息子が今まで出席したこちらの誕生日パーティーは、映画に出てくるような豪華さで、演出も凝った家が多かったです。出席者たちへの招待状の準備から始まって、一か月前くらいから準備する家もあります。
海賊の旗がたなびいている家はほぼ間違いなく、幼い男の子の誕生日パーティーが行われています。(普段は州旗を掲げている個人宅。)
両親もパーティーに合わせて仮装したり。さすがというか、平日でもパパは有休参加ww。
家族のあったかさに感心しながら、息子に何にもしてあげられない自分が当時ふがいなく…。(つд⊂) 私は当時ゲホゲホ咳痰が酷くて、とてもじゃないけど人様の子供達をたくさん呼ぶようなパーティーをしてあげられなくて、今年こそはと、息子7歳の誕生日パーティーをしたんです。そういうの喜んでくれるギリギリの年齢になんとか間に合いました。 庭でパーティーできるか、それとも雨で室内になるか、かなり微妙だった天気予報で、どちらの準備もできるほど予算もなくて、最初は頭を抱えました。 (居住者共用の)庭なら滑り台や、テーブルやベンチがあるから、庭のほうなら人数が多くても大丈夫。でも雨で室内になったら、飾りどころか椅子が全く足りません。 苦肉の策で、テーブルに芝生プリントの大きなテーブルクロスを引いて、チロルの家からガーデン用の(外庭用の)椅子をたくさん持ってきて並べました。つまり、室内でガーデンパーティー! もし雨が降らずに外の庭開催になっても、椅子は絶対足りるはずだし、一石二鳥。
7のケーキは、息子が一番大好きなニンジンケーキ。
結局、小雨が降って室内で開催したのですが、旦那君のお祖母さん譲りの古いアンティークシャンデリアと、芝生やガーデンチェアーや紙皿・紙コップなどとのアンバランスさが、狙って異空間の演出をしたような雰囲気で、予算がない感をかき消してくれた気がします。(笑) テーブルの面積は存在感が大きいため、芝生のクロスを引くと異空間の主役になってくれて、とっても重宝しています。シャンデリアなんか無くても、リビングが庭になっている演出は、常識をひっくり返した面白さがあるから、いつか日本で暮らすようになっても使うと思います。 日本でも売ってるのかなと楽天で検索したら、使えそうな布がありました。お昼寝アートにも使えそうですね。
主役のケーキはマシュマロフォンダンで作ったレゴブロックケーキだったんですが (*Ü*)「今度、マシュマロフォンダンで、主役のバースデーケーキを作るつもりなんだー。初挑戦~♪」などと、友達(ドイツ人主婦)とお茶しながらおしゃべりしてたら、彼女の顔が深刻な顔になって、(°⊆°)「い、一緒に作ろうか?」と申し出てくれて二人で作ったんですけどね、もしあの時話題にせず彼女に手伝ってもらってなかったら……たぶん、えらいことになってました。(*'ω'*)ぷぷぷ。 一番テクニックが必要そうな大面積のコーティングはもちろん友達がやってくれて、そりゃあもう美しくキレイに仕上がりました。が、私が作ったマシュマロフォンダンのレゴブロック人形が、……ほぼ、おにぎり。(笑) 粘土の立体構成のイメージで、粉砂糖使いながら細かい細工もできるかなと高を括っていたら、全然違ったw。粉砂糖を使うと白色が変に混じるし、自分がただの幼児と化して、結果がほぼ、おにぎり。(*'ω'*)ぷぷ。 お菓子作りが上手な人達のブログだと、皆すごく簡単そうに次の写真で「完成!」ってなって、初心者の場合の苦難を全然気づかず、今回もし友達の気遣いがなかったらニンジンケーキ1個だけになってたはずです。(笑) ![]()
いろんなことをがんばったけど、スポンジケーキがうまくふくれなくて何個も焼き直したり、おにぎりレゴとか、いろいろ上手くいかず、間違えて涙目になったりもしたけれど、子供たちの楽しいパーティーは無事に終了。よかったー(/_;)
わからないことばかりの私たちの悪戦苦闘の日々をよく知っている友達、ケーキを手伝ってくれた友達が、「よくできました!」って、褒めてくれました。(ドイツとオーストリアは国が違います。国民が同じたった一つの習慣や知識を持っているわけでもないです。念のため。) ドイツ人ママみたいに上手くできなかったな…って息子に申し訳ない気持ちもあったから、その一言がうれしかったし、気づいてくれた友達がいてくれてうれしかった。ありがたい…。 またひとつ、ずっとやりたかったことができました。 これを書いている横で息子がパソコン画面の写真を見て「楽しかった」と言ってくれました。 それと皆さま、息子の誕生日の記事へのお祝いコメント、ありがとうございました。 「赤ちゃんの頃からブログを読んでくれてる人たちが、7歳おめでとうって。もう7歳で驚いたって。」みたいな感じに息子に伝えたら、遠くで自分のことを思ってくれる人たちがいること、その存在が嬉しそうに、そして小さな男の子らしく少し恥ずかしそうに、ニコニコとしておりました。
[食器手洗い撲滅委員会]
またひとつのご家庭の背中を押すことができました。本当に、本当に、うれしいです。書いてよかった(/_;)。次の背中のご参考のために、コメントが書かれた記事から下記を転載します。 我が家も卓上タイプの食洗機導入しました!!
