夏休み、真っ盛り。 湖で泳いだり、サイクリング、ハイキング、キャンプ、 放牧の牛や羊たちものんびりしていて、 小さい子供も一緒に家族で楽しめる場所が、いーーっぱいあって しかも夏でも涼しくて快適な、我らのチロル州では そりゃあ〜もう、幸せそうなご家族でいっぱいです。 はちきれんばかりの幸せそうな人が、なぜこの辺りには こんなにも多いのかと、昔は不思議でしたが、 今更ながら、当たり前のことに気がついてみると、 ここは欧州の人達がたくさん来る観光地なんで、 待ちに待ったバカンスを楽しむヨーロッパの人たちが、 暗いはずも、疲れ切ってるはずも無いわけで、 全員の笑顔が、はちきれんばかりに。(笑) 近場なだけあって、やはりドイツ人観光客が多いです。 欧州人の国の見分けがつかない私にもなぜわかるかというと、 車のEU表示ナンバーが、ドイツだから。 ドイツの高速道路は無料ですが、オーストリアの高速道路は有料のため、 ドイツ国境ギリギリで下道に降りたらしいドイツ人の車が、 チロル州の一般道で混み合ってます。 ドイツの祝日がからんでる日程、天気、季節によっては、局地的に大渋滞します。(笑) 同じく隣国のイタリア人は、ドイツ語を話せない人が多いからなのか 大型の観光バスで来る印象があって、行く場所も決まってる感じですが、 ドイツ人は普通車やキャンピングカーで、縦横無尽です。 ただし、チロル州の人たちは、 標準語(北ドイツ語)で話しかけられても、 絶対、オーストリアドイツ語(チロル方言)で話すので、 同じドイツ語でも、ドイツ人は「……え?(´∀`;) Bitte?」ってなりますが。(笑) チロル方言は、オーストリアの首都ウィーンとも違うから、 みんなはこれがひとつの言語として、誇りがあって、 イングリッシュみたいに「チロリッシュ」とか言ったりします。 いろんな人たちをここで見ながら、 彼らの生き方や、暮らし方、考え方が、ずいぶんわかってきました。 ここが夢の国のようだと思うのは、 この豊かな自然のおかげだけじゃなくて、 バカンスを楽しんでいる人たちの雰囲気だけじゃなくて、 ここの人たち自身が、幸せに暮らしているから。 しかもそれが、ここでは、ごく普通のことだから。 大切なことが違うから。 きっと、そうです。 特別な物は必要ないんです。 冬は雪に閉ざされて、ずっと家の中にいても楽しい。 特別なことじゃなく、全部、普通のこと。 毎日続く、すてきな「普通」。 【あとがき】 チロル州の人達の哲学が、本になっていたらいいのに、しかも日本語であったらいいのにって思うんですけど、無いみたいです。近いと思うのはモモくらいでしょうか? ここの人たちにとっては、書くまでもないごく当たり前のことだから、誰も書かない気もします。 かわりに、ドイツ哲学者の本なんぞを読んでみたりしますが、ショーペンハウアー は、身もフタも無さ過ぎて、でも断言してて、なんか笑っちゃいます。 良いことも言ってるんですけど、腑に落ちないこともあり、しかも発言が過激すぎて、Noが嫌いな日本人が気絶しそうだなと。(笑) 下記の本のリンク先は、中身が少し読めますが、目次がすでに「名言集」です。 なんと試し読みで203もの名言(目次)が読めるので、ちょっと本を読んだ気になります。 こんな優しげな表紙で、激しい名言がずらり。 救われる前に気絶しそうです。(笑) ショーペンハウアー 自分を救う幸福論 それと、こちら。 世の中にインターネットなるものが出現した現代は、 素人がブログを書いても、それを読んでくださる人もいらっしゃるすごい時代です。もしそれをショーペンハウアーが知ったら、ショーペンハウアーのほうが気絶するかもって、これを読んで思いました。しかもブログで紹介しちゃう。(笑) 読書について (光文社古典新訳文庫)
1 コメント
まる
24/8/2014 09:23:14
写真を見るだけでも癒される〜(*^_^*)
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