ドイツの学校で子供たちの作品を見ることは、大好きな楽しみのひとつ。
色の使い方、発想、モチーフ、抽象化、素材、等々が、日本の子供たちとも少しずつ違う気がして、それがまた私にとって貴重な勉強となっています。この蝶たちも予想とは違って、意外な方法で作られていました。 いつも感じる一番の大きな違いは、牛乳パックや空き箱などの包装廃材や、チラシの裏紙、新聞紙などを使っていないこと。幼稚園から何年も観察していますが、廃材をつかった工作は見た記憶がありません。 小さいお子さんがいるご家庭でも同じく、です。 また、当然のことながら、廃材を利用した節約的手作りグッズも、今までこの地域で見たことがありません。 使っているのは、購入した紙や画材、ストローや紙コップなどの家庭用品。 それと、木の枝や松ぼっくりなど、自然のもの。 そのまま家に持って帰って飾りたいような、本当に素敵な作品ばかりです。 そう、自分の子供の作品でなくても、大人が家に飾りたくなってしまうようなアートです。 昔は何も疑問に思わず、「子供の工作と言えば牛乳パック」と思っていたので、新鮮な発見でした。
それを実感して以来、廃材で息子に工作させるのはやめました。
廃材は家庭にいくらでもあって惜しくないし用意も簡単で、それに比べると、わざわざ購入した高い紙で子供に遊ばせるなんて……、と思われそうですけど、私の価値観は変わって「貴重な幼い日々に、廃材を使わせるほうがもったいない。」と今では思っています。ちゃんとした画材で作ったほうが、美しくまとめるのも子供に簡単であり、第一、勉強になります。 (廃材は芯に使って表面は千代紙で仕上げて…などは、まだ幼児はその段階じゃなくて、ハードルがいろいろ難しくて、まあそこまでして利用するほうが面倒な気がしています。) 家の中で飾ったり、使ったり、保存しておきたい作品が増えます。 廃材を使ったかっこいい作品づくりは難しく、ええと、牛乳パックはゴミの塊になりがちで、もしそれを保存しておくとしたら、親のひいき目でも20年後にその山を見てどう思うか、みたいな。 送り迎えに時間をかけて絵画教室などに通わせるよりも、自宅でちゃんとした画材を揃えて、パパやママの手をかりながら作り上げれば、子供も喜ぶし、幼児や小学校低学年にはそれで十二分だと思います。
(/ω\)「でも絵画や工作を教える自信がない…」という方もご安心あれ。
ごく簡単なところからいうと、例えばきれいな千代紙で、丁寧に折り紙をするのもいいと思います。 (簡単と言うのは、ものすごい技の折り紙とかじゃなくて、いくら不器用でも、やろうと思えば箱くらいは折れるだろうという意味で。)助けを借りずに自分の力で作ると、子供は喜んで使うから、うちではその小さい箱をおやつのピーナッツ入れにしてました。(笑) チラシ広告で箱を折るのと、きれいな千代紙で折るのとでは、当然のことながら仕上がりも影響も違います。 和柄は美しいし、日本古来の伝統文化を幼い頃から身近にしておいたほうがいいと思います。 (息子が海外在住だからではなく、グローバルに活躍する可能性があるなら、日本の子供たちも英語を鍛えるのと同時に、日頃から日本特有の伝統文化を身近にしてほうが有利だと思います。自分のルーツの伝統文化の知識や感覚を強化しておくと、国際的な場では予想以上にきっと助けられるはずです。)
美術教育も、学科勉強も、両親が幼児をサポートしてあげられる方法がたくさんあります。
おうちで親子でできることを、微力ならが私も少しずつ書いていけたらいいなと思ってます。 ちなみに私の両親に絵心は特になく、直接何かを教えてもらった記憶は手芸や洋裁などだけです。 そのかわり、幼稚園〜小学校低学年時代は美術館にたくさん連れて行かれて、今振り返ると私の人生においてその影響はかなり大きかったです。巨匠たちの美術作品を、年がら年中、ちょくちょく観ていた日々。 いつの間にか「美術館=休日」というリラックス感がパブロフの犬みたいにインストールされていました。 美しいものを見ていると私は心からリラックスして、こんなに大きくなっておばさんになった今でも、母と手をつないで歩いているような、あの頃の日々の気持ちになります。 ここは田舎で、美術館はないけれど、それだけが全てではなく、世の中に素晴らしいものはたくさんあります。 「もの」とは「物」という製品にしばられず、花などの草木、果物や野菜、夕焼け、何でもです。 それと同時に醜悪なものも沢山あるので、それを取り除くところから始めるものいいかもしれません。 …変なイラストの無料アプリとかね……。(*´Д`)=з (・∀・)しつこい
