フルタイムで働きながら、料理洗濯などの家事もこなし、子供の成績も優秀、PTAなどの義務も果たしつつ、周りの人間関係も円満、家族全員ストレスフリー、自分も趣味を楽しむ。そんな暮らしを日本で成立させるには、やはりど〜う考えても時短の小技以上の、何か第三者の助けが必要となります。
見事に成り立っている(ような印象の)国では、社会福祉がとても充実していたり、勤務先の会社制度等に助けられていたりで、参考にしようにも条件がまるで違う過酷な日本で同じように今できるわけがありません。 良い会社に転職できる人はともかく、国に文句を言っても制度が変わる前に自分の子供は日々成長していくため、となると現実問題、自分の両親・義父母などの身内や友人か、民間サービスに頼らざるを得ないと思います。 じゃあまず身内にと思っても、全家庭が身内や友人に全ていつでも何でも頼れるわけもなく、それなら民間サービスをと調べても、これがなかなかの高額。
幼児に関するサービス事業には、価格に保険料も上乗せされているはずです。
というのも、訴訟が多いアメリカでは、ごく普通の保育園でも月12~15万円程度の保育料になるのは保険会社の掛け金が高いからだと、報道番組で見たことがありまして。(どこの都市か、観た当時の円換算レートがいくらか、共に記憶不明) 幼児は予想外の事故の可能性があり、経営的に保険なしでは危険すぎるから、まともな会社なら保険料が事業コストに入っているはずです。となると、お客様が支払う料金には保険料が上乗せされているはずです。全くの想像ですが。 その保険料だって、保険会社がちゃんと儲かるようにリスク計算して掛け金が設定されています。 「実働する人の時給 」 + 「交通費」 + 「事業コスト」 + 「事業利益」 + 「消費税」= 料金 って高そうだな… と漠然と感じてましたが、日本の業界大手っぽい家事代行会社のベビー&キッズシッター料金表を今見たら、毎週1回 3時間利用で、月額 49,845円。まあそうなるよね……などと思ってしまいました。 そして、普通はその事業利益から国に税金が支払われます。つまり法人税というコストも料金に上乗せされてます。民間サービスにお願いすると、間接的に国にもっと税金を払ってるようにも思えます。 主婦が外で働いてくれれば、人手不足問題も乗り切って、主婦の余計な支出も増えて景気も良くなって、税収も増えて、政府には良いことだらけに思えてしまう今日この頃。
ところで、家事に関するアンケートを既婚主婦(日本)にとった記事を読んだんですが、「主婦が考える家事の対価は、月給16万円、日給6,200円」という結果が出たそうです。
実働者に毎月固定16万円支払えるサービス事業なら、そのコストも考えたら、サービスを受けるお客様は月32万円以上の支払いにはなりそうです。超ざっとで恐縮ですが。 家政婦紹介事業の会社サイトでシュミレーション計算したら、住み込みだと料金は月45万円を超えてました。やはりそのくらいはかかるようです。
私の住む地域で専業主婦が多いのは、基本的に「裕福だから働く必要がない」というわけじゃなくて、自宅で家のことをしながら子供の勉強等々を完全サポートするほうが、税金、保険料、会社の利益、会社のコスト等、余計に働かずに済むからです。「働くにしても、子育てが終わってから復職するほうが得」という計算です。
ここでは主婦は立派な職業であり、「主婦は家事で月に何十万円分も稼いでいる。その支払いは自分たちで、自分に労働で支払って、現金は差し引きゼロ。」というような扱いです。
皆の家は、リゾートホテルのスイートルームか?ってほど高水準だから、主婦は三食昼寝付きどころか、ちゃんと働いて、でもリラックスしていて、子供の教育レベルもかなり高いです。
家でどんなに家事をしても、子供の勉強をみても、税金がかからないのでお得!(笑) で、リゾート暮らしのように毎日快適に過ごして、家族は家にいることが好きになって、ストレスフリーで浪費もせず、大人は勉強をしてより良い仕事を得て、子供は大人を見て自分も勉強するのが当たり前になって、家族協力しあって、仲良しの仲間とも協力しあって、皆で暮らしがよくなっていきます。 仲間内の子供達は年齢バラバラでも一緒に遊んで学んで、影響しあっています。 いくら協力しあっても税金がかかりません。
現金はつかわなくても、子供の教育に自分たちの「時間」と「労力」と「住環境」を投資しています。
企業にお金を払って勉強させるとたくさんお金がかかり、費用を貯金するためにたくさん働いて、その分、子供の勉強に目が行き届かなくなって、効率がどんどん悪くなっていきます。 じゃあこの地域では不利と考えられている「共働きの主婦」はどうしてるかというと、それはまた別記事で。 ちなみに、一点の曇り無く全て何でも上手くいってる人は、この世にひとりもいないと思います。 有名な芸能人も、大金持ちも、博学多才の人も、上流社会の人も、みんな、みんな。 どんな問題も、自分にできる総合最小限の時間と労力と費用で、どんどん片付けていくのみ。
[こうこく]
うちも女の子だったらこんなのを着させたかった!っていう、上品でかわいい服をご紹介。 小さい頃はほんと、写真がたくさん残るから、乳幼児の服は特に悔いのないものを。
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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