遠くでがんばっているダンナくんに、
おみやげは何がほしいのか日本滞在中に聞きました。 ダンナくんがぜひぜひ欲しいと言ったのは、日本語配列のPCキーボード。 (日本で使い慣れたのか、ドイツ語配列のより馴染むらしい。) 欲しいブランドシリーズの希望がハッキリあったので、即決Webオーダー。 息子にはというと (^⊆^) 「にほんごのCDがいいです。おはなしの。 じーじがこども用のCDプレーヤーをかいました。 Uちゃんはそれが大好きです。にほんごのべんきょうになります。」 なるほど、そりゃあいいね!と、外出先々の街のお店へ見に行きました。
ない。
本屋さんとCD屋さんって、ここまで減ってたんだ。 ここにあったはず、のお店がない。(←事前に調べるまでもないと思ってた。) 行く町が悪かったのか、本屋さんがあっても大人向けメインの品揃えだったりして 子供向けのCD付き絵本なんてぜんぜん見当たりませんでした。 まあ、明日行く駅周辺にはあるだろうさ。 きっとあの大きな書店なら置いてあるだろう。 忙しく目まぐるしい日々の中、あっという間に出国日が迫って焦り始めました。 息子にはお菓子とかおもちゃとか、他にもいろいろお土産を買ったけど、CDはまだ。 どうしよう、もうネットでオーダーしても受け取れるまでの日数が怪しい。 ちゃんと自分の目で見て選びたいと思ってたのだけど、甘かった。 そしてついに、出国当日。
あの駅ビルのCDショップになかったら、
空港で探すしかないな…。 こども用コーナー、こども用…。 (゚Д゚;≡;゚д゚)
Σ(°Å°) 渡部陽一!!(さん)
そのお店にあった「童話を読んだCD」は 渡部陽一さんのCD、たった1枚のみ。 でもいいのか?(@Д@; あの独特な話し方の彼に ユーマの日本語の先生になってもらって、本当にいいのか?!
「ヘルプ…………ミー……」
テレビで聴いた言い回しが、頭に蘇る。 迷ったけれど、絵本付きだったし、 きっとすごく喜ぶだろうなぁと、購入。 きっと、喜ぶはず。 その光景を想像するだけで、何度もうれしくなりました。 Uちゃん、もうすぐ、もうすぐママ帰るからね。 カバンには喜んでくれるはずのお土産まである。 CDに入ってた童話は4つ。 桃太郎、花咲か爺さん、かぐや姫、おむすびころりん。 お〜〜〜…きな〜〜…モモ…がぁ〜〜〜… どん…ぶら〜…こっ…こぉ〜〜〜 どん…ぶら〜…こっこぉぉぉ〜〜〜〜…… 予想通りだったけど、 全体としては想像してたよりも早い口調でした。(笑) 息子は予想通り、とっても喜んで 「おじいさんのはなし!」と何度も何度もCDを聞きました。 考えたことなかったけど、 そういえばみんなおじいさんの話ね。 私も何度も何度も息子といっしょに聞きました。 そんなある日。 (〃'∇'〃) 「…どっ…こい…しょ〜〜〜」
ついに、息子から
陽一先生の言葉が出始めました。 私は「よいしょ」は言うけど 「どっこいしょ」は使わないのに〜☆ (´∀`)なんのプライドよ? 禁断の「どっこいしょ」が陽一先生から伝わるとは! おお…。 その他にも私たちが普段使わないような言葉も 息子からよく出るようになってきました。 わが家ではダンナくんがわかるような ごく簡単な日本語単語ばかり、わざと選んで使っていて、 そして日本語のテレビもないから、CDから覚えたって言葉がよくわかります。 陽一先生、すごいな〜。買ってよかったな〜。 (・⊆・) 「…キビダンゴ、って何ですか?」
生徒は2人います。
ちなみに
桃太郎、花咲か爺さん、かぐや姫、おむすびころりん、という
日本の童話の鉄板ラインナップで 「あれ?世界名作童話劇場??」って思ったら、日本編でした。 次はどこ編になるんだろう。ヨーロッパ?アメリカ? どんな童話が入るんだろう? ていうか、次でるの?? (´∀`)それ言っちゃダメ ボーナストラックは、陽一先生のポエム(?)です。 「やりたいこと やってみよう」 子供に向けて言っているのだろうけど、大人向けのような気もします。