将来、美術系に進ませようとは思っていなくても、この先の未来、ホワイトカラーの仕事の鍵を握るのはクリエイティブな能力だと思うので、私は息子が興味を持つものを全力サポートしています。
創造性のない仕事は、この先、コンピューターにどんどん仕事を奪われるのは、間違いないと思います。 だから、アートを通して、息子にも創造的発想力を鍛えてもらおうと思ってまして。 何にもできない私が何いってるのって感じですが、昔、考える系の仕事で武者修行をして学んだことや、国内外で見聞きしたことなどから、私なりの方法論を導き出しています。 麻布中学とか全国クラスの難関中学出身、京都大学卒、等々っていう主に自由系高学歴の人達の中に混じって働いてたんですが、同じ会社にアホの私が正社員で転がりこめたもんだから「あ、私なんかでも、同じ会社に入れるんだ。」と思いまして、息子に学歴は求めてないです。 (・∀・)怒られるよ いや、もちろん、彼らは私なんかとは比べ物にならないハイスペックで、場違いな私は本当に苦労しましたが、私は自分の劣っている情報処理能力と論理力を補うべく、逆に彼らが弱い部分、私のささやかな長所をがんばりました。 そういう現場で会得してきた術や、高学歴の彼らから知ったことを、私なりに息子に教えようと思ってます。 統計学的な論理性と、不可能を突破する創造性のバランス。 短時間に圧縮することが当たり前の、合理的な暮らしのドイツで教えるのは理想だなと思っています。 ひとつ確実に言えるのは、レストラン店内を自由に走り回れば、子供の発想力が鍛えられるわけじゃないです。 貴重な幼児期にそんなことをしていると、いろいろ出遅れます。 まあ遅れてもいいんですが、仕事を不動のものにする年齢や、子供を持つための体のリミットなどを考えると、人生を確立するための期間が短くなるのは不利だと思っています。(`・ω・´)キリッ (・∀・)何様なの? [テロップ] *違う方法論の人に、私は自分の意見を押し付けません。世界は広く、時代も移り変わり、正解も変わります。 *私は間違っているかもしれません。 *もしあなたの意見が私と違っても、私はあなたを非難していません。 *この後スタッフが美味しく頂きました。
[あとがき]
私の言うことは、いつもだいたい10年後に理解してもらえてるので、こんな主張をしてもあんまり伝わらないかもしれませんが、いや、この想定が外れるかもしれないし、今までも外したり人に言わなくてよかった〜ってこともありましたが、でもアナリストだってすごい外している昨今だし、ごく普通の一般人の私がつくった個人サイトに正解を求めるほうが無理があるので、間違ってても気にしません。責任もとりません。正解は10年後。ははは。 [こうこく] センスオブワンダーの肌着は、どことなく品が良くて、型くずれしない優れものです。赤ちゃんの頃って、いくらでも写真撮っちゃうから、肌着はかわいいほうが後悔ありません。 肌着は枚数が必要で、高価な物で揃えるのは躊躇するのが普通だろうから、プレゼントすると喜ばれます。 出番が多いし、写真でずっと残るし、とても感謝しました。特に暑い日は、肌着一枚でもカワイイのが重宝します。
★ 幸せのクローバーは、男女どちらでもかわいいです。
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今回も傍若無人な独り言をご清聴頂き、ありがとうございました。(๑′ᴗ‵๑)
ではでは、またね〜。
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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