幼稚園が一緒のドイツっ子、某ちゃんとユーマは大の仲良し。
某ちゃんも元気で勇敢なやんちゃ坊主で、二人が意気投合したのも納得です。 某ちゃんはそのはじけっぷり全てが愛らしく見える、天使のような外見です。 金髪くるくる巻き毛とりんごのほっぺ、極上のスマイルをする子で、私は迎えに行く度に、「天使だ…。西洋絵画に出てくる天使だ…。」などと、うっとりします。 そんな天使のママは、当然、超ハイクラスの美人です。一般人にしてはあまりにもズバ抜けて美しいから、ファッションショーとかの元モデルかなと思ったくらいです。 彼女はアメリカに住んでいたこともあるから(こんな田舎でも珍しく)英語を話せて、しかも北ドイツ出身だから北ドイツ語(わかりやすい標準ドイツ語)で、しかもオシャレで気さくで明るい、という、私にはもう少女マンガぐらいパーフェクトな人で、まぶしすぎて、話すのがなんだかもう恥ずかしいくらいドギマギします。 天使ちゃんはユーマが大好きだから、「うちに遊びに来て!ユーマはいつ遊びに来てくれるの?」と、いつも聞いてきます。 でも、初めて遊びに行くまで、私の都合により、ずいぶん時間がかかりました。 用事などの都合の面もありますが、一番のネックは、 「ドイツ語と英語で、ユーマ無しで何時間も何を話したらいいの?」っていう恐怖感です。
気さくな優しい人だから、たぶん大丈夫だと思っても、共通点がまだ「子供同士が仲良し」だけの外国人ママ友(になれるかもしれない人)と、外国語で何について話したらいいのか、考えるだけで汗が出そうでした。
お茶を飲みながら話すと、まわりの状況が変わらないで話題だけ変わっていくから、私みたいに正統な語学力が低いと、相手の話を理解するのがかなり難しいんです。 チロル州のコミュニティでは大丈夫なんです。 ダンナくんの親戚だけでなく、友人達もみんな家族みたいだから「会話が下手でも、間違えても、変なことを言っても、絶対嫌われない」っていう安心感があります。 そういう家族的な人たち以外とは、挨拶とちょっとした会話だけだったから、よく知らない誰かと2人っきりでヤウゼするなんて、考えただけで汗だくです。 でも、ユーマと天使ちゃんを一緒に遊ばせてあげたい。(´>ω<|||) せっかくあんなに気の合う友達ができたのに、私がその障害になっちゃ絶対ダメだ…。
ついに意を決して、
初めて天使ちゃんの家へ遊びに行くことにして 教えてもらった住所を、番地を確かめながらウロウロして、 番地の並び的に、それらしい家があって それは、いかにも天使が住んでいそうな、絵本みたいに愛らしい素敵な一軒家で、 でももし間違ってたりして叱られないか、一応、表札の名前を確かめようとしたら その、表札の名前が まさかの ヽ(゚Д゚;)ノ!! シンダール語表記 (lll’□’o)・・・。 なんで??!! はい、意味がわかった人は、仲間です。(v´∀`)ハ(´∀`v) シンダール語って、「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」を書いた、J・R・R・トールキンが開発した人工言語のひとつで、まあ普通の人は知らないはずです。 トールキンは言語学が好きすぎて、自ら約15の人工言語を作ったそうですが、シンダール語はその中でも有名なやつです。でも、それで表札に家族の名前を書いちゃう?!みたいな。(笑) おうちの中は案の定、ポスターや装飾等々で完全にトールキンの世界。 夫婦共に、トールキンがすんごく好きなんですって。 あの表札が、彼らのことを示す暗号のように思えました。 ユーマたちが「ぶんぶーん、ぶーん!」とか盛り上がって遊んでいる間、 ご主人も帰宅して、二人からたくさん話を聞きました。 映画みたいな本気の仮装をして、4日間泊まりがけで戦う「ConQuest」というドイツのイベントに、今年(2012年)も参加したんだー、とか、私の知らないディープな世界をいろいろ教えてくれました。 どんなことを話したらいいのかな?なんて最初不安に思ってたなんて笑っちゃうくらい、 これがその時の剣、これがその時の写真、とか話が尽きない。(笑)
真面目にこんなことを全力で楽しむ大人バンザイ。
子連れもOKのプログラムもあったので、私も興味津々。 (子連れプログラムは以前、公式サイトを見た記憶です。なぜか今、アクセスできなくて再確認できないです。) それにしても、ユーマが仲良くなる友達は、やっぱりそういうおもしろいご両親の子供なのだわー、みたいな気持ち。おもしろい子と仲良くなってくれてありがとう。 もちろん今年2013年も開催されます。 ダンナくんに「ConQuest、機会があったら私も行ってみたい…」って言ったら、「本気ですか?!」って言われました。(笑)
1 コメント
おてもと
19/1/2013 07:40:07
ハイジさま、ぜひ、おうちに
返信
あなたのコメントは承認後に投稿されます。
返信を残す |
このサイトに掲載されている、全てのイラスト・写真・画像の無断転載・複製を固く禁じます。(文章についても、引用の範囲を越えた無断転載や、出典を明らかにしていない引用及び、当サイトへのリンク無しの引用も、固く禁じます。)
AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
7月 2024
|