戦場での失敗は 取り返しがきかないような気がしますが(笑) 渡部陽一さんは悔いの無い人生を送っているなぁと思います。 陽一先生に感化されたわけじゃ全然ないんですけど、 今ちょうど、私もやりたいこと、やってみてます。 徒労に終わることばかりで、他人からみたら本当に何もかも無駄かもしれないけど、 でもたった一度きりの人生なのだから。 ブログの更新をサボり続けているので、もしかするとご心配おかけしてるかもですが、 私は元気で、今やりたいことをやっていて、時間を忘れるほど夢中です。 ご安心ください。 それと、タンブラーをご購入してくださった皆様、ありがとうございました! 記事にしたらすぐに売り切れてしまって、驚きました。 いつかハイジファミリーの物をまた作れたらいいなぁと思います。 でもまずは更新回数UPからですね! ( ´艸`)
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PCでご覧の読者皆様は既にご存知かと思いますが、 ケータイなどでご覧の皆様に向けて、一応お知らせです。 web shopが1周年を無事に迎えることができて、その感謝のアニバーサリーセール開催中でして、 アルプスの主婦ハイジのタンブラーが、なななーんと 50%OFFです。(2012年4月末まで。セール詳細はこちら) (→追記4月16日:売り切れました。ありがとうございました!) 今回の催しは、私なりにお祝いの手ぬぐいを配るような気持ちです。 すでに定価でご購入してくださった方々には何ともすみませんが、早く手に入れることができたということで、どうかひとつお許しください。m(_ _)m このタンブラーのイラストは、 「使ってくれる人が幸せな気持ちになってくれたらいいなぁ」 などなど、思いながら描きました。 そもそも、なぜタンブラーを作ったのかというと、 私が独身時代からすごくよく使っていて、好きだったから。 大手カフェチェーン店など、数社のタンブラーを(最初は持参割引利用のために)何個も買って、デザイン違いやサイズ違いでどんどん増えていって、自宅と会社に何個も置いていました。 息抜きにお茶をいれたり、ちょっと散歩&買いにいったりして、また仕事。 そんな毎日。 仕事ばかりの、ずっとそんな生活でした。 仕事帰りに1人で立ち寄る映画館やジムにも、水筒的によく持っていったっけ。 息子がもっと小さかった時は倒されてこぼされるのを最小限にくいとめるために愛用したりで、マグカップよりも断然タンブラー派だったのです。 (環境も暮らしも激変して、今は近くにカフェチェーン店もなく子供も大きくなったし、最近は所持数的にマグカップが多いんですけどね。) それでどこのメーカーのが漏れるか、 使い勝手はわりと知っている方だと自負していましたが、 自分でタンブラーを作る際には新しいタイプのサンプルもいろいろ取り寄せて、 「水を入れてブンブン振る」という実にアナログな社内実験をしました。 その結果、品質で決めたものです。 景品とかによくある「安くて漏れる」ものが多いタンブラー業界(?)では これは一応「高級タンブラー」に属して、それで全然採算あわなかったんですけどね。 でもまあ記念みたいな栄えある初号機だし、まあいいかと。(笑) しかも配送料まで負担して、そういうのをずっと私情で続けるのも会社的に問題があるので、だから今ある在庫限りでこの販売は最後となりました。 熱心な方にはもう行き渡っただろうし、もうそろそろいいかなと。 ところでよくあるご質問の 「漏れますか? 熱湯はダメ?」etc、ですが 個人的に使っていた経験の限りでは、水筒のように使っていたので、私は満足でした。 もしも、中身が漏れないという完全密封保証をしたら、 「バーキンのカバンに漏れた。バーキン弁償して!」とかになったら怖いから どこのタンブラー製造メーカーも「保証」はしてないはず…f(^^;)。 それと、なぜ最高90℃なのかっていうのも、100℃だと火にかけてる状態なわけで タンブラーに注いだ時には温度は下がるわけで、 「90℃で1時間」ってのは本体の製造メーカーさんの検査時の基準によるものです。 