ご報告ありがとうございました!委員長は感無量です。(つд`。)・。
うちは離乳食が終わってからの導入でその辺の考慮は全く気づきませんでした(汗)。なるほどです。酸素系漂白剤って衣類洗濯のイメージが強かったけれど、食器にも使えるとは知りませんでした!購入者レビューを読んでも驚くことばかり。用途いろいろ。
「家族みんな一緒に楽しく暮らす」がテーマの私にとって、ママが一人で食器洗いしていて、子供や旦那さんがテレビを見ているというのは、異様なことなんです。年に一度の家族イベントでパパが道端で寝ていることも同様に。
もし、自分の娘や息子が大人になってそんな目にあっている、と置き換えて考えるとわかりやすいと思うんですが、そんなこととても親として許せないですよ。 「ママ(パパ)一人で家事をしているのが当たり前。他の家族はみんなテレビやスマホを見ている。」という幼少期を過ごすと、それが子供の「常識」になります。子供の頃に植え付けられた常識は、体が大きくなっても違和感を感じません。 「ママ一人に家事をさせて、自分たちはテレビやスマホを見ることに違和感がない」10代、大人、配偶者になる確率が上がると思っています。私はそんな家族のよくある風景をぶっ壊したいんです。 どうしても食洗器がまだ導入できないなら、交代制とか当番制じゃなくて、 子供が幼いうちは食器手洗いするなら、全員同時に、家の掃除をする!(`ヘ´)ノ 食器洗い機は贅沢品じゃない!作業を減らすだけじゃなく、家族全員の意識にかかわる問題なのよー! ご近所の格安家電ショップでも何でもいいので、ぜひ、食器洗い機の導入をご検討ください。 食器手洗い機撲滅委員会 委員長
[こうこく]
売り切れてしまった秋冬商品たちが再入荷されましたー!高級オーガニックコットンベロアのドレスと、モール糸帽子は、今季最後の入荷になるそうです。つまりこの品切れ後は来年の秋です。 定番人気商品も再入荷されてます!
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小学校は秋休み。
多くの子供たちが旅行へと町から姿が消え、今年のハロウィンも誰も仮装せず、でした。 高速道路は混んでいるだろうし、うちは地元でのんびり。 観光客が去った、季節外れの場所が好き。 これはチロル州にある有名観光地、アッヘン湖(Achensee)。結構前で、夏の終わりの写真。東京感覚で言うと秋の始まりくらいの気温でした。
果てしなく穏やか。
誰でも入れる無料の公園なので、家族連れや夫婦などが気軽にちょっと来てピクニックしたり、日光浴したり、散歩したり、ジョギングしたり、のんびり。
湖の周りにいた家畜たちも相変わらずゴロゴロゆったり暮らしています。
この子牛が眺めていた景色、反対側の湖はどんな感じかというと…
湖がキラキラとしていました。これがここでごく普通な、家畜たちの暮らし。
自然が多いと体が楽で、人間も動物なんだよなと思ったりします。 この暮らしやすいチロル州を知っていながら都会へ行く人たちは、都会でしかできない仕事がしたかったり、良い仕事が確保できなかったりで、引換としてミュンヘンやウィーンなど都会に行くイメージです。 都会は国際的すぎて、人も車も多すぎて、私ですら訪れるだけでしんどいです。私の友人たちは日常的に勉強を続けている人が多いんですが、仕事が少ない田舎で良い仕事を得るには、やっぱり能力を高めないと暮らせないかもしれません。
見ている限り、たぶん田舎と都会の人生の創り方は、根本から違います。
昔は大手マスコミが大多数向けに、大都市を基準に教育方法や人生の指南などを常に発信していたため、都会での必勝法が日本では一般常識になった気がします。都会と田舎では生き残り方が違うのに、都会で人生を創り上げていったために、田舎に戻れる確率が減っていったような。 チロル州の子供たちは、学歴の有利不利を合理的に考慮した上で進学しているようです。 かなり若いうちに頭脳が高性能になれれば、大卒になるまでの時間が惜しくなるだけで、自分に大卒のラベルをつける合理的理由もないです。人生も質実剛健。他人の評価とか、見栄とか、ここでは全く無効。 10代のうちに試行錯誤して、20才位で人生の土台が大枠完成するようです。
