同テーマ、前回書いたこと。
「家庭内の日常会話を全て英語にして、保育園や幼稚園などで居住国の言語を覚えると、特別な費用がかからずバイリンガルになれる」という話でしたが、 「日本でそんなことできる家庭なら、もうとっくにやってるはず、って思ってましたが、だんだん、誰でもできるはずと思えてきました。」の箇所、今回はその補足です。 なぜ、「誰でもできるはず」って思い直したか、理由を書いておきます。
共働きだと毎日どうしても時間がなく、特に平日の朝夕は嵐のように、送迎、食事、入浴、就寝、と進み、子供との会話で使われる言葉の種類は限られてくるはずです。つまり、ある程度は定型文が使えるはずです。
例えば、飛行機機内で使う英語は、かなり限定されています。狭い空間で、限定された行動だと、使う文法や語彙が少なくてすみます。 だから、忙しければ忙しいほど会話の内容が限られて、誰でも家庭内では英語でいけるなと思った訳です。 忙しいからこそ英語にできる、ともいえるかも、って。 逆に言うと、それができるようになると語彙を増やすためには違うことをする必要がでてきますが、まずは忙しい日常の定型文からです。
自分の発音を子供に教えて大丈夫なのか気になるかもしれませんが、ひどい訛りや間違った文法でも堂々と話してる外国人はたくさんいるので、自分の発音の優劣については、あんまり考えないでいいと思います。(正確な発音はCD等で教えられます。)
最初は気恥ずかしいかもしれませんが、少し練習した程度でバンバン話していいと思います。 もし、自分の発音が外国人に伝わらないひどいレベルだったとしても、 「あなた私の英語わからないの? ったく、困ったヤツ。(・д・)チッ。」くらいのハートでいいです。 ↑ (訛ってる外国人たちは全員こんな感じ。完全に間違えてても、なぜか堂々としています。) 英語が母国語の人だって、すんごい訛ってる人もいます。 公用語が英語の国でも、アフリカとかだともう訛りという範疇を超えていて、ネイティブでも全くさっぱりわからないらしいです。 というか、私たち日本人が漢字を間違えて覚えてたりすることもあるように、英語を間違って覚えてるネイティブもいっぱいいます。 そんなことよりも、 「正確な発音じゃないと恥ずかしい。」ということを、子供に教えないほうがいいです。 親が恥ずかしがっていると、子供は「これは恥ずかしいことなんだ。」と覚えます。 親が恥ずかしがらずにコミュニケーションしていると、子供もそれが当たり前になって、物怖じしなくなるようです。(うちの息子の怖いものなしは天然ぽいですが。) 私が「R」の発音ができないのはもうほぼ諦めて、「レディーはレディーです。」などと新喜劇方面を目指してます。キリッ。 ( ;∀;) 「で、でも私は恥ずかしいから、じゃあ、子供の前で英語を話す機会自体をつくらない!」 という方向に行く人もいるかもですが、子供はよく見ているので「英語は難しいから、なるべく避けたほうが無難。」ということを教えるようなものなので、それもやめたほうがいいと思います。 要するに、英語は特別な言語じゃない、難しい言語じゃない、日常的に使う便利な言葉なんだ、ってことを幼いうちに教えるのがいいかなと。実際、他言語を勉強してみると、英語のシンプルさがありがたく思えたりします。 英語が母国語じゃない人たちに、どう英語を勉強したのかいろいろ聞いたりしたんですが、ほとんどの人が英会話学校とかに通わず、普通の学校授業+独学で勉強して、いきなり仕事につかっている人ばかりでした。使っていくうちに、上手になる。英語勉強に有利な言語圏以外の人たちも同じ。 学校に通わなくてもできます。家族みんなで使えば良いです。 親が日常的に使うことが、子供に一番効果があるので、時間がないご家庭には特におすすめ。
などと偉そうなことを書きつつ、己の頭の上のハエを追うことに毎日必死……( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽ
ドイツ語を避けて拙い英語で切り抜けることも多々ですが、息子はドイツ語に苦手意識がないので、それは助かってます。 もともと語学勉強に興味がないのに、この年齢で英語とドイツ語を同時に練習していくのはかなり涙目ですが、しかし自分で決めた道。やらねばなりません。 「外国で暮らせば、当然、外国語が自然に会得できる。」だなんて幻想は、海外に住んだことがないから事情を知らないというよりも、ヨーロッパのニュースをここ数年全然読んでない人なんだなと、受け止めるようになりました。私も読むニュースは偏ってるから、悪意がなければスルー。あれば話題に関係なく、距離をとるのがお互いのため。 移民たちの言葉の問題で苦しんでいる国々の政治家にも「移民たちも暮せば自然に言葉が覚えられるからいいですね。」って言ってあげればいい。自然に覚えられるんだったら、日本の義務教育も国語の授業なんて廃止すればいい。もし本当にそうなら、そう思うんです。 ていうか、海外で生き残るには、語学(ドイツ語と英語)の勉強だけじゃ足りないから、実質、受験生の追い込み合宿みたいな暮らしです。まさかこんなことになるとは、人生ってわからないものですね。 良い部分に目を向けて楽しんではいますが、自分一人だけの問題なら日本に帰りたい。しょうゆうこと。
[こうこく]
ゆず湯の香りもぴったりな季節になり、大小どちらのゆず湯パックもたくさん入荷されています。 こちらアルプスではもう初雪が少し降りました。屋根に少し積もった雪が太陽の熱で溶かされて、もうもうと湯気があがっていて、温泉のよう。穀物コーヒーも入荷してまーす。
1 コメント
のーの
13/11/2015 23:30:34
こんにちは、今日も興味深く拝読しています。
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