ご購入時の注意のポイントとしては、このサイズはちょっと小さめです。 容量は320mlで、ペットボトル500mlよりも少ないくらいが入ります。 大きすぎて飲みきる前に冷たくなって味が落ちるよりも、ちょうどいいサイズ。 私ごのみサイズで作りました。(笑) それと、フタを外す時に、紙が入ってるほうの本体栓までまわさないように、ちょっと注意が必要です。フタを開けた時は、紙のほうに水が入らないように本体をギュッと締め直してから洗ったほうがいいです。私たちはそうして使っていて苦じゃなかったんですけど、苦になる人にはごめんなさい。 「客観的に、どれがいいと思う?」って ダンナくんにもブンブン振ってもらった思い出。 いろんなことが過去になっていきます。 タンブラーは遠く離れたドイツにも持ってきました。 ハイジタンブラーはこっちで売ってないですからね。笑 ダンナくんは相変わらず忙しくて働き詰めだけど、 5ぷん、気づいてやすんでくれるといいな。 いろんなことがあったなぁ…。 まさか今はドイツに自宅があるなんて、あの頃は思いもしなかったなぁ。 そしてまたこの風景の中で モノとの暮らしの物語が続いていく。 私にとってモノとは、思い出のパーツなのだと思う。 特に息子に関するモノは、写真だけでなく記憶に深く残り、 もはや思い出のカタチとなっています。大好きの乗算。 ところで、 タンブラーを買ってくださった皆様、ご報告のメールまでくださった皆様、 本当にどうもありがとうございました。全然お返事できてないですけど…f^^; 本当は、もし私ひとりで個人販売の、超内輪ごとだったら、 買ってくださった方全員にお礼にハイジファミリーのクリスマスカードとか チロルから国際郵便で、サプライズで送りたかったです。 突然ハイジファミリーのエアメールがきたら、外国の切手とかも含めて、 喜んでもらえるんじゃないかって。そんなことを考えてわくわく調べたほど、 誰かに本当に買って頂けたのがうれしかったです。 ↑ ちなみにこのアイディアは、Amazonを通してるので手段がなく、 すぐに断念しましたからご安心ください(?)。f^^; 考えてみれば、例え個人販売だったとしても、 今の時代、個人情報の取り扱いは超怖いから、 迷惑だ!って怒る人も中にはいるかもしれないから 結局そんな勇気はでなかったかもだけど。 単純に、帰ってきてなんとなく習慣的にポストを開けたら 予想外の国際郵便が届いてたらうれしいよなぁって思って しばらく妄想してました。郵便っていいよね。 そんなエピソードまで含め、私は楽しかった。 私はいつも、何か作る時は、ブログを書いているときさえも、 喜んでくれるどこかの誰かを考えながら、描いています。 それは会社員の頃から、そして今でも、受注仕事だろうと何でもいつでも。 OKを出してくれる担当者の要望込みにしつつ、 「最後に手にとって喜んでくれる誰か」のために。 その光景を思い描いて、絵を描く。 かく、じゃなくて、えがく、のほうで。 いくつになっても子供の落書きみたいだけど、 いくつになっても勉強を続けています。 私、いつか、サンタクロースになりたかったんです。あはは。 最近ブログもなかなかお届けできてませんが。 そんな私のもとに、時々、 「使ってますよ!」の風景の写真も届きます。 掲載許可を頂いた2枚。 もうご本人たちも忘れてるだろうけど、忘れた頃に掲載。(笑) 先日はなんと、海外ご在住という方が、その居住国へ取り寄せてくださって このタンブラーが「幸せにしてくれました」というメールが届いて、 その使用光景の写真を拝見しながら、 言葉にできないくらい心が温かくなりました。 こちらに戻って義父に「ハイジ、痩せた!」って開口一番に言われたほど 東京滞在が結構きつくて、ちょいと痩せて、 しかもドイツ&チロル、2軒の暮らしの復旧が(主に掃除) 子育てしながら仕事しながら介護しながらだと、弱った体にはハードで、 いろんなことが積み重なって、ほとほと気力体力が尽きていたのだけど 幸せって思いがけずに自分にも回り巡ってくるのだなと しみじみありがたく思いました。 きっと私たちがつくったものはそれぞれが誰かの風景の一部となって もはや私には想像もできない、いろんな場所で いろんな方の思い出の一部となっていくのだなと、 そんなありがたい幸せをぼんやり思いました。 手を離れて、紡がれていく思い出。 受け取ってくださって、本当にありがとうございました。 今回の一時帰国を決める前、 ダンナくんに相談した時のこと。 「やっぱり一度、日本に戻らないといけないかも。でも…。」 日本に直接出向いて、しなくちゃいけない問題が次々に出ていて、 それら全てを海外から遠隔で済ますのは難しい。 行くしかない、けど、 息子やダンナくん義父母のことが心配で、 日本でのいろんなことを諦めようか、 でも、それで本当にいいのか、思い悩んでいました。 ダンナくんは私の申し出にもちろんびっくりして 少し困っていたけれど、快諾しくれました。 最初わたしは息子を連れていくつもりでした。 でも連れて行くとほとんど身動きがとれなくなって、それじゃあ意味が無いからと、 「ハイジ単独で日本へ行って滞在期間を短くしよう!」ということになりました。 まさに「予算が全然無い、弾丸海外出張」みたいなかたちで 予定ギュウギュウの、ちょっと不安な強行スケジュール。←(´□`。)マジでキツかった…。 いろいろダンナくんと相談して決めていく中、 もっと上手くやれれば出国前にもっと問題を無くせたんじゃないかと 事態を予想しきれなかった自分の不甲斐なさを痛感して、 「一時帰国して本当にいいんだろうか。 みんなに迷惑かけずに、自分がいろいろ我慢して、 もっといろいろ諦める必要があるんじゃないか?」と自分を責めました。 だって、私がしばらくいなくなるなんて どう考えてもダンナくんが大変すぎる。 3歳児の世話、仕事、通い介護、母国とルールが違う外国暮らし。 (よく誤解されるのだけど、介護は同居していた時のほうが楽でした。 そして、ドイツではダンナくんも外国籍の外国人です。) それでもダンナくんは 「諦めないで。ハイジ、日本に行ってください。」と私を励ましてくれました。 ありがたい。でも、全員乗り越えられるかな。 Uちゃん、ママがいなくても大丈夫かな。 ああ、私のせいだ。 「ごめんね。私、出国までに全部できなかった。 いろいろうまくいかなかった。 大丈夫だと思ってたけど、ダメだった。 しかもまだそんなに時間もたってないのに、一時帰国するだなんて。 迷惑かけてごめんね。本当に、本当に、ごめんね。」 すると、 「ハイジは よくできました! ハイジはがんばりましたよ! じゅうぶん! 全部、準備するは難しいです。 ハイジは よくできましたよ!」 笑顔でそう言われて、私の心に光が射す。 小学校以来に「よくできました」のハンコをもらった気分でした。 家族が味方になってくれて、本当によかった。 この厳しい世の中、減点方式で常に怒られることも珍しくないけど うちの家庭内は加点方式で、本当にありがたかった。 私も、ダンナくんと息子、義父母他、みんなに加点方式でありたい。 いつも家族の味方でいたい。 そして私は息子の見送りに後ろ髪ひかれつつも 期間内に全部こなしてみせるんだと、毎日を必死に過ごしたのでした。 最低限のことは全てクリアして、 出来る限りのことを時間が許す限りこなして、 実父の一周忌も無事に、終えることもできました。 よかった。 諦めないで、本当によかった。 ドイツの空港に迎えに来てくれたダンナくんと息子、
3人で抱きしめあって、 「みんな、がんばりました!よくできました!」 やったー!やったー!と 3人が出来たことを褒めたたえあって、わが家に戻りました。 世界中のどこで暮らそうとも、私にはこの2人がいなくちゃ意味がない。 家族のもとに、一番住みたい。 |
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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