時間を圧縮しているから、日本の大卒30才くらいの分別と職歴と貯金を持ちながら、まだたったの20才。
これ、本当に大きなアドバンテージなんです。30才の頭脳と貯金を持った20才なら、まだ何だってできるし、楽に出産も子育てもできるし、何人も産んで専業主婦して育てても復職可。 牧歌的な田舎でありながら、まるでユーリカのようなコミュニティで暮らして、「ゆっくり大人になる」ことの残酷さを知った私。私は無駄に年ばかりとってきたから、田舎での攻略法を調べたり考えたりしています。目からウロコな事例ばかり。でも真似しようとして真似できることではなく、まず能力を高めないと、みたいな。
田舎式の良さを知ったとはいえ、良い大学を目指す都会式のレールから外れるリスクも知ってるから、息子はどっちに転んでもいいように、日本の小学生たちの半分の学習時間で、日本の難関中学卒業レベルを15才までに進めたいなと、今のところ思ってます。
日本の公立小学校の教科書を入手しましたが、家庭で教えるような内容がかなり入っていたし、朝礼や思い出イベント系など諸々で全体の半分の時間が学童保育?っぽいので、そういうのは(ドイツの学校には無いので)省略して、進学塾や中高一貫校のペースを小学生から進める感じです。で、残り半分の時間は自由な遊びに。ドイツ的メリハリ。 クルクルパーな私が思うに、東大理3ママの手法はもう古いです。実際、彼らが小学生だった頃はもうずいぶん昔で、状況は急激に変わりました。でも日本の小学校の必須項目は強制的に学童保育が入ってるようなものだから、下校後は自宅で一定の時間しっかり勉強したほうがいいとは思います。 15才って日本だとまだ子供のイメージですが、こちらでは18才が成人年齢なんで、もうすぐ法的に成人になるのが近い年齢です。 ここの16才位でだいたい日本の高卒くらいのイメージでしょうか。だからここでは中卒くらいの年齢でインターン+専門学校(会計士、パティシエ、等)に進学するのはごく普通の感じです。(都会は移民が多くて事情が違うようですが。) だから20才位で濃厚な5年程の職歴と、国家資格と、貯金があって普通。日本で大卒や大学院卒になって学業と全然違う就職をして、コピーや電話とりなどの雑用から始めて7年位すると30才前後になるわけですが、だいたい同じくらいな印象だったのも年齢計算が合います。 マイスター制がない日本で同じ選択はできませんが、頭脳だけ早く鍛えるのは日本でもできます。今後コンピューターにどんどん仕事を奪われるのは明白なので、もし大卒ホワイトカラー仕事の人生を目指すなら、今以上の「一握り」に入らないと、15年後はどこの国でもかなり厳しいと思います。 息子はここのスピードに合わせていますが、7才でもうだいたい9才くらいの印象です。親から巣立つ時が刻一刻と近づいて少し寂しくもありますが、全ては息子が楽に暮らしていけるように、ここの常識に沿って日々備えるばかりです。 私が想定しているゴール、将来の息子の暮らし。 ↓
[こうこく]
2015年新作が続々入荷しております。ケーキの帽子とマフラーが超かわいい! 右のオーガニックコットン+ラメの帽子は、シックなおしゃれ感があって、シンプル好きのママにもおすすめです。 |
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AuthorAlpenHausfrau Heidi ■免責事項 当サイトに掲載された記事情報及び意見や見解は、個人の感想レベルであり、その内容について何ら保証しません。情報の間違いなどに対して一切の責任を負いませんのでご了承下さい。 Archives
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