Alpen Hausfrau
  • Home
  • About
  • Diary
  • comics
  • Photo
  • Favorite
  • Shop
  • Contact

厳しい外国のおばあさんに、褒める育児について聞いてみた。

7/5/2013

5 コメント

 
Picture
チロル州の、ばあさま達に聞いてみたことがあります。


(´・ω・`)
「日本では、子供達にダメと言わない育児が人気あるんです。
叱らないで、何をしても全部ほめるやり方なんです。」



皆がどう反応するのか興味があって、どう思うか聞いてみました。

すると、



全員が、悲しそうに言いました。

Picture
「それじゃあ、いったい誰が、

何が悪いことなのか、こどもに教えてあげられるの?」



その子供の人生に、
基準が確立されないことを心配しているようでした。



おばあさん達の言葉でふと思いついて
私は言いました。


(´・ω・`)
「学校で人の物を隠す子供がいて、その親に注意をしたら、
"隠されるほうが悪い。"と言っていた、という実話を、友人から聞きました。

先生に、"うちは褒める育児をしてるんで、先生も褒めてあげてくださいね"、と。

もしかすると、教えてあげる立場の親も、
何が悪いことなのか、わからなくなっているのかもしれません。」



おばあさん達は、それはそうなるはずよ、と悲しそうに
ただただ、首を横に振っていました。


Picture
最初は、
「自分の子供は常に悪くなくて、常に他が悪い」と主張する親は、
特殊な例かと思っていたのですが、
友達が遭遇する実例を聞くにつれて、
最近の日本ではあまり珍しいことでもない気がしています。


もしかすると、


幼児の頃からずっと善悪ひっくり返してでも全て褒めることを、
大人は長い期間、肯定して言い続けることで、

「常に他者が悪い」という洗脳を自分にしてしまうのかもしれない、

それで大人も善悪がわからなくなるのかもしれない、と仮説を立ててみて、
褒める育児をしている人数の多さにちょっと怖くなりました。


Picture

外国のおばあさん達にとっては遠い国の事のことで、
恐らくすぐに忘れるだろうし、どう思ってくれてもいいのですが、
私にとって、善悪を子供に教えないことは悲しいことです。

友達に意地悪しても、それを親がほめるなら、
その基準はきっと子供の人生を左右するだろうからです。


誰がどういう方針だろうとも、
息子が友達に意地悪したら、私は叱ります。


まず第一に、私たち大人がしっかりしなくては。

自分がいつの間にかブレないように気をつけなくては。
何度もそう思いました。



5 コメント
はな
7/5/2013 17:13:49

ハイジさんは、今日本でよく言われている褒める育児の本をきちんと読んだことはありますか?
それらの本の多くには、悪いことをした時はきちんと叱るべきと書いてあると思います。
そういうことを言う親がいることは事実ですが、
「全部褒めればいい」ということがそれほど日本で浸透しているとは思えません。
少なくとも私の周りでは褒める「だけ」の育児をしている人はいません。
どちらかというと褒める文化ではないから、
話題になりやすいだけかな?と思います。

私には褒めるだけの育児なんてできませーん。笑

返信
yasu
8/5/2013 02:50:03

そうですね、はなさんのおっしゃるように、「褒める育児」というのは「褒めて認めて、自己肯定感を高めよう」ということに重点を置いているものの、褒めるだけで良い、と言っているわけではないし、うちの子供は小学校低学年ですがそんな恐ろしい育児している方は周囲にはいませんね。
ハイジさんが聞かれた例は特殊で、巷に言われる「モンスターペアレンツ」ではないでしょうか。
ただ、日本では、他人の子を叱る、ということはなかなか難しいです。
悪いことをしたとき、お行儀が悪いときにぴしっと叱ってくれるお年寄りが周囲にいるって、羨ましいです。

返信
hotaruishi
8/5/2013 07:31:56

異常な親はきっと世界中まんべんなくいると思います。
きっと自分の子育てを批判されたと感じ、自尊心が低く、他者からの刺激に過剰に反応する方だったんでしょう。

きっと褒めると脳に良い影響を及ぼすという番組があったからなのかなぁと思いました。

叱るのも褒めるのもどちらも必要で、叱るというより善悪を考えさせる、反省させる物言いが大事だと思います。
論理的で冷静で、ハートのこもった叱り方がいいなと思うのです。
親子は徹底的に議論すべきだと思うんです。
その為には親も勉強しないとですね。

まだ未婚で予定もないですが、考えさせられる記事でした。

返信
まる
8/5/2013 10:55:44

確かに、善悪をきちっと教えられない人は沢山いますよね。
いじめっ子の親が、「うちの子は悪くない!いじめられる方が悪い。」と言ったり、クラスの担任が自己保身の為に「キミはいじめられてなんかいない。いじめられたとか騒いで、みんなに迷惑をかけた。だから謝りなさい。」って言ったり。

私はまだ子供はいませんが、いつかできたら、ハイジさんご夫婦のようにしっかりと善悪を教えていきたいなぁと思ってます。

返信
桜並木 link
16/5/2013 02:28:56

こんにちは、桜並木といいます。
いつもハイジさんのブログを楽しく拝見してます。

さて、私には婚約者がいるのですが、前妻との間に10代男の子二人子供がいます。
婚約者の教育方針はとても厳しいです。軍隊なみです。
男の子ということもあり、嘘をついたり、さぼったり、反抗した時は、
閻魔のように怒り、木の棒で頭以外の所を殴りつけてます。
そのかわり、しょっちゅう抱きしめてキスをしたり、
愛しているよmyboyとか言ってます。
厳しく躾ける反面、普段の愛情表現をしっかりすることで、
親子の信頼関係がしっかりあるように思います。

言い忘れましたが、婚約者はモロッコ人です。
怒ると震えるほど怖いです。

返信

あなたのコメントは承認後に投稿されます。


返信を残す


    Picture

    このサイトに掲載されている、全てのイラスト・写真・画像の無断転載・複製を固く禁じます。(文章についても、引用の範囲を越えた無断転載や、出典を明らかにしていない引用及び、当サイトへのリンク無しの引用も、固く禁じます。)

    Author

    AlpenHausfrau Heidi
    アルプスの主婦ハイジ

    ドイツかオーストリアあたりをウロウロしている主婦。絵を描くこと、文章を書くことが好き。一児の母。


    ■免責事項
    当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。

    Archives

    7月 2024
    6月 2024
    7月 2020
    1月 2019
    8月 2018
    4月 2018
    3月 2018
    9月 2017
    7月 2017
    1月 2017
    12月 2016
    10月 2016
    5月 2016
    4月 2016
    3月 2016
    2月 2016
    1月 2016
    11月 2015
    10月 2015
    9月 2015
    8月 2015
    7月 2015
    6月 2015
    4月 2015
    3月 2015
    11月 2014
    10月 2014
    9月 2014
    8月 2014
    7月 2014
    6月 2014
    5月 2014
    4月 2014
    12月 2013
    11月 2013
    10月 2013
    9月 2013
    8月 2013
    7月 2013
    6月 2013
    5月 2013
    4月 2013
    3月 2013
    2月 2013
    1月 2013
    12月 2012
    11月 2012
    10月 2012
    9月 2012
    7月 2012
    6月 2012
    5月 2012
    4月 2012
    3月 2012
    2月 2012
    1月 2012
    12月 2011

    RSSフィード

のシステムを使用 カスタマイズできるテンプレートで世界唯一のウェブサイトを作成できます。
  • Home
  • About
  • Diary
  • comics
  • Photo
  • Favorite
  • Shop
  • Contact