やかに暮らせる方法を知らないだけなんじゃないかって。 そんなイライラする必要は、本当はないんだ、って、外国で知ってしまった私。 多くの原因は、避けられるはずだって。 ああ、なんで知ってしまったんだろう? ノアの箱舟のノアも、そう思ったかしら。 私の船は小さいけれど、きっと誰かの役に立つという使命感はあります。 もう、楽しい趣味の枠をこえて。 「飛ぶ教室」に出てくる、禁煙車両に住んでいる「禁煙さん」みたいに、 箱舟が使われる機会もなく「箱舟さん」になってもいいです。 いや、箱舟なんて、そんなだいそれた話じゃないんだけども。 私が書き続けるのは、もちろん、私の子育てを実践してもらうためではありません。 パパとママが「うちの子育てのルールはどうする?」と話し合ってもらえることが、今の一番の目的です。パパが「子育てはママ任せ。俺は管轄外。」になるのは、負のサイクルの危ない傾向だからです。 でも、マニュアルに従ってるだけだと、そうなりやすいと思っています。 何の権威もないブロガーが言ってることなんて、 鵜呑みにされず話し合ってもらえてちょうどいいと思っています。自虐ではなく本当に。 全世界どこでも、どんな子供でも、どんな家庭でも、 同じマニュアル通りに育てるなんて、ホラーです。 子供は工業製品じゃない。 それと、新しく確信したこと。 「子供が小さいうちに、できるだけ貯金しなさい。」という間違い。 息子の友達も含めて、幼児の学習能力の凄まじさに驚きました。 彼らはスポンジのようです。 勉強するおもしろさが幼児の頃からごく普通になるので、大人たちも勉強をしています。 大人も子供も、勉強が遊びになっています。 子供の遊びなのに「あ、そんな図形の並び、SPI試験っぽいな…。」みたいな。 しかも、その遊びの一番大切な部分は、人間同士のコミュニケーションがどうしても必要なので、 アプリや塾では得られないものばかりです。 他人やアプリに子供を任せてお金を貯めても、その天の時を逃すなんて、被害は甚大です。 塾や予備校など、また他人に預けて勉強をさせても、その被害を取り返すのは難しそうです。 他人ばかりに子供を任せる道を、私たちは選びません。 それらのこともコツコツ書いていくつもりです。 私が見聞きしたこと、確信したこと、考えていることをネットで書いて、
それで見知らぬ誰かに怒られても(家族のこと以外なら)OKです。 だって、常識と違うことを言うのは、異端者だもの。 日本語で書いて、日本の方々に非難されるのは当たり前だったんです。 でもね、私は、「戦前の日本」くらいの、古き良き日本を標準にしています。 たまたま、こちらの古い暮らしと考えが一致したような感覚です。 外国文化が全て自分たちにも良いわけじゃない。 迎え撃つので、アメブロも放置せずに、もっと更新しようと思います。 まあ、面倒は避けて、波風がたちそうな子育ての話題は 別キャラ別枠で書く予定に変更はありません。 今まで描いた分も、考えを改めてまとめたいし、ちょうどいいです。 大昔のように異端審問とかないし、異端の論陣を張っても逮捕されないので、 良い時代と良い国に生まれました。自由でよかったです。 もう逃げずに書き続けます。 |
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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