ドイツアルプス流、チロルアルプス流、それぞれの良さを少しずつ取り入れて、日々精進。
見習い主婦である私のキッチンも、使い勝手が良くなってきました。 下記はお見苦しい手前味噌風ですが、単なるサンプルとして、どうぞお許しを。
最近はうちのクッキングヒーターの前に、ガラス製カッティングボード大小を並べています。
以前はここに、頻繁に使う木製まな板を置いていて、料理している最中には何もない状態だったんですが、今はガラス製のをここに置きっぱなしにしていて、木製まな板を棚から出して使っています。 なぜかというと、飛んだソースや油などの汚れが、壁ではなく、このボードにつくので、「汚れよけ」の役目をしてくれるからです。 汚れるのは手前となるボードの裏側(足つき)のほうだけで、反対側の表はキレイなままです。 「そろそろ洗おうかな~」という状態になったら、私はよく、バタークッキーの準備をします。 棒状で冷蔵しておいて、クッキーを焼く前に、このガラスのカッティングボードでスライスします。 切り終わった後、ボードにバターが結構ベタベタくっついているので、そのまま食洗器に入れます。 (くっつかないように小麦粉を引いてもいいですが、私は引かずに適当にパパッと終わらせます。) それで、壁の汚れを手で拭き掃除する必要もなく、スポンジがバターでギトギトになることもないです。 何かベタベタするものを切るほかに、赤パプリカ、レッドペッパー等、木製まな板だと色移りしそうなものや、 においが移りそうなもの、がんばって洗うようなもの、スポンジが汚れたり臭くなったりするものも、 みんなこのガラス製のボードで切って、食洗器に直行させます。 壁も、木製のまな板も、スポンジも、労力をかけずに、キレイをキープできます。 基本的にこういった考え方で、家事の早業とか、時短術ではなく、家事を減らしていきます。 そもそも、やることが少ない。 汚れよけに使い捨てシートを使うなどのランニングコストもかけずに、問題を排除して、 かかる手作業の労力を、全方面で極力小さくします。 まあ、バタークッキーは包んでいたラップを広げて引いたまま切るっていう手も考えられますが、もしシートの破片が入ったことに気づかずに焼け溶けて混ざったら嫌だなっていうのと、ボード裏側には正方形が整列したデザインが入っているので、それが切る時のガイドラインになって便利だから、なるべく正確に切って厚さをそろえたい、っていうのもあります。 プラスチックボードも食洗器に直行できますが、それだとクッキングヒーターの前には置けないと思うので、この場合はガラス製がベストかなと思います。ガラスだと野菜を切るのは包丁がカチカチして嫌だけど、使い分けしています。 木製との使い分けに慣れると、ガラス製の良さがわかって、便利です。 あ。立てかけていて、ガラスが熱くなるほど調理時間も長くないせいか、火事の心配はしてませんが、日本で天ぷら鍋とか対応できるかどうかはわかりませんので、実践される方はご注意を。 ちなみに、写真にある私のカッティングボードは譲り受けたもので、こちらでももう売っていないようです。 ガラスのボードも使っているご家庭は結構普通で、こんな無地のをよく見かけます。
シンクサイズって言っても、ドイツのシンクサイズかな? 食器は基本手洗いしないから、確かにシンクがこの程度の大きさの家も一般的なイメージ。
ちなみに、私の大きいほうのカッティングボードは、うちの設置型食洗器でもギリギリ入る大きさです。
だからもちろん、使う前に、食洗器の空きスペースも確認しておきます。 他、その日に作る料理・食事で出る洗い物など、全て段取りよく収まるように、事前に頭の中でざっと計画して進めます。 食事を作らない独身の紳士淑女諸君に、子育て主婦の頭の中を簡単な例でご説明すると、 棒状に冷蔵して準備しておいたクッキーを焼こう→オーブンを使う→じゃあ今日はピザを手作りしようかな?→使った食器もこのくらい空きがあれば全部食洗器に入るはず→クッキー焼いてる間にピザのトッピングやろう→ピザ焼いている間は暇だから今日はここを掃除しよう、とかで、別段難しいことではないです。 「入りきらなかった分、食器や道具を手で洗わなくちゃ!」という事態を避けるために、 食洗器に入るものだけの献立、冷蔵庫にある食材などを考えながら、頭の中で料理やお菓子やパンの予定を組み立てます。 気が付けば当たり前のことだったんですが、 逆算して、入る分だけしか使わなかったら、全部入ります。 時間も同じです。 夜遅くまで食洗器を使ったり入浴するのはここのマナー違反なので、何時までにこれを終わらして…とか、時間も逆算。 だから家事という主婦業を残業せず(?)、のんびりする時間を確保できます。 まあ常にいつも完璧にクリアできるわけではなく、予定が狂ったら、「また明日!」です。 以上の方法を、誰かに教えてもらったわけではなく、全部、毎日の中で自分で考えながら、修正していきました。 チロル州の某宅で、ガラス製カッティングボードが置いてあるのは見てはいたのですが、たまたま自分もやってみて、「だからあの場所に置いてあるんだ~~」と後から勝手に納得しました。がしかし本当に同じコンセプトかどうかは確認してません。どっちでもいいことだから。(笑)
私はオーストリア人じゃないし、ドイツ人でもない。食生活も違う。文化も違う。嫌なことが違う。
誰かが既に知っている答えをネットで検索して探そうにも、違う国ともまた事情が違うし、同じドイツでも日本人が多い都会とはいろいろ文化や事情も違って、やっぱり自分で考えるのが一番の自分用です。 (ネット等で参考にできる人が決まっているなら、そこから自分カスタマイズしてもいいんですが、私にはネットをウロウロできる時間の余裕がまだなくて、考えたほうが速いです。ネットサーフィンってあっという間に時間が過ぎるから…。) この土地で、日本人用にカスタマイズするべく、自分の暮らしを、自分の頭で考えながら、自分好みの最適化を進めているわけで、周りの人たちに何を聞くべきかさえもわからず、模索しながらいろいろやってみて気づいたのは、「あれ?改善って、パズルに似てるな……。」ってこと。 暮らしの最適化や、問題の解決は、だいたい、パズルのようなものです。 組み合わせを変える、位置を変える、ぴったりのピースを探す、いらないピースを削除する、などなど。 息子もパズルが上手になってるせいか、「ママ、これあんまり使わないから、納戸に入れたら? そうしたら、このスペースが使えるようになるよ。」などと、提案をしてきます。もちろん息子だけではなく、遊びにくる息子の年上の友達たちも、提案をいろいろ言います。いや、さすがによその子に「納戸に入れなよ」とは言われませんが、アイディアをその都度言われる感じ? 印象だし、うまく言えませんが、「問題→思案→アイディア→試す→クリア!」っていうパズル感を、彼らから感じるんです。 楽しく遊ぶのに何か障害があった時とか、ジグゾーパズルと向かうのと全く同じように、彼らは「う~~ん」って解決方法をひねり出そうとします。私には彼らが黙々とパズルを解いている姿と重なって、「つながってるな~」と勝手に納得しています。 考える子供が、やたらと多い印象です。 そんなに考えもせずに、すぐに、「わかんない!誰か何とかして!」っていうのは、3~4歳とかでしょうか。 大人に聞いてアイディアをもらうのも、またひとつのアイディアですが、自分で考えたほうが自分の好きなように試せるからでしょうか?聞いたことにただ従うよりも、子供には「自分!」があるし、ルール違反以外のチャレンジは叱られないから。 たぶんどこの家でも、「知らなかったルール」も、叱られないはずです。 ルールは教えてもらってから、施行されます。 その上でルールを破ると、ドイツ人ママたちは、まるで隕石が墜落したかのようなド迫力で叱りますが。(笑) 子供たちは毎日、学校の問題だけでなく、いろんな問題を「う~~ん」って考えて、クリアしているように見えます。 大人もいろんなパズルが好きだし、自分の暮らしの問題も、考えて、どんどんクリアしていきます。 「うちはガスコンロで、壁までちょっと距離があるし、同じようにはできない。」 「うちはこんなキッチンじゃないから、できない。」 etc, そこで思考が止まるのではなく、設問に条件が加わっただけで、パズルは続行できます. 方法をそのまま真似をするんじゃなくて、「自分のケースでは、どう合理的に圧縮する?」ってことであり、 家事に限らず、なんでも、です。 毎日の時短術とかじゃなくて、根こそぎ、問題の芽を根絶やし。 それが、欧州アルプス流だと思ってます。(スイス人の友人を見てて、違うけど基本はやっぱり似てるな~と、勝手にスイスアルプスも加えましたwww) 読んでくださる皆さまが欧州アルプス流にならなくてもいいのは至極当然ですが、自分の暮らし最適化を、どんどん進めると、日々の問題がどんどんなくなって、以前よりも楽に暮らせるはずなので、おすすめです。 なお、思考や変化を止めるほうが楽な暮らしなら、それもまた選択自由だったりします。 本当に、みんな好きなように自由に暮らせばいいと思っています。答えはひとつではないから。 私の答えをサンプルとしてブログに書き留めていますが、読み返して見ても大したこと書いてないなーと、とっくにもう出来てた人に読まれてたらと思うと恥ずかしくなったりもしつつ、温かいコメントに励まされながら、ひたすら書き留め続けています。(*´ω`) まー、この外国暮らし。毎日いろんな問題が雨後の筍状態なわけで、自分の頭の上の蠅も追えず、偉そうなことは言えず、 私の人生パズルのトライ&エラー。失敗ばかりでへこたれそうですが、立ち上がるしか道はなく。( ;∀;) あれもできてない、これもできてない、などとギュウギュウに自分を追い詰めるのではなく、休みを自分にあげたり、 穏やかな温泉旅館にいるイメージで「……じゃあ、卓球でもする?」くらいのゆるさで、少しずつ問題を減らそうとしてます。 絶対できない!って思ってたことも、コツコツ解けば、できるようになったりします。 キッチンもここまで整頓できるようになりました。 体を壊さずに、爆発せずに、何事も継続できるのが一番です。 がんばります、ニッポン。 [おすすめ知育玩具] 日本では「箱入り娘」などが有名な、1つのピースを外に出すタイプのパズル。 いろんな車の形で、小さい男の子は大興奮。 こちら日本版は8歳~が対象ですが、うちの息子は5、6才とかで遊んでました。形がかわいいし、私も好きなパズルです。 持ち運びに便利な袋付き。Amazonでは今27%OFF!
[こうこく]
品切れしていた布ナプキンセットも、たくさん再入荷しておりました。 サニタリーショーツは、足の付け根のところの平ゴム部分が、全部布に包まっているので、かゆくならなくていいですよ。
1 コメント
ともとも
6/3/2016 02:54:47
食器手洗い撲滅委員会会員のともともです。
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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