今回の一時帰国を決める前、 ダンナくんに相談した時のこと。 「やっぱり一度、日本に戻らないといけないかも。でも…。」 日本に直接出向いて、しなくちゃいけない問題が次々に出ていて、 それら全てを海外から遠隔で済ますのは難しい。 行くしかない、けど、 息子やダンナくん義父母のことが心配で、 日本でのいろんなことを諦めようか、 でも、それで本当にいいのか、思い悩んでいました。 ダンナくんは私の申し出にもちろんびっくりして 少し困っていたけれど、快諾しくれました。 最初わたしは息子を連れていくつもりでした。 でも連れて行くとほとんど身動きがとれなくなって、それじゃあ意味が無いからと、 「ハイジ単独で日本へ行って滞在期間を短くしよう!」ということになりました。 まさに「予算が全然無い、弾丸海外出張」みたいなかたちで 予定ギュウギュウの、ちょっと不安な強行スケジュール。←(´□`。)マジでキツかった…。 いろいろダンナくんと相談して決めていく中、 もっと上手くやれれば出国前にもっと問題を無くせたんじゃないかと 事態を予想しきれなかった自分の不甲斐なさを痛感して、 「一時帰国して本当にいいんだろうか。 みんなに迷惑かけずに、自分がいろいろ我慢して、 もっといろいろ諦める必要があるんじゃないか?」と自分を責めました。 だって、私がしばらくいなくなるなんて どう考えてもダンナくんが大変すぎる。 3歳児の世話、仕事、通い介護、母国とルールが違う外国暮らし。 (よく誤解されるのだけど、介護は同居していた時のほうが楽でした。 そして、ドイツではダンナくんも外国籍の外国人です。) それでもダンナくんは 「諦めないで。ハイジ、日本に行ってください。」と私を励ましてくれました。 ありがたい。でも、全員乗り越えられるかな。 Uちゃん、ママがいなくても大丈夫かな。 ああ、私のせいだ。 「ごめんね。私、出国までに全部できなかった。 いろいろうまくいかなかった。 大丈夫だと思ってたけど、ダメだった。 しかもまだそんなに時間もたってないのに、一時帰国するだなんて。 迷惑かけてごめんね。本当に、本当に、ごめんね。」 すると、 「ハイジは よくできました! ハイジはがんばりましたよ! じゅうぶん! 全部、準備するは難しいです。 ハイジは よくできましたよ!」 笑顔でそう言われて、私の心に光が射す。 小学校以来に「よくできました」のハンコをもらった気分でした。 家族が味方になってくれて、本当によかった。 この厳しい世の中、減点方式で常に怒られることも珍しくないけど うちの家庭内は加点方式で、本当にありがたかった。 私も、ダンナくんと息子、義父母他、みんなに加点方式でありたい。 いつも家族の味方でいたい。 そして私は息子の見送りに後ろ髪ひかれつつも 期間内に全部こなしてみせるんだと、毎日を必死に過ごしたのでした。 最低限のことは全てクリアして、 出来る限りのことを時間が許す限りこなして、 実父の一周忌も無事に、終えることもできました。 よかった。 諦めないで、本当によかった。 ドイツの空港に迎えに来てくれたダンナくんと息子、
3人で抱きしめあって、 「みんな、がんばりました!よくできました!」 やったー!やったー!と 3人が出来たことを褒めたたえあって、わが家に戻りました。 世界中のどこで暮らそうとも、私にはこの2人がいなくちゃ意味がない。 家族のもとに、一番住みたい。
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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