ドイツのサラリーマンは年150日以上休むそうです。となると1年間の40%以上が休日。
残業は極めて少なく、この辺りでは17時半〜18時頃から家族そろって夕食が一般的で、休日出勤もまず無いです。 それでも仕事が回って、会社が利益を出すには、時間の圧縮能力が、相当、個人ごとに高いはずです。つまり、社内で自分や誰かの休みが多いと、同時にそれだけ自分たちの首も絞め、時間圧縮の負荷が多くかかるわけで、易しいことではないはずです。(それが社員全員できるなら、他の国でも同じようにできると思います。) 私が見た限りではドイツでも共働きのご夫婦は忙しそうです。圧縮した分で余計に疲労したり、高い能力維持のために新たに勉強したりで、毎日のんきに暮らしている印象はないです。忙しそうでも、オンオフなのかリラックス感もあって、常になんだか幸せそうですけど。
小学校は授業スピードが速く、日本よりも家庭での負担がかなり大きいです。
息子が通う小学校は毎日、昼食前に授業が終わり、個人で自由にできる自宅学習の時間が多くとられているため、親が勉強を見たり私塾へ通うことができなければ、授業についていくのさえ難しそうです。 共働きのご家庭の場合そういうサポートがなかなか難しいのか、この地域では、子供を留年や落第させて年下の子供たちと一緒に勉強させるのが、一般的なようにみえます。(この地域で小学生の留年は悪いことではありません。外国人の異文化です。)
留年の方法をとりたくないご夫婦は、幼児の頃から早巻きで準備しています。
スクールに通って勉強したり、周りの人に面倒を見てもらえるように、子供を育てておきます。 まず、各家庭共通のごく一般的な目安ですが、 「3歳までに、オムツがとれて、自分でトイレに行けて、必要時には椅子に静かに座って先生の話を聞いて、先生の言う通りに習える。」のは、この地域の子供達全員の、必要最低限の関門です。 まずこれがクリアできないと幼稚園(3歳〜)から入学を拒否され、スクールにも通えず、全体の予定が遅れます。共働きの場合は就学前までに他の子供達よりも先行してなるべく余裕をとっておく必要があるため、まず一番最初はこの条件を3歳時で無事クリアしていることが、ひとつの目安になると思います。
「子供らしく」「のびのび」「すくすく」「元気に」など、感覚的で基準が曖昧なことを優先するよりも、論理的に必要な知識や技術を、それに興味をもった子供に、先生か親がどんどん教えていきます。
もちろんバランスが大切ですけどね。 私が受けた印象ですが、ここの一般家庭やスクールで教えていることが、日本のお受験系の幼児教室でやっていることにかなり似ている気がします。どうやら日本の高学歴系(?)教育機関がドイツ系の方法論をかなり参考にしているようなので、実際に小学校はお受験しなくても、そういう教室に通わせると一番手っ取り早くて便利だと思います。 なお、早巻きで教育することは、悪いことではありません。今の自分が、あと10歳若かったら別のチャンスも増えるように、子供にチャンスを増やして人生を楽にしてあげます。 ちなみに、他の人よりゆっくりでも、それも悪いことではありません。 どんなルートだろうと、最終的にチャンスをものにして、楽しい暮らしをするのが私たちのゴールです。
[あとがき]
「一番効果が高く、一番上手くいってると思う方法」は、一番難易度が高いと思いますが、まずそれから近々の更新で書いていきます。更新ごとに徐々に難易度と効果を下げていきますので、できるところからご参加ください。 時間切れにて今日はここまでー。 [こうこく] 今治のタオル、吸収性がすばらしい高品質タオルをつかったスタイ。よだれがたくさん出ちゃう頃の赤ちゃんにぴったり。やわらかいスタイで、ちょいちょい拭けます。 お食事用のスタイと使い分けると便利。スタイは何枚あっても喜ばれるから、ギフトにもおすすめ。
1 コメント
栗子チナ
26/10/2015 22:59:08
このところの怒濤の更新、感謝です!
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