Alpen Hausfrau
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ドイツで初めてのママ友。その美しいドイツ人ママが書いて教えてくれた、意外な暗号。

16/1/2013

1 コメント

 
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幼稚園が一緒のドイツっ子、某ちゃんとユーマは大の仲良し。
某ちゃんも元気で勇敢なやんちゃ坊主で、二人が意気投合したのも納得です。

某ちゃんはそのはじけっぷり全てが愛らしく見える、天使のような外見です。
金髪くるくる巻き毛とりんごのほっぺ、極上のスマイルをする子で、私は迎えに行く度に、「天使だ…。西洋絵画に出てくる天使だ…。」などと、うっとりします。


そんな天使のママは、当然、超ハイクラスの美人です。一般人にしてはあまりにもズバ抜けて美しいから、ファッションショーとかの元モデルかなと思ったくらいです。

彼女はアメリカに住んでいたこともあるから(こんな田舎でも珍しく)英語を話せて、しかも北ドイツ出身だから北ドイツ語(わかりやすい標準ドイツ語)で、しかもオシャレで気さくで明るい、という、私にはもう少女マンガぐらいパーフェクトな人で、まぶしすぎて、話すのがなんだかもう恥ずかしいくらいドギマギします。


天使ちゃんはユーマが大好きだから、「うちに遊びに来て!ユーマはいつ遊びに来てくれるの?」と、いつも聞いてきます。
でも、初めて遊びに行くまで、私の都合により、ずいぶん時間がかかりました。

用事などの都合の面もありますが、一番のネックは、
「ドイツ語と英語で、ユーマ無しで何時間も何を話したらいいの?」っていう恐怖感です。

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気さくな優しい人だから、たぶん大丈夫だと思っても、共通点がまだ「子供同士が仲良し」だけの外国人ママ友(になれるかもしれない人)と、外国語で何について話したらいいのか、考えるだけで汗が出そうでした。

お茶を飲みながら話すと、まわりの状況が変わらないで話題だけ変わっていくから、私みたいに正統な語学力が低いと、相手の話を理解するのがかなり難しいんです。

チロル州のコミュニティでは大丈夫なんです。
ダンナくんの親戚だけでなく、友人達もみんな家族みたいだから「会話が下手でも、間違えても、変なことを言っても、絶対嫌われない」っていう安心感があります。
そういう家族的な人たち以外とは、挨拶とちょっとした会話だけだったから、よく知らない誰かと2人っきりでヤウゼするなんて、考えただけで汗だくです。


でも、ユーマと天使ちゃんを一緒に遊ばせてあげたい。(´>ω<|||)
せっかくあんなに気の合う友達ができたのに、私がその障害になっちゃ絶対ダメだ…。

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ついに意を決して、
初めて天使ちゃんの家へ遊びに行くことにして

教えてもらった住所を、番地を確かめながらウロウロして、
番地の並び的に、それらしい家があって

それは、いかにも天使が住んでいそうな、絵本みたいに愛らしい素敵な一軒家で、
でももし間違ってたりして叱られないか、一応、表札の名前を確かめようとしたら


その、表札の名前が




まさかの





ヽ(゚Д゚;)ノ!!




シンダール語表記 (lll’□’o)・・・。

なんで??!!

はい、意味がわかった人は、仲間です。(v´∀`)ハ(´∀`v)


シンダール語って、「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」を書いた、J・R・R・トールキンが開発した人工言語のひとつで、まあ普通の人は知らないはずです。

トールキンは言語学が好きすぎて、自ら約15の人工言語を作ったそうですが、シンダール語はその中でも有名なやつです。でも、それで表札に家族の名前を書いちゃう?!みたいな。(笑)


おうちの中は案の定、ポスターや装飾等々で完全にトールキンの世界。
夫婦共に、トールキンがすんごく好きなんですって。
あの表札が、彼らのことを示す暗号のように思えました。

ユーマたちが「ぶんぶーん、ぶーん!」とか盛り上がって遊んでいる間、
ご主人も帰宅して、二人からたくさん話を聞きました。


映画みたいな本気の仮装をして、4日間泊まりがけで戦う「ConQuest」というドイツのイベントに、今年(2012年)も参加したんだー、とか、私の知らないディープな世界をいろいろ教えてくれました。

どんなことを話したらいいのかな?なんて最初不安に思ってたなんて笑っちゃうくらい、
これがその時の剣、これがその時の写真、とか話が尽きない。(笑)

真面目にこんなことを全力で楽しむ大人バンザイ。
子連れもOKのプログラムもあったので、私も興味津々。
(子連れプログラムは以前、公式サイトを見た記憶です。なぜか今、アクセスできなくて再確認できないです。)

それにしても、ユーマが仲良くなる友達は、やっぱりそういうおもしろいご両親の子供なのだわー、みたいな気持ち。おもしろい子と仲良くなってくれてありがとう。

もちろん今年2013年も開催されます。
ダンナくんに「ConQuest、機会があったら私も行ってみたい…」って言ったら、「本気ですか?!」って言われました。(笑)



1 コメント
おてもと
19/1/2013 07:40:07

ハイジさま、ぜひ、おうちに
〜リヴェンデル RIVENDELL〜
という表札をおかけください。

我慢できず、ついコメしてしまいました!
失礼しました。

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    Author

    AlpenHausfrau Heidi
    アルプスの主婦ハイジ

    ドイツかオーストリアあたりをウロウロしている主婦。絵を描くこと、文章を書くことが好き。一児の母。


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