事の発端。
「階下への水漏れ事故」を起こしたのは、実はもうずいぶん前のことです。 ダンナくんが不在だった、ある日。 英語を全く話せない大家さん(おばあさん)が大慌てでうちに来て、ドイツ語で一生懸命、何か緊急事態を私に伝えようとしていました。 聞き取れた単語と、大家さんの必死っぽい空気でピンときて、回っている洗濯機を慌てて見に行ったら、知らないうちに浴室の床は水でいっぱい!! (ll゚◇゚ll) とにかく洗濯機を止めて、蛇口を止めて、大家さんに「ごめんなさい」とドイツ語で何度も平謝りする私。 大家さんは、私の謝罪の言葉に上の空な感じで、そして深刻な顔で言いました。 「あなた、保険、入ってる?」 ほ、保険…? なんの? 謝るだけじゃダメなの…? (´゚Д゚`;)ゝ いま考えれば当然ですが、謝るだけじゃダメです。 もちろん、詫び状も、お詫びの菓子折りもいりません。 アパートメントの修繕費、 及び、 階下の部屋の、水漏れによる破損全部、 実損を全て賠償。 <(ll゚◇゚ll)> お詫びとかの感情論ではなく、 払うものを払って損害を賠償、被害前に現状復帰できれば、しこりもなく明朗解決 d(ゝ∀・)☆な感じです。 さあ、では被害額は誰が払う? それはまず、過失責任が誰にあるかがポイントです。 ●洗濯機の異常により、事故が発生した場合 新品の洗濯機には、製品保証が5年くらいはついているのが、こちらでは普通のようです。 その期限内であれば、製造メーカーに支払いを交渉できます。 ●水道との接続に問題があった場合 洗濯機を設置してくれたのが電気屋などの業者さんであれば、彼らにその落ち度があったから事故が起きたということで、彼らに支払いを交渉できます。 どちらでもなければ、完全に自分の過失責任ということで、契約してる個人賠償保険などを使うことになります。もちろん、何も加入してなければ、全額自腹。 <(ll゚◇゚ll)> で、今回の状況はどうだったかというと… *洗濯機は友人から無料で譲り受けた中古品で、メーカーの保証期間が切れていた。 *浴室への設置は、そういうのが得意な友人、某さんにやってもらった。(無料) *ドイツの個人賠償保険に加入していなかった。(必要性を知らなかった) げふっ! ごほっ、ごほっ… (((((>д<;)))))
ですよねー。ですよねー。
それで、 このままいくと「全額まるまる自腹コース」のところを、気の毒に思われたのか大家さんが加入している保険を一部使わせてもらえて、少し減額してもらえました。 まるまる、より助かりました。 それと幸いだったのが、階下の部屋が大家さんの物置部屋で、たいした破損物がなかったということでしょうか。 最新の大型テレビの破損とかが無くて、ホント、ホントよかったYO!・゜・(PД`q。)・゜・ その後、 保険会社の担当者による現場検証(?)とか修繕の見積り等々でいろんな人が来て、壁や床の修繕自体も終わって、やっとこの証拠品(洗濯機)をどうにかしようということになりました。 何事も日本みたいにテキパキ進行しないし、アポイントもなく突然ふら~っと保険の手続きの人が来たりして、とにかく面倒な日々が終わるまでホント長かったです。その間、自宅で洗濯できなくてとても困りました。 というわけで、うちは速攻で、ドイツの個人賠償保険に入りました。 しかも、新品の有名ドイツメーカーの洗濯機に買い替えました。 もうドイツで階下に水漏れしても大丈夫!(?)。 ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪ 今後、もし友人がドイツに住むことになるとしたら、 *電化製品は保証期間があるものを使うこと。 *保証期限切れの大型電化製品を使うなら、必ずドイツの個人賠償保険に入ること。 今回の経験上、この2つはアドバイスしたいと思います! (>д<;) でも、中古の大型家電をもらうのは懲りましたが、 「電化製品は新品を買ったほうがいい!」とは、私にはあんまり言いきれないです。 なぜかというと、 ドイツの有名メーカーの洗濯機を、普通に新品を買って、 しかも電気屋さんに設置してもらったのに、 その新品は、 なぜか最初から壊れていたからです。。。。 ( ;∀;)マジで。 困って問い合わせた電気屋さんの話だと、今まで彼が経験したことのない不具合で、前代未聞な例らしいです。修理交換どころか、最初は誰も故障を信じてくれなくて弱りました。 洗濯機の表示も、説明書も、ドイツ語だったから、 「使い方、間違ってるんじゃないの?」 ってね。 電気屋さんどころか、ダンナくんも、友人も、親戚も、「新品がそんなはずはない」って 誰も故障を信じてくれないという洗濯機バトル話はそのうちまた。 ブログのネタに困らないね!あははは…はは… ( ;∀;) ←自虐ポジティブ 最終的に、故障を理解してもらえましたが、語学が稚拙だとこういう弊害もあるんですね。 いつまでたっても、ブログのネタは全部書ききれてないです。 ……銀行残高がどんどん減るよりも、ブログのネタに困るほうがずっといいです!(爆) 実際に暮らしてみるといろんなことがありますね。事前に調べる余裕がなくて、事が起きてから「ああ、そうだったのかー」ということばかり。 この本、読んだことはありませんが、サイト説明文にあるドイツ人の性格、「徹底した個人主義のためか、物言いに遠慮がなく、人間関係は非常にクール。」っていう文章に笑っちゃいました。 心温かい人もいるよ!(*´v`*